新アラビア夜話

新アラビア夜話

理由なき自殺願望者が集うロンドンの夜。クリームタルトを持った若者に導かれ、「自殺クラブ」に乗り込んだボヘミアの王子フロリゼルが見たのは、奇怪な死のゲームだった。美しい「ラージャのダイヤモンド」をめぐる冒険譚を含む、世にも不思議な七つの物語集。『宝島』『ジーキル博士とハイド氏』の著者スティーヴンスンが書いた19世紀ロンドン版「アラビアンナイト」!

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新アラビア夜話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    宝島を書き、ジキルとハイドを書き、自殺クラブを書いたということでスチーブンスンの天才ぶりがわかる。ヴィクトリア朝のロンドンの夜、クリームタルトを配る若者に連れられてきた自殺願望者の集まる自殺クラブに乗り込んだボヘミア王子フロリゼルの無茶苦茶な冒険談。アランビアンナイトのように話は別の話に広がって7つ

    0
    2022年05月10日

    Posted by ブクログ

    著者は「宝島」「ジキルとハイドなど」のスティーヴンスン。
    悪漢が闊歩するヴィクトリア朝ロンドンで、ボヘミアの魅力的な王子フロリゼルと、忠臣ジェラルディーン大佐の冒険譚です。
    しかし…この作者は、スティーブンソン、スチーブンソン、スティーヴンソン、スティーヴンスン。。などなど翻訳者さんにより表記が違う

    0
    2022年05月10日

    Posted by ブクログ

    19世紀のロンドンを舞台に、アラビアンナイトを下敷にして書かれた物語集。自殺クラブから始まり、ボヘミアのフロリゼル王子が関わる一本の大きな物語が、いくつもの短編で紡がれていく。
    最初は一体何の関係があるの?という物語でも、少し読み進めると、あーここに繋がるのか!という感じ。
    あとがきにもあったが、1

    0
    2021年12月19日

    Posted by ブクログ

    『自殺クラブ』3篇『ラージャのダイヤモンド』4篇の二部構成で、各篇のメインキャラクターは異なっているがボヘミアのフロリゼル王子がストーリーに絡む。「これで(とわがアラビア人の著者は言う)「~の話」は終わる」と各章は締めくくられる。最初よくわからず?となったが、読み直してから意味がわかった。フロリゼル

    0
    2021年04月18日

    Posted by ブクログ

    海の中で高波が来たらちょいと体を浮かせるような、クロールの息継ぎがビシリと決まるとか、いわゆるシャッターチャンスの瞬間をわかってらっしゃる作家だなあ、と思たら「ジキル博士とハイド氏」を書いた人だった。多分自分が翻訳物を初めて買った本がこれだった気がするの。だからしつこい位に何度も読み直してる訳で、二

    0
    2018年07月18日

    Posted by ブクログ

    イギリスの最も素敵だった時代にぴったいの不思議なおとぎ話。
    なんてことはないきっかけが、一夜のうちのめくるめく冒険に変わっていく…。
    これで思い出したのが、以前友人から唐突にもらった坂田靖子氏の
    漫画。(彼女はとにかくイギリスの最も素敵だった時代を描くのがうまい)日本では20世紀、漫画・コミック文化

    0
    2010年05月10日

    Posted by ブクログ

    『自殺クラブ』は子供のころにあかね書房のシリーズで読んだっけ。懐かしい!訳文も小説の世界を壊さない、実に雰囲気のある訳文だと思う。それにしてもフロリゼル王子の行く末がなんとも・・・

    0
    2011年09月16日

    Posted by ブクログ

    アラビア夜噺というタイトルを耳にした時点で膨らむ妄想。
    アラビアンナイトのようにわくわくした話を期待したけれど、なんか違う。

    0
    2012年05月31日

    Posted by ブクログ

    なにがアラビアなのかがわからない。
    解説読んでそういうことなのねと気づく。アラビアンナイトを知らない僕にとってはそこからまず読むべきなのだ。
    とはいえ、中身はすごくオリジナリティがあり、ミステリアスな物語。かといって冒険活劇のような痛快さも含まれている。
    この著者のは、子供も大人も楽しめる作品がおお

    0
    2011年04月09日

    Posted by ブクログ

    新聞小説って片手間に読むのに向いてて手持ち部沙汰なときによいなぁ。主人公をコロコロ変えながら事件の真相に迫っていくんですが、設定も事件もファンタジックなのでシリアスな雰囲気はないです。まさしく冒険小説! タンタンとか好きな人は好きそう。

    0
    2010年01月11日

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