木曜日だった男 一つの悪夢

木曜日だった男 一つの悪夢

671円 (税込)

3pt

この世の終わりが来たようなある奇妙な夕焼けの晩、十九世紀ロンドンの一画サフラン・パークに、一人の詩人が姿をあらわした。それは、幾重にも張りめぐらされた陰謀、壮大な冒険活劇の始まりだった。日曜日から土曜日まで、七曜を名乗る男たちが巣くう秘密結社とは何なのか? そしてミスター木曜日とは誰なのか? 探偵小説にして黙示録でもある、幻想ピクニック譚、胸躍る新訳でついに登場!

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木曜日だった男 一つの悪夢 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2011年05月27日

    「木曜日だった男」というタイトルからしてすごいと思うのだが、ストーリも奇想天外!面白かった。表現の不思議さになかなかついていけないが、読み進めていく上での障害にはならない。

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    Posted by ブクログ 2011年02月10日

    メンバーが七曜を名乗る無政府主義者の秘密結社に、「木曜」として潜入した詩人の活躍を描いたミステリ、の形式を借りた風刺小説。

    チェスタトンお得意の逆説や風刺、繰り返しギャグ風の展開で”正義”を笑いのめしつつ、終盤では神と対峙し世界の秘密に触れる凄まじさ。ラストの対話には恐怖すら感じる。「一つの悪夢」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月07日

    コツコツ光文社古典新訳文庫の時間です

    『ブラウン神父シリーズ』で有名なチェスタトンの著作
    もちろん『ブラウン神父シリーズ』は全て持ってました
    古典ミステリオタクの本棚に『ブラウン神父シリーズ』が並んでないなんて有り得ない

    すごく面白かったけど、すごく難しかった記憶がうっすらと…

    で、本作です
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    Posted by ブクログ 2022年11月08日

    彼らは結局、意図的に集められて存在しないものを疑心暗鬼に追っかけてたってことなのかな
    おとぎ話みたいで面白かったけど、『日曜日』がなんで彼らを手のひらの上で踊らせたのかが全然読み取れなかったな...最後にサイムが真理を突いたようなことを言ってたけどそれが本当に『日曜日』の意図なのかな...分からんか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月21日

    ”探偵小説”というよりは、冒険小説とかファンタジーホラー、ですね。調子に乗って読んでいれば面白いのだが、一回何かで間隔を開けてしまうとなかなか世界に入れない。副題の「一つの悪夢」の意味が読み終わってわかった。なぜか星新一の『夢魔の標的』を思い出したが、短編作家の書いた数少ない長編、という趣が共通する...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年04月03日

    非常に多面的な顔を持つ小説だ。冒頭の抽象的な詩文から始まり、無政府主義結社に潜入し真相に迫ってゆくサスペンス調の中盤とは打って変わり、後半はなんだか喜劇を読んでいるようである。めまぐるしく遷り変る立場と音楽的な文章が読者を混乱させる。エンターテイメント性があるのは間違いないが、なにやら哲学小説なよう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年03月21日

    ミステリものかと思っていたけど、ミステリ要素もある冒険活劇もので、さらにとても詩的だった。山田風太郎はこの影響を受けてたりするのかな、とも思う。とにかく詩的で幻想的だったのが印象として強い。

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    Posted by ブクログ 2014年04月23日

    曜日で呼び合う無政府主義者たちがおいかけっこをする話(無体な説明)。ところどころ入るうだうだした哲学めいた議論がおもしろい。
    続きが気になってサクサク読んだ。よくできたキャラクター小説といってもよいんじゃなかろうか。月曜日から日曜日までキャラたちすぎ!ホワイダニットかと思って読み進めたらもっと壮大な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月01日

    まずタイトルがいい。どんな物語が始まるのか期待して読んでみたら、まぁ奇想天外な冒険活劇でした。
    物語の面白さもありつつ、哲学的とゆーか、作者の思想が濃く盛り込まれていて、よくわからない部分もあったんだけど、それでもおもしろく読めた。キリスト教の知識があればもっと面白いのかな?っと思ったけど、楽しめる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月28日

    一時期光文社の新訳文庫にハマっていた。その中の一冊で、とにかく平易。
    秘密だと思っていたことが実は。。外側からではわからない事実って恐いよな

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