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  • 木曜日だった男 一つの悪夢
    3.7
    1巻712円 (税込)
    この世の終わりが来たようなある奇妙な夕焼けの晩、十九世紀ロンドンの一画サフラン・パークに、一人の詩人が姿をあらわした。それは、幾重にも張りめぐらされた陰謀、壮大な冒険活劇の始まりだった。日曜日から土曜日まで、七曜を名乗る男たちが巣くう秘密結社とは何なのか? そしてミスター木曜日とは誰なのか? 探偵小説にして黙示録でもある、幻想ピクニック譚、胸躍る新訳でついに登場!

ユーザーレビュー

  • 木曜日だった男 一つの悪夢

    Posted by ブクログ

    「木曜日だった男」というタイトルからしてすごいと思うのだが、ストーリも奇想天外!面白かった。表現の不思議さになかなかついていけないが、読み進めていく上での障害にはならない。

    0
    2011年05月27日
  • 木曜日だった男 一つの悪夢

    Posted by ブクログ

    メンバーが七曜を名乗る無政府主義者の秘密結社に、「木曜」として潜入した詩人の活躍を描いたミステリ、の形式を借りた風刺小説。

    チェスタトンお得意の逆説や風刺、繰り返しギャグ風の展開で”正義”を笑いのめしつつ、終盤では神と対峙し世界の秘密に触れる凄まじさ。ラストの対話には恐怖すら感じる。「一つの悪夢」というサブタイトルも示唆的で興味深い。
    完全には理解できてないだろうから何年後かに読み直したいね。

    創元から出てる『木曜の男』に比べると読みやすくなってるけど、セリフ回しなんかは『木曜の男』の方が好みかな。

    0
    2011年02月10日
  • 木曜日だった男 一つの悪夢

    Posted by ブクログ

    オチが良かった。
    後半から推測できてしまったけれど、、結局白昼夢っていうこと?何が夢か現実かわからない。
    なぜか、スキャナーダークリーと、πを思い出した。

    0
    2025年09月27日
  • 木曜日だった男 一つの悪夢

    Posted by ブクログ

    コツコツ光文社古典新訳文庫の時間です

    『ブラウン神父シリーズ』で有名なチェスタトンの著作
    もちろん『ブラウン神父シリーズ』は全て持ってました
    古典ミステリオタクの本棚に『ブラウン神父シリーズ』が並んでないなんて有り得ない

    すごく面白かったけど、すごく難しかった記憶がうっすらと…

    で、本作です
    読んだこともあるような気がするんですが、ちょっと思い出せんかったな
    内容的には全く意味わからんかった
    意味分からんかったけど面白かった
    なんで?(知らんわ!)

    結局キリスト教的世界観みたいなんを理解するのって無理なんだと思うんよね
    完全に諦めちゃってる極東の島国の人間に「面白かった」と感じさせる

    0
    2023年10月07日
  • 木曜日だった男 一つの悪夢

    Posted by ブクログ

    彼らは結局、意図的に集められて存在しないものを疑心暗鬼に追っかけてたってことなのかな
    おとぎ話みたいで面白かったけど、『日曜日』がなんで彼らを手のひらの上で踊らせたのかが全然読み取れなかったな...最後にサイムが真理を突いたようなことを言ってたけどそれが本当に『日曜日』の意図なのかな...分からんかった...
    そもそも結局ここでいう『無政府主義者』ってなんだったんだろ...
    また読み直したい

    0
    2022年11月08日

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