盗まれた細菌/初めての飛行機

盗まれた細菌/初めての飛行機

649円 (税込)

3pt

3.3

細菌学者の研究室からコレラ菌を盗み出した無政府主義者は、テロを企むが……(「盗まれた細菌」)。操縦経験がないのに、最新の飛行機で無謀にも空へ飛び立った青年が村に大騒動を巻き起こす(「初めての飛行機」)。文明批判から、最新技術、世紀末のデカダンスまでを「笑い」で包み込む、SFだけではないウェルズの新たな魅力を発見できる愉快な短篇集。本邦初訳5篇を含む11篇を収録。

...続きを読む

盗まれた細菌/初めての飛行機 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月30日

    この人はいったい、といった 題材を日常からとり、未来的展開がユニークで奇異な話。何かあまり知らない世界のことに首を突っ込んだ時の自分みたいだ。と思わせる。

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月08日

    ウェルズの印象を覆す短編集。
    書いた絵が喋りだす「ハリンゲイの誘惑」、ミュージカルを初めて観て、その役者の大げさな挙動が感染ってしまう「劇評価悲話」が特に印象に残る。かなり突飛な話が多く、ついて行けないことに加え、語り手が突飛なことをする人であることから感情移入にかなり苦労しました。
    訳者が解説で触...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年08月24日

    ウェルズだけどSFじゃない。短編集。結構笑える箇所が多かったな。先の展開は読めるようなものばかりなんだけど、素朴なおかしみに満ちていた。「パイクラフト関する真実」「小さな母、メルダーベルクに登る」がよかった。

    0

    Posted by ブクログ 2012年08月07日

    対象年齢が高い、というか読者層を限定する星新一みたいな。
    一話一話はそれなりに面白いけど、ウェルズの長編のようなパンチに欠ける。
    やはり長編で作り込まれた話の方が真価を発揮する気がしてならない。

    0

    Posted by ブクログ 2011年07月02日

     光文社古典新訳文庫から出ているH・G・ウェルズの短編集を発見。この文庫のラインナップ、なかなか面白いですなぁ。
     テロリストがコレラ菌を盗もうとして学者宅を訪れるタイトル作をはじめとして、皮肉に満ちたユーモア小説が続きます。
     しかしどこかファンタジック、SF風に思えるのはやっぱ気のせいか。
     主...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年03月27日

    H.G.ウェルズ(1866-1946)の短編集。世紀末的なナンセンスやデカダンスの趣が漂い、まるで stop motion animation を観ているような気分になる。「劇評家秘話」これは我が身を顧みても、気持ちはとても分かる。自己というのは、他者から受けた刺激から成るモザイクのようなもの。「初...続きを読む

    0

盗まれた細菌/初めての飛行機 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社古典新訳文庫 の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す