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Posted by ブクログ
最近ハヤカワ文庫から出た『半生の絆』の内容が少し気になっていたので、その前に本書を手にとってみた。中華圏ではとても有名な作家(魯迅と並ぶとも)だけど、日本ではほぼ知られていないとのこと。舞台は約80年前の戦中の上海や香港。表題作の傾城の恋/封鎖どちらとも戦時下での恋愛結婚の話で、それらに対する価値観も出てくる。そこで交流のあった中華圏の友人の顔が浮かんだ。今現在の中華圏でも女性から男性に求められる結婚の条件として「家はある?車はある?お金はある?」が多いと言っていたのを思い出した。" 西洋式婚姻の愛情は自分で創り出すものだが、中国式婚姻の愛情は身分が創り出すものである。"と 当時の中国知識人が言っていたというのだから(解説より)、根強く残っているなあとぼんやり。
「戦場の香港」という自伝的エッセイでは学校先生とか弁護士助手とかが食べ物売りに転職し、自動車店は食堂に転業したとか、戦時下での市民の右往左往がわかる。
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