無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2011年11月16日
本書の後半は、中国、日本、韓国での魯迅受容について紹介されており、それがやはり貴重で、面白かった。
中国では魯迅は革命の精神を体現する作家として神格化されている。
これは個人的には既に聞いたことがあること。
「故郷」は、「こんなに人民を考えてくれた作家がいたとは」と、感動的な作品として読まれている、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月25日
中学校の国語教科書で『故郷』を読まれた方も多いだろう。日本で広く親しまれている魯迅であるが、中国はもちろんのこと、東アジア各国において様々な「読み」がなされてきた。本書では、前半で豊富な資料に基づいて魯迅の生涯を語り、後半で彼の作品が東アジア共通の「モダンクラシック」として受容されてきた歴史を明ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月09日
-----
竹内好はこのような“哥”と“哥児”とを区別することなく、旧訳版でも改訳版でも「閏(ルン)ちゃん」「迅(シュン)ちゃん」と訳している。これはたとえば農地改革で地主制度が消滅し、身分差が縮小した戦後日本社会に合わせて魯迅文学を土着化したものであろうか。竹内好によるこのような意訳は、原作者...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。