君主論

君主論

891円 (税込)

4pt

4.8

傭兵ではなく自前の軍隊をもち、人民を味方につけ、時には道徳的な悪をもためらわない。フィレンツェ共和国の官僚で外交軍事の実務を担ったマキャヴェッリが、君主に必要な力量(徳)を示し、キリスト教的モラルから脱却した新しい君主像を提言した主著。マキャヴェッリのいうリアリズムとは現状追随ではなく、理想を実現するためにリアリストに徹するということである。近代政治学における最重要古典。

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君主論 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月21日

    マキャヴェリの主張をいくつか
    ・中央集権国家と地方分権(封建)国家では後者の方が崩すのは簡単だが支配を続けるのが難しい。前者は政府や王の忠実な僕が支配しているため切り崩しが難しいが、後者は地方の領民と結びついた諸侯であるがゆえ裏切らせるのは簡単だ。しかし、その後の統治には注意する必要がある。
    ・植民...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月10日

    フィレンツェを事実上治めていたメディチ家の新当主となったロレンツォに対して君主政体とはどの様なものか、君主のあるべき姿とはどういう資質を備えているものかを訓示したもの。また自分の軍隊を持つことの必要性というもう一つのメッセージもある。

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    Posted by ブクログ 2019年02月20日

    国を治める統治者として必要なことを書き示したマキャヴェッリによる『君主論』

    岩波文庫の『君主論』を読んでから、光文社古典新訳文庫の『君主論』を読んだが、表現が平易でよりわかりやすいという所感。

    やはり、
    リアリストなマキャヴェッリで、
    塩野七生氏がマキャヴェッリを友とするのもわかるような気がする...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月05日

    自前の軍隊を持ち、人民を味方につけ、ライオンの獰猛さと狐の狡猾さを身につけること、これが君主の「徳 virtu」である。
    現実を見据えた、政治のあるべき姿を示してくれる書。

    訳文は読みやすい。

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    Posted by ブクログ 2021年10月20日

    自前の軍隊を持つべき=自身の能力を高めるべき
    市民に恨まれないようにするべき=部下や仕事仲間に恨まれないようにするべき
    市民を守るべき=部下や仕事仲間を守るべき
    獰猛さと狡猾さも持つべき=そのままの意味で解釈可能

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