ユーザーレビュー 幼年期の終わり クラーク / 池田真紀子 第二部で描かれている、合理性を信奉し自ら家畜になっていく人類の様子はまさしく生権力の話そのもので興味深かった。ラストについてはまだあまり頭の整理ができていない。 Posted by ブクログ 幼年期の終わり クラーク / 池田真紀子 SFを超えた哲学小説 という帯と、SFの古典ということで ぜひ読みたいと思い手に取りました。 とりあえず、面白い!哲学的!でもわかりやすく 難しい知識も必要ないのに深い! 最後の展開、よく考えつくなーー 素晴らしい創造力です。 今のSFではもっと科学的なものを発展して 創造されたものが多い気がし...続きを読むますが、 根底に、平和を愛する気持ちや 哲学があり 今のSFを読みなれてる人は、ところどころ 古いと思うかもしれないけれど 私は本当に大好きです。 途中平和になりすぎたことが退屈にならないか? ってとこで 最近読んだ 暇と退屈の倫理学 という本のことを 思ってました。 なので、それをどう捉えてるのかも興味深かったし それでどうなるの?先が読みたくて どんどん進みます。 最後の展開は、もう少し咀嚼したいとこです。 また再読をぜひしたい本に出会いました! Posted by ブクログ 幼年期の終わり クラーク / 池田真紀子 最高。壮大で、美しく、暖かく、切ない。読み終えたあと、「幼年期の終わり」というタイトルが示す意味が、じんわりと心に沁みた。不思議な読み味の名作SF。ハヤカワから出ているものよりこちらの訳のほうが読みやすかった。 三島由紀夫がこの小説に触発され「美しい星」を書いたというエピソードはどこに書いてあったん...続きを読むだっけな… Posted by ブクログ 幼年期の終わり クラーク / 池田真紀子 すっかり光文社の手先と化したわたくしが今回選んだのは池田真紀子さん訳の『幼年期の終わり』です なぜか訳者で読む本を選ぶ行為を「通」と思っているふしがある 蕎麦を最初に1本だけそのまますするみたいな さらに池田真紀子さんがSFとは珍しい 実に興味深いんですが作者クラーク? はて、クラークとな誰やねん...続きを読むクラークて アーサー・C・クラークだわバカタレ! そしてSF界の巨匠の代表作はやはりとんでもなく面白かったのです もう序盤から引き込まれまくり! 人類の統治者たるオーヴァーロードが初めて姿を現した時なんか、うわーそう来たか!やられたー!思いました 頭の中で「やられたー!」がこだましました さすがアーサー! そしてこの概念とか設定は非常にSFチックでありつつ哲学チックでもあって、ごちゃごちゃしてるんだけど、ちゃんとより分けられたら自分だけの光の道が見られるようになってくるのよ(伝わらん) と、とにかくCの代表作にとどまらない SF小説はとっても面白くて、とっても思考させられる至極の一冊でした Posted by ブクログ 幼年期の終わり クラーク / 池田真紀子 名著とは色褪せないもの。 ラストの「幼年期の終り」の情景は、なぜか名絵本「もこもこもこ」を連想した。 Posted by ブクログ クラークのレビューをもっと見る