幼年期の終わり

幼年期の終わり

小説・文芸
1,430円 (税込)

7pt

地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とは何なのか? 異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を、SFの巨匠クラークが哲学的に描いた傑作。初版刊行から36年後、現代に合うように著者が物語に調整をほどこした新版、初の邦訳!

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幼年期の終わり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    オーヴァーロードに救われて、結局これどんな結末になる小説なんだ、クラークはさぞ難産しただろう、と思って読み進めると、結局破滅するというのは良かった。オーヴァーロードの上位の存在がいるというのは、ソラリスの海のようなある種のオーヴァーロードのような人やオーヴァーロードにも理解できない存在を想定しているという点で、当たり前だが想像を絶する真実である。ダークマターに秘密があるのかも。私は月で死ぬつもりだ。

    0
    2026年07月29日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    SFにハマって最初に読み終えた本。

    3部構成になっていて、それぞれ時代が異なる。
    オーヴァーロード達は何処から来たのか、何をしに来たのか。
    部ごとにだんだんと判明していく。

    結末がこうなるとは思ってもみなかった。

    0
    2026年07月18日

    Posted by ブクログ

    後半の展開は、序盤の予想を大きく覆す。

    ストルムグレン国連事務総長とカレランのほんのりとした友情とか、ウェインライトの合理性とかを見せられると、まぁ言ってみればそのあたりの人類とオーヴァーロードの友情とかが最後のピースになるのかなぁ、と思いきや、とんでもないスケールの展開。

    こんなにスケールが大きいのに、読後のこの寂量感はなんでしょう。
    人類への鎮魂の感情であるとともに、オーヴァーロードに感じる果てしなき哀愁なのかも知れない。
    オーヴァーロードこそ、ニーチェの言う超人なのだろう。解脱できないと知りながら、それでも前を向き進歩を止めない。

    この話、大前提として、全く理解すらできない知性が存在する可能性を明示しているが、今読むと、AIがオーヴァーロード又はオーヴァーマインドの位置を占めるのかも知れないと感じる。

    文句無しに星5つ。

    0
    2026年05月19日

    Posted by ブクログ

    大好きな異星人とのファーストコンタクト物の中でも、基礎中の基礎だと思っている作品。何度も読み返した。初めて読んだ時はオーバーロードの姿に衝撃を受けた。それはもう、何年もかけて信頼を築かないといけないと、人間に受け入れて貰えないはずだと。
    旧エヴァンゲリオンが影響を受けたという噂を聞いて、買った思い出。ある設定やラストシーンがほのかに旧劇っぽく、表現が壮大で感動を覚える。
    ハヤカワ文庫SF版も欲しいところ。

    0
    2026年04月26日

    Posted by ブクログ

    70%ほどかから一気に盛り上がり、凄まじいクライマックスにつながっていく。

    まだ現代ほど、情報もSF的な物語も少ない時代によくもこれほどに、時間も空間も共におおきなスケールで善悪にも分類できない、悲しくも嬉しくも神々しくもある結末を描いていることに感動した。

    0
    2025年07月18日

    Posted by ブクログ

    三体が好きなら絶対に読むべき一冊。
    こういう古典を読んで巻末の広告に出ている本はこれもまた間違いなく面白いというオマケつき。

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    第二部で描かれている、合理性を信奉し自ら家畜になっていく人類の様子はまさしく生権力の話そのもので興味深かった。ラストについてはまだあまり頭の整理ができていない。

    0
    2024年04月03日

    Posted by ブクログ

    SFを超えた哲学小説
    という帯と、SFの古典ということで
    ぜひ読みたいと思い手に取りました。

    とりあえず、面白い!哲学的!でもわかりやすく
    難しい知識も必要ないのに深い!
    最後の展開、よく考えつくなーー
    素晴らしい創造力です。

    今のSFではもっと科学的なものを発展して
    創造されたものが多い気がしますが、
    根底に、平和を愛する気持ちや
    哲学があり
    今のSFを読みなれてる人は、ところどころ
    古いと思うかもしれないけれど
    私は本当に大好きです。

    途中平和になりすぎたことが退屈にならないか?
    ってとこで
    最近読んだ 暇と退屈の倫理学 という本のことを
    思ってました。
    なので、それをどう捉えてるのかも興味深かったし
    それでどうなるの?先が読みたくて
    どんどん進みます。

    最後の展開は、もう少し咀嚼したいとこです。

    また再読をぜひしたい本に出会いました!

    0
    2024年03月21日

    Posted by ブクログ

    最高。壮大で、美しく、暖かく、切ない。読み終えたあと、「幼年期の終わり」というタイトルが示す意味が、じんわりと心に沁みた。不思議な読み味の名作SF。ハヤカワから出ているものよりこちらの訳のほうが読みやすかった。
    三島由紀夫がこの小説に触発され「美しい星」を書いたというエピソードはどこに書いてあったんだっけな…

    0
    2024年03月05日

    Posted by ブクログ

    第3章のオーヴァーロードによるカミングアウトが最大のハイライト。
    いくばくかの謎が残りつつ終わるのでとても味わい深く、哲学的と言われる通り、様々な解釈ができる小説だと思った。

    とても読みやすい。光文社古典新訳文庫の理念とのこと。素晴らしい。

    0
    2026年03月08日

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