ガリレオの生涯

ガリレオの生涯

1,166円 (税込)

5pt

4.4

地動説をめぐり教会と対立し、自説を撤回したガリレオだったが、幽閉生活で目が見えなくなっていくなか、じつは秘かに『新科学対話』を口述筆記させ、秘匿していたのだった……。ナチス支配下から冷戦までの状況下で描き続けられた“自伝的戯曲”であり、ブレヒト最後の傑作。

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ガリレオの生涯 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1609年、ガリレオ、45歳。オランダで市販されたという望遠鏡の噂を聞きつけ、それを自作。月や木星を観測するところから話は始まる。多少推理小説風の始まり。そして話は次々に展開を見せる。
    話の大半は史実にもとづく。娘のヴィルジーニアも登場する(史実通り)。ガリレオを取り巻く脇役たち(たとえば彼のところ

    0
    2025年05月18日

    Posted by ブクログ

    科学と言うより、知性とは、何かの「役に立つ」ものであるべきか、それとも、それ自体が価値あるものなのか。社会の営みの中で知性が発展していく以上、その価値も社会と切り離せず、果実は社会に「目に見える」還元がされねばならないのか。科学とは時代精神にほかならないとすれば、社会と切り離して考えるのは妄想に過ぎ

    0
    2024年07月29日

    Posted by ブクログ

    読書中のメモを転載。

    この作品中のガリレオはしたたか。自説を撤回したのもそうだが、自分に有利なように権力者や聖職者を利用しようとする。
    その一方で、弟子のアンドレアなどに対しては純粋で優しい。
    でも本来なら感謝しなければいけないおかみさんや娘にはどこか冷たい。彼らは科学に興味がない、ただの人間だ

    0
    2020年02月24日

    Posted by ブクログ

    真実が時代の子供ではなく、権威の子供になることの滑稽さを見事に浮き彫りに描き出した傑作。

    政治と宗教を一体化させていた、キリスト教を中心にまわっていたヨーロッパ世界で、絶対権力である教皇の権威を完全に崩壊させかねない、地動説。

    その地動説を唱えた人間達をことごとく滅殺してきた権力者達は、地球を宇

    0
    2018年11月26日

    Posted by ブクログ


    地動説をめぐる教会との対立と、自説の撤回。そこから「新科学対話」を弟子に託すまでのガリレオの人生が戯曲化された作品。

    印象に残った場面…
    アンドレア「英雄のいない国は不幸だ」
    ガリレオ「英雄を必要とする国が不幸なのだよ」

    ガリレオ先生!!!

    0
    2022年05月07日

    Posted by ブクログ

    教皇ヨハネ・パウロ二世がガリレオに謝罪した日に,読んでみた。前半は全15景の戯曲。数学教師だった彼の半生は七転八起である。望遠鏡を発明してコペルニクスの天動説を証明したが,教皇庁によって禁書の憂き目に遭う。次に科学者である新教皇のもと太陽黒点の研究に着手したが,10年後,これも当の教皇によって学説を

    0
    2013年10月16日

    Posted by ブクログ

    明らかにそれが真理と悟っていながら、時代によって探究を諦めなければならなかったガリレオの生涯。発明家としての名誉と金、時の権威が交錯する世界で、彼が闘い貫こうとしたものは何だったのか。その人間模様もそうだけれど、中世キリスト教の封建的な価値観への認識も深まり、面白い本だった。

    0
    2013年02月27日

    Posted by ブクログ

    中世から現代で大きく変わった点は「科学の光」を発展させたことだろう。私たちの日常の中には多くの科学が結びついており、科学無しでは文明を維持することは出来ないだろう。中世から現代までに知の継承に成功したガリレオの人生を賭した良い作品である。
    さて、本著のテーマは科学と宗教権力である。科学は今日までに様

    0
    2025年07月06日

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