斉藤悦則の作品一覧
「斉藤悦則」の「エミール」「カンディード」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
哲学コントと呼ばれる分野の本。
訳文がうまいからだと思うが、テンポがよく、18世紀に書かれた本とは思えない。混沌として何が善だか悪だかわからない今の時代を描いているようだ。
人間の悪や自然の災害で悲惨な目に遭っても、それでも「すべては善である」という考えへの批判。
その言葉を信じるカンディードがひどすぎるほどの残虐な様々な悪に遭遇しても、なおも最善説を信じる滑稽さを通じて、その批判を表している。
巻末のリスボン大震災に寄せる詩ではさらにストレートに批判が伝わる。
災害が多い中で醸成されていった日本の宗教的な考え方。
宗教的な考え方が先にあって大災害で哲学的な論争が生まれる西洋。
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