人口論

人口論

ビジネス・実用
990円 (税込)

4pt

人口から世界が見える! 「人口は等比級数的に増加するが、食糧は等差級数的にしか増えない。そして、人の性欲はなくならない。」シンプルな命題を提起し、人口と食糧のアンバランスが生む問題に切り込んで、19世紀の進歩思想に大きな影響を与えた書。のちに大経済学者となるマルサスの意気盛んなメッセージを、クリアな訳文で。「大胆にして修辞的であり、華麗な言い回しと情緒に富んでいる」(ケインズ)

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

人口論 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    18世紀末、フランス革命の数年後に書かれたらしい。そのままでは確かに状況が合わない部分もあるが、基礎がシンプルに理解できるので、今でも頼れる。西洋の西洋文明批判にも読める。

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    1789年にイギリスで刊行されたマルサスが著した古典『人口論』
    人間の人口と食糧の関係性を法則として明確に提示した書物だ。


    「人口は等比級数的に増え、食糧は等差級数的に増える」とマルサスは論ずる。

    つまり人口はかけ算で増え、食糧は足し算的にしか増えないということ。


    その前提にあるのは、
    1つは、食糧は人間の生存にとって不可欠であること。
    2つ目は、男女間の性欲は必然であり、ほぼ現状のまま将来も存続すること。

    そして
    こう結論づける。

    人口の増加は食糧によって必然的に制限される。
    食糧が増加すれば、人口は必ず増加する。
    そして、人口増加の大きな力を抑制し、実際の人口を食糧と同じレベルに保たせるのは、貧困と悪徳である、と。


    この貧困と悪徳では、
    貧困の方が抑制力があると説く。

    悪徳で人口増加を抑制するというのはどういうことか。
    戦争、疫病、そして大飢饉だ。

    つまり人口と食糧のバランスが崩れると、必ず貧困、また悪徳によって人口調整の力が働き、人口増加を抑制するということだ。

    現在にあっては、
    この人口はかけ算で食糧は足し算というのは必ずしもそうだとは言えないし、
    しかも食糧の生産量は土地に制限され、人口が増加し続けることへの問題はすぐにでも勃発するような言い方をしているが、ここに関しても疑問である。

    すぐにでも食糧不足による危機が訪れると書かれてから、すでに200年以上たち食糧不足の地域ももちろんあるにはあるが、今や飢餓で死ぬのが100万人。食べ過ぎが原因で死ぬのがその3倍の300万人であるからして、食糧がないことに困る以上に、あり過ぎて困るという始末だ。


    カール・マルクスによって散々けなされたこのマルサスの『人口論』だが、結局は共産主義というのは幻想であったのだということが、歴史を見れば明白なのであって、マルサスのこの『人口論』というのは、上述したような不正確なこともあるが、それでも今も尚、本質を突いた鋭い洞察として感じるところは多々あり、それが今もこの古典を読む価値なのだろうと思う。

    0
    2019年02月08日

    Posted by ブクログ

    [人>>>食の図]等比級数的に駆け上がっていく人口数に対して、どれだけ尽力しても等差級数的にしか食糧の量は増加しない故、人口は一定数にとどまざるを得ないということを明確に指摘した古典的作品。マルクスを始めとする社会主義者から徹底的に嫌われる一方で、今日に至るまで影響力を有している一冊です。著者は、その名にちなんで「マルサス主義」という言葉も生まれたトマス・ロバート・マルサス。訳者は、フランスの社会主義者であるプルードンの研究で知られる斉藤悦則。


    名前とおおまかな内容は他の作品での引用中の言及などで知っていたのですが、改めてしっかりと内容を読んでみるとその説得力の強さに驚かされます。どうしてもその悲観的(もしくは現実的?)な見方に「そうですよね.......」とため息をつきたくなってしまうところ。本書が提示したディストピア的な世界観が読者を引きつけるのみならず、それに立ち向かう必要性がいつの世にもあるからこそ、古典足り得たのかもと感じました。


    解説では、マルサスが生まれた時代や思想背景に加え、どのような影響を後世に与えたかが説明されているのですが、これがまた興味深い。フランス革命における理性への傾斜の挫折とそれに対する反動など、マルサスの考え方の後ろ側に理性vs.自然という枠組みが立ち上ってくる点にはなるほどと覚えざるを得ませんでした。

    〜人類の歴史をじっくりと探求するなら、以上のことから、人類がかつて存在し、あるいはいま存在しているあらゆる国、あらゆる時代において、つぎの命題が成り立つことを認めないわけにはいくまい。すなわち、人口の増加は食糧によって必然的に制限される。食糧が増加すれば、人口は必ず増加する。そして、人口増加の大きな力を抑制し、じっさいの人口を食糧と同じレベルに保たせるのは、貧困と悪徳である。〜

    とても短い訳者解説なんですが、とても面白い解説でした☆5つ

    0
    2015年02月17日

    Posted by ブクログ

    マルサスの提示した有名な命題が、果たして今も有効であるか?ということについての議論が決着していないことは、その命題が提示した議題が現在進行形のそれである、と言える。

    産業革命以降、マルサスの命題はかろうじて破られてきているが、いよいよ食糧問題が危機的になるにつれて、改めてこの命題が輝きを放ち始めることになる。それが果たして幸せなことなのかは、分からない。

    この命題に対して明確な反論が出来ていないことに、我々は、もっと畏怖すべきではないのか?そう、これは未解決の問題なのだ。

    この新訳は、その読みやすさから、新たな読者が増えることが期待できることを併せると、意義深い出版だと信じる。

    0
    2014年07月27日

    Posted by ブクログ

    「人口は等比級数的に増加するが、食料は等差級数的しか増えない」のフレーズで有名なマルサスの古典的名著『人口論』。

    巻末の言葉が印象的だった。

    「この世に悪が存在するのは絶望を生むためではなく、行動を生むためである。」

    0
    2012年10月25日

    Posted by ブクログ

    ちょっと難しかったけど食糧からみる人口論、切り口が面白かった
    またもう少し知識を持ったら読んでみたい

    0
    2022年12月10日

    Posted by ブクログ

    社会の原理や問題点が200年前のそれに相通ずるものがあることを確認するとともに
    現在の我々においてはより人口内部の健全性をいかに保つかが重要であろう。

    0
    2021年10月25日

    Posted by ブクログ

    フランス革命直後に書かれ、当時の地球の人口は1億程度、農地拡大の限度が人口限界と看做されたが。現在、文明国では貧困層も肉食が普通となり、適切に配分されれば70億でも餓えることは無いはずで。マルクスの「労働者団結せよ」は大間違いであったが「生物は繁栄するほどより困難なボトルネックに直面する」と指摘したマルサスの正しさは否定できない。著者の言う「性欲は不変」は子孫繁栄願望だが、今日先進国各国は少子化で移民受け入れしないと人口を維持できない。予期しなかったが都市化の最大の問題は失業で良質の仕事が不足しているのだ

    0
    2019年03月25日

    Posted by ブクログ

     日垣さんの古典塾の先月の御題。

     よみ遅れてしまったが、読んでみたら、新しく知る事実が多い。

     まず、マルサスが、フランス革命を批判的にみていた、イギリスのバークなどと同じグループだということ。あと、後半はゴドウィンという今ではほとんど知られていない理想主義の学者の批判であること。

     その他、おもしろい指摘

    (1)人口はなんの抑制もなければ等比級数的に増加する。一方、人間の生活物資の増え方は等差級数的である。(p33)

     これしか、マルサスの文章は知らなかった。マクロでいえば、科学技術による農産物の増産、新しい農地の開墾などによって、人口は増加してきたが、ミクロでいえば、農家の次男坊以下は、部屋詰めとして、結婚もゆるされず、長子だけが家をついて子供がつくれた江戸時代などは、その農牛お生産力の限界で、「人口抑制」をしていたと考えられる。

    (2)今の社会の醜さと新しい社会の美しさを長々といいたてるだけで、その新しい社会への移行を促進する方策、それもすぐに適用できる具体的な方策をまったく示さない人よりも、かっこうは悪くとも達成可能な方策を示してくれる人の方が、人類にはるかに大きな恩恵をもたらす。(p213)

     マルサス、いいこというな。まさにそのとおりだと思う。恰好悪くても、すこしでも現状をかえる方策を採り続けたいもの。

    (3)知的な快楽のほうが肉体的な快楽よりもすぐれている。しかし、それは持続する時間の名が長さとか、対象範囲の広さとか、その空きにくさの点でそういえるだけである。(p159)

     マルサスは、人口が等比級数的に増える前提として、性欲が世代を通じて衰えないことをあげている。性欲は衰えなくても、女性の社会進出などによって、子供をつくることが抑制されることはあるのだろうが、フランス革命当時はそのような発想はわかなかったのだろう。

     当時の時代の雰囲気として「性欲」をどうどうと語っていることにちょっとおどろく。

     いずれにしても、とてもわかりやすい訳で、よみやすかった。皆様にご推薦。

    0
    2012年03月04日

    Posted by ブクログ

    著者マルサスは、人間には食糧が不可欠であることと、性欲を持っていることを前提に、持論を展開する。解説にあるように、マルサスは弱者切り捨てを主張したわけではない。

    0
    2025年05月11日

人口論 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社古典新訳文庫 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

作者のこれもおすすめ

エミール 1

小説・文芸

エミール 1

カンディード

小説・文芸

カンディード

寛容論

ビジネス・実用

寛容論

自由論

ビジネス・実用

自由論

人口論

ビジネス・実用

人口論

人口論

少年・青年マンガ

人口論

完結
哲学書簡

ビジネス・実用

哲学書簡

貧困の哲学 上

ビジネス・実用

貧困の哲学 上

同じジャンルの本を探す