作品一覧

  • 西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか
    4.4
    1巻2,800円 (税込)
    米国と欧州は自滅した。 日本が強いられる「選択」は? ロシアの計算によれば、そう遠くないある日、ウクライナ軍はキエフ政権とともに崩壊する。 戦争は“世界のリアル”を暴く試金石で、すでに数々の「真実」を明らかにしている。勝利は確実でも五年以内に決着を迫られるロシア、戦争自体が存在理由となったウクライナ、反露感情と独経済に支配される東欧と例外のハンガリー、対米自立を失った欧州、国家崩壊の先頭を行く英国、フェミニズムが好戦主義を生んだ北欧、知性もモラルも欠いた学歴だけのギャングが外交・軍事を司り、モノでなくドルだけを生産する米国、ロシアの勝利を望む「その他の世界」…… 「いま何が起きているのか」、この一冊でわかる! ・ウクライナの敗北はすでに明らかだ ・戦争を命の安い国に肩代わりさせた米国 ・ウクライナは「代理母出産」の楽園 ・米国は戦争継続でウクライナを犠牲に ・米情報機関は敵国より同盟国を監視 ・NATO目的は同盟国の「保護」より「支配」 ・北欧ではフェミニズムが好戦主義に ・独ロと日ロの接近こそ米国の悪夢 ・ロシアは米国に対して軍事的優位に立っている ・モノではなくドルだけを生産する米国 ・対ロ制裁でドル覇権が揺いでいる ・米国に真のエリートはもういない ・米国に保護を頼る国は領土の20%を失う ・日独の直系社会のリーダーは不幸だ ・日米同盟のためにLGBT法を制定した日本 ・NATOは崩壊に向かう 日米同盟は?
  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界
    4.1
    1巻850円 (税込)
    世界の頭脳であるフランス人人口学者のエマニュエル・トッド氏と、ジャーナリストの池上彰氏が、ウクライナ戦争後の世界を読み解く。覇権国家として君臨してきたアメリカの力が弱まり、多極化、多様化する世界が訪れる──。この世界はどうなっていくのか。
  • エマニュエル・トッド大いに語る――コロナ、中国、日本の将来 ~フランスが生んだ欧州の知性~
    -
    1巻440円 (税込)
    【WedgeONLINE PREMIUM】 エマニュエル・トッド 大いに語る―コロナ、中国、日本の将来 新型コロナに人口問題、中国・米国との関係性、そして日本立国の条件…… 日本が日本であり続けるために。歴史人口学者のエマニュエル・トッドが国内外の現状や問題点をひも解き贈る、日本人に向けたメッセージ。 PART1 新型コロナは人類に何をもたらしたのか PART2 中国が米国を追い抜くことはあるのか PART3 日本立国の条件―日本が日本であるために
  • 第三次世界大戦はもう始まっている
    4.1
    1巻850円 (税込)
    ロシアによるウクライナ侵攻を受けての緊急出版。  戦争を仕掛けたのは、プーチンでなく、米国とNATOだ。 「プーチンは、かつてのソ連やロシア帝国の復活を目論んでいて、東欧全体を支配しようとしている」――西側メディアでは、日々こう語られているが、「ウクライナのNATO入りは絶対に許さない」とロシアは明確な警告を発してきたのにもかかわらず、西側がこれを無視したことが、今回の戦争の要因だ。  ウクライナは正式にはNATOに加盟していないが、ロシアの侵攻が始まる前の段階で、ウクライナは「NATOの“事実上”の加盟国」になっていた。米英が、高性能の兵器を大量に送り、軍事顧問団も派遣して、ウクライナを「武装化」していたからだ。ロシアが看過できなかったのは、この「武装化」がクリミアとドンバス地方(親露派が実効支配するウクライナ東部)の奪還を目指すものだったからだ。 「我々はスターリンの誤りを繰り返してはいけない。手遅れになる前に行動しなければならない」とプーチンは注目すべき発言をしていた。つまり、軍事上、今回のロシアの侵攻の目的は、何よりも日増しに強くなるウクライナ軍を手遅れになる前に破壊することにあった。  ウクライナ問題は、元来は、国境の修正という「ローカルな問題」だったが、米国の政策によって、ウクライナ問題は「グローバル化=世界戦争化」した。  いま人々は「世界は第三次世界大戦に向かっている」と話しているが、むしろ「すでに第三次世界大戦は始まった」。  米国はウクライナ人を“人間の盾”にしてロシアと戦っているのだ。
  • スピリチュアルかあさん 1 見えない何かと仲良しな日々♪
    完結
    5.0
    全4巻1,045~1,210円 (税込)
    うちの母、実はスピリチュアルな能力を持つ「スピリチュアルかあさん」なんです…。人には見えないものが見えたり、幽体離脱ができたりする母との日々は本当に刺激的。昼下がりのおしゃれなカフェで突然チャネリング(霊や宇宙人など通常はコミュニケーションできない存在と交信すること)を始めたり、朝起きるなり「昨夜は月まで幽体離脱をしてきたわ」と言ったり、物がなくなると「ざしきわらし」のせいにしたり、周りの人は振り回されてもう大変! でも一方で、家事全般があんまり得意でなかったり、スターバックスの呪文のように複雑な注文ができなかったり、お茶目な一面も持っている母。そんな愛すべきスピリチュアルかあさんとの、不可思議だけれど微笑ましい毎日を描きます。
  • エマニュエル・トッドの思考地図
    3.7
    1巻1,540円 (税込)
    時代の趨勢を見極め、その先を見通す知性をいかにして獲得するか。現代を代表する論客が、自身の思考の極意を世界で初めて語りつくす。完全日本語オリジナル。
  • 大分断 教育がもたらす新たな階級化社会
    3.9
    1巻850円 (税込)
    【欧州最大の知性が日本読者のために語り下ろした待望の最新刊を電子書籍化】これまで、ソ連崩壊からトランプ大統領の誕生まで数多くの「予言」を的中させてきたエマニュエル・トッド。著者は本書で「現代における教育はもはや、社会的階級を再生産し、格差を拡大させるものになってしまった」と断言する。かつては平等の象徴であった教育だが、今や高等教育の階層化がエリートと大衆の分断・対立を招き、民主主義の機能不全とポピュリズムを生んでいる。本書では、教育格差を軸として、先進各国で起きている分断の本質を家族構造が能力主義・民主主義に及ぼす影響や地政学的要素に鑑みながら、鮮やかに読み解いていく。日本の未来、そして変質する世界の行方は。欧州最大の知性が日本の読者のために語り下ろした、これからの世界情勢を知るために必読の1冊。 ※本書は累計46万部突破「世界の知性」シリーズ中の1作です。 ◆目次より抜粋◆●第1章 教育が格差をもたらした ●第2章 「能力主義」という矛盾 ●第3章 教育の階層化と民主主義の崩壊 ●第4章 日本の課題と教育格差 ●第5章 グローバリゼーションの未来 ●第6章 ポスト民主主義に突入したヨーロッパ ●第7章 アメリカ社会の変質と冷戦後の世界
  • 西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

    Posted by ブクログ

    オーディブルだったので、基本的にはながら聞き。しかし内容量が多いので文字では挫折していたかも。
    2024年11月発行で作家はフランスの人類学者。人口統計と家族累計型から、人類のあり様を思考している。

    ロシア×ウクライナ戦争は、当初はロシアの戦車はボロだとか西側はウクライナの味方だとかでやたらと勢いが良かったが、なかなか収まらない。そもそもこの戦争は避けられなかったのか。妥協点は見いだせなかったのだろうか。ロシアにしろウクライナにしろ戦争を始めた人たちに命の危険はなくて、市井の人々、特に子供たちが犠牲になっている。自分が聞いていた情報がどこか違っていた…というより事象はそんなに単純ではないとい

    0
    2025年05月30日
  • 西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

    Posted by ブクログ

    平均余命や乳幼児期死亡率からこんなこともわかるんだなぁ、そしてアメリカの軍事産業がまったく脆弱であることを知れたのが本書を読んで良かったところ。そしてロシアのしたたかさ、用意周到さにも感嘆させられた。

    0
    2025年05月06日
  • 西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

    Posted by ブクログ

    序盤はウクライナ戦争について、日本のニュースからはなかなか知る事のできない背景や原因を解説してくれていて、今までと違った視点を得られたのは良かったと思います。
    特にイデオロギーだけでなく各国の伝統的な家族構造など人類学的な見方も面白かったです。

    本書の主題としてプロテスタンティズムの崩壊と言う表現がたびたび出てきますが、要するに先進国の多くの人々の倫理観がなくなったと言う事と書かれています。
    個人的に欧米人が倫理的と思った事はありませんし、本書では人種差別していた時代を含めてとありますので価値観と言った方が良いかもしれません。
    そもそも西洋的に倫理的な物事が他の社会にとって倫理的でないだけな

    0
    2025年04月30日
  • 西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

    Posted by ブクログ

    かなりの衝撃を受ける。ロシアは、NATOの傀儡国家だったウクライナとの戦争に勝利しようとしている。
    欧米=西洋は力を失ってしまったのである。

    0
    2025年03月23日
  • 西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか

    Posted by ブクログ

    ウクライナ侵攻の問題が日々動き続ける中で、ロシアやアメリカ、イギリス、そしてヨーロッパやスカンジナビアの歴史と宗教、階級や言語の問題などを俯瞰しつつ分かりやすく情勢分析を試みた一冊。全編にわたり、ウクライナという国が想像以上に脆弱な国だということが読み取れた。私の個人的な知識不足は言うまでもないけれど、毎度著者の本を読むたびに、統計の読み方と解釈に目からウロコ、なことが多い。
    キリスト教、特にプロテスタンティズムの衰退に関する言及も多い。宗教が衰退し、いままで宗派が分断していたものが意味をなさなくなり、社会全体が迷走していると著者は解釈しているように見える。
    西側陣営が自分たちこそが世界の主だ

    0
    2025年03月10日

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