寺島実郎の作品一覧
「寺島実郎」の「沖縄と本土 いま、立ち止まって考える辺野古移設・日米安保・民主主義」「正気の時代のために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
(2017/12/9)
寺島実郎さんがイギリスについて語った本。
ラグビーの発祥地だけに私も関心がある。
彼自身の駐在体験に始まり、
世界における歴史、日本とのかかわり、そして今ブレグジットに揺れる英国を
綴っている。
キーワードはタイトルにもある「ユニオンジャックの矢」
ロンドン、ドバイ、ベンガルール(インド)、シンガポール、シドニーが一直線につながる。
歴史的に強い影響力を及ぼし、現在も固いきずなで結ばれている都市だ。
そしてもうひとつ面白いのが「引き際の魔術師」
隆盛を誇った大英帝国が、撤退する際に、
ちゃっかりその地に影響力を残していることを指す。
日本軍の侵攻によるシンガポール
Posted by ブクログ
(2014/11/6)
podcastを通じて知った日本の知識人、寺島実郎さん。
語り口そのままの落ち着いた文章、読みやすい。
1900年という、日本が微妙な時代、
19世紀から20世紀への入り口となる年。
私もよく知る人物たちがその時代をどこでどう生きたか。
秋山真之、子規、諭吉、漱石、ピカソ、マルクス、音二郎、熊楠、明石、廣瀬、ヒトラー、ムッソリーニ、フロイト、、、
われわれにしたら偉人で通る人々も、若き日に見知らぬ土地を踏みしめ、
明日の日本を築いていった。
日英同盟、ハーグ条約と戦争。
ドイツの政治システムを模倣し、今も続く日本。
やはり日本はヨーロッパに学ぶべきなのだろう。
敗
Posted by ブクログ
『ユニオンジャックの矢』で英国流の世界戦略、『大中華圏』でアジアで力を持つ華僑パワーを記述し、続く本書が3部作の完結編という位置づけです。世界に広がるユダヤ・パワーに焦点を当てたもので、著者が三井物産時代の体験も踏まえており、大変興味深く読みました。
いわゆる「ユダヤ陰謀論」とは全く異なり、帯にあるとおり、「体験的ユダヤ・ネットワーク論」。やはり、世界の要所要所にユダヤ・パワーありということがよくわかります。石油ショックの時に、富士重工業のみがアラブ市場を捨てて、イスラエルへと進出したことから、ユダヤ人には「スバルはベンツと並ぶ名車」と語られ、「スバルの星はダビデの星につながる」と、いま