寺島実郎のレビュー一覧
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『ユニオンジャックの矢』で英国流の世界戦略、『大中華圏』でアジアで力を持つ華僑パワーを記述し、続く本書が3部作の完結編という位置づけです。世界に広がるユダヤ・パワーに焦点を当てたもので、著者が三井物産時代の体験も踏まえており、大変興味深く読みました。
いわゆる「ユダヤ陰謀論」とは全く異なり、帯...続きを読むPosted by ブクログ -
2020/04/28寺島実郎日本再生の基軸
日本の世界におけるシェアを占める地位
1988年は16% 2018年は6%に下落2050年には1.8%になると言う三菱総研男
アベノミクスはマネーゲームであり実業である産業と技術そして研鑽と蓄積を直視しない
リーマンショック後の金融資本主義債務の肥大化資本...続きを読むPosted by ブクログ -
全47都道府県幸福度ランキング2018年版。寺島実郎先生、日本総合研究所の著書。都道府県ごとの特徴がわかりやすく説明されていて、とても勉強になる内容で、しかも楽しく読むことができる良書です。意外な自治体がランキングの上位に入っていたりして、驚きました。Posted by ブクログ
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"これから社会に巣立つ学生に向けた人生訓。社会に出てさまよっている人にもお勧めの本。
大学生になった甥っ子に進呈したいと思った。
世の中の読み方の一つを学べる。たとえば、アメリカという国を知りたいと思ったら、日本とアメリカ、中国とアメリカ、韓国とアメリカというように様々な国々との関係を見つめるという...続きを読むPosted by ブクログ -
"歴史を深く見つめて、現在の日本を考える。2011年3月11日に起こった未曾有の震災からどう復興していくかを考えた本。
共感する部分もあり、まだまだ自分の理解度が足りない部分もあり、勉強になった。"Posted by ブクログ -
【広く,深く,また広く】エネルギー問題を端緒として国際情勢分析に向き合い始めた著者が,自身の歩みを記しながら,中東地域を始めとする国際情勢の行く末を見通した作品。著者は,三井物産戦略研究所会長や日本総合研究所会長を歴任された寺島実郎。
中東や国際情勢を知るための本という側面もありますが,それ以上...続きを読むPosted by ブクログ -
団塊の世代がこれからの日本の重要な役割を積極的に担うことが肝要であること説いている好著だ.筆者と同い年なので,数多くの記述に納得できるものがあり楽しめた.アジアの中で日本が"浩然の気"を持つだけの素地はあるが,そこまで到達していない要因を,この世代がもつ"私生活主義"と指摘しているのも肯ける.食料の...続きを読むPosted by ブクログ
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著者の「世界を知る力」に引き続いて読んだので、多少重複部分はあったが、またしても今までの自分の価値観に照らして腹落ちした部分が多く、自分の人生観を検証する意味でも、いい読書でした。
そのポイントは、一つは「素心」でいること。何事も、謙虚さを持って、ヒトや物事に対面することの重要性。
もう一つは「情報...続きを読むPosted by ブクログ -
東日本大震災から6ヶ月後に出版された「3.11以降の日本を考える」ための書。
千年に一度の大事件から2年が経つが、基本的に現在でもここで述べられていることは有効である。むしろ現実が進歩していない。
「3.11以降の日本を考えるとき、安易な希望や絶望はいらない。根拠のない楽観に一喜一憂するのでなく、筋...続きを読むPosted by ブクログ -
不安を解決するのに精神論ばかりじゃだめですね。
複雑に見えることを俯瞰してみるとすっきりと見えてくるのですね。
日本を愛するとはどういうことか。
そのままを見るとはどういうことか。
その上で建設的に考えるとはどういうことか。
それがわかるように思います。Posted by ブクログ -
学生向けに働くことの意味を語りかけた優れた著作で、ある意味で、現代の時代のカラクリにおいて真剣に生きることの尊さを説いている。
個人的には、寺島氏自らの半生を振り返った第3章が一番興味深かった。誰にでも真似ができるものではないが、自らの転機において何を思い、どう行動したかを誠実に振り返っている。彼の...続きを読むPosted by ブクログ -
ネットワークとしての中国および中国人の実態を最も鮮明に描いた本。シンガポールが、大中華圏の南端とユニオンジャックの矢の交差する接点に位置しているという指摘は面白い。Posted by ブクログ
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歴史認識を深めるって、歴史に学べっていうことですよね。歴史は繰り返す。それはある意味、人間に進歩が無いということなんでしょう。子供の頃、否、今もよく言われませんか?「もう、あなたは何度言ったらわかるの⁈それはしちゃダメだって言ってるでしょ!」学ばないと。歴史に学び、先を読む者だけが生き残ることができ...続きを読むPosted by ブクログ