寺島実郎のレビュー一覧

  • ダビデの星を見つめて 体験的ユダヤ・ネットワーク論
     『ユニオンジャックの矢』で英国流の世界戦略、『大中華圏』でアジアで力を持つ華僑パワーを記述し、続く本書が3部作の完結編という位置づけです。世界に広がるユダヤ・パワーに焦点を当てたもので、著者が三井物産時代の体験も踏まえており、大変興味深く読みました。

     いわゆる「ユダヤ陰謀論」とは全く異なり、帯...続きを読む
  • 世界を知る力
    寺島実郎さんはよくテレビで見てて、すごいいろんなことを知っていてすごいと思っていたので、本を読んでみました。日本はアメリカを通して世界を見ているとか、世界にはユダヤとか中国、ユニオンジャックの深いところでのつながりが存在して動いていることはとても参考になる話でした。知識を切れ端で持っていては何にも役...続きを読む
  • 日本再生の基軸 平成の晩鐘と令和の本質的課題
    日本の将来を考える上で大変参考になる内容でした。自分の頭で考え、筋道の通った道を拓く強い意志が必要と。
  • 日本再生の基軸 平成の晩鐘と令和の本質的課題
    2020/04/28寺島実郎日本再生の基軸
    日本の世界におけるシェアを占める地位
    1988年は16% 2018年は6%に下落2050年には1.8%になると言う三菱総研男
    アベノミクスはマネーゲームであり実業である産業と技術そして研鑽と蓄積を直視しない
    リーマンショック後の金融資本主義債務の肥大化資本...続きを読む
  • 全47都道府県幸福度ランキング 2018年版
    全47都道府県幸福度ランキング2018年版。寺島実郎先生、日本総合研究所の著書。都道府県ごとの特徴がわかりやすく説明されていて、とても勉強になる内容で、しかも楽しく読むことができる良書です。意外な自治体がランキングの上位に入っていたりして、驚きました。
  • 世界を知る力
    世界の事情…それはアメリカだけではないんですよ。
    その他の世界をいかに知るかが
    視点を広げることにもつながるのです。

    著者はそんな世界の荒波にもまれた方です。
    何せ情勢の大変に悪い
    中東に赴くことになったのですから!!
    (そこで行われていたプロジェクトはいろいろな問題から
    巨額の損失で終わってしま...続きを読む
  • 何のために働くのか 自分を創る生き方
    "これから社会に巣立つ学生に向けた人生訓。社会に出てさまよっている人にもお勧めの本。
    大学生になった甥っ子に進呈したいと思った。
    世の中の読み方の一つを学べる。たとえば、アメリカという国を知りたいと思ったら、日本とアメリカ、中国とアメリカ、韓国とアメリカというように様々な国々との関係を見つめるという...続きを読む
  • 世界を知る力 日本創生編
    "歴史を深く見つめて、現在の日本を考える。2011年3月11日に起こった未曾有の震災からどう復興していくかを考えた本。
    共感する部分もあり、まだまだ自分の理解度が足りない部分もあり、勉強になった。"
  • 中東・エネルギー・地政学―全体知への体験的接近
    【広く,深く,また広く】エネルギー問題を端緒として国際情勢分析に向き合い始めた著者が,自身の歩みを記しながら,中東地域を始めとする国際情勢の行く末を見通した作品。著者は,三井物産戦略研究所会長や日本総合研究所会長を歴任された寺島実郎。


    中東や国際情勢を知るための本という側面もありますが,それ以上...続きを読む
  • シルバー・デモクラシー 戦後世代の覚悟と責任
    団塊の世代がこれからの日本の重要な役割を積極的に担うことが肝要であること説いている好著だ.筆者と同い年なので,数多くの記述に納得できるものがあり楽しめた.アジアの中で日本が"浩然の気"を持つだけの素地はあるが,そこまで到達していない要因を,この世代がもつ"私生活主義"と指摘しているのも肯ける.食料の...続きを読む
  • 世界を知る力
    【本の内容を一言で】
    偏った世界観だけでなく、違った目線から世界を「能動的に」知る必要性がある!


    【内容まとめ】
    1.「アメリカ・フィルター」通しの偏った世界観だけでなく、違った目線から世界を知る必要性がある!
    2.「ペリー来航」が近代史の始まりではない!
    3.中国をバカにしてはいけない。見習う...続きを読む
  • 何のために働くのか 自分を創る生き方
    著者の「世界を知る力」に引き続いて読んだので、多少重複部分はあったが、またしても今までの自分の価値観に照らして腹落ちした部分が多く、自分の人生観を検証する意味でも、いい読書でした。
    そのポイントは、一つは「素心」でいること。何事も、謙虚さを持って、ヒトや物事に対面することの重要性。
    もう一つは「情報...続きを読む
  • 世界を知る力
    著者の、全体を俯瞰して、相互の関係性を読み解き考えることで知を形成するアプローチに深く共感しました。また、ご自身の原点であるフィールドワークという自らの経験を通じて、価値観を磨くという手法も。
    「相関という知」の章での、大中華圏・ユニオンジャック・ユダヤネットワークに関する論は、たへん参考になりまし...続きを読む
  • 世界を知る力
    自分の目で見て、現場に行って声を聞いてくること。観察すること。それによって見えてくる。どちらにしてもフィルターがかかるが、アメリカというフィルターなしでみられれればそれにこしたことはない。
    1805年に通商関係をロシア側の要求を断って、蝦夷地域(今の北海道)の警護を命じているところがすごい。
    そして...続きを読む
  • リベラル再生の基軸
     世の中が右傾化していく中でリベラルを再生する必要があるとの危機意識に立ち、まず「近代を正視すること」を掲げてその方法を議論していく内容の書だが、論じられている分野が多岐に渡るために簡単な一言で表現することが出来ない。
     大まかに「安倍政権の批判」と「対米関係の再設計と「グローバリズムの中での公正な...続きを読む
  • 世界を知る力 日本創生編
    東日本大震災から6ヶ月後に出版された「3.11以降の日本を考える」ための書。
    千年に一度の大事件から2年が経つが、基本的に現在でもここで述べられていることは有効である。むしろ現実が進歩していない。
    「3.11以降の日本を考えるとき、安易な希望や絶望はいらない。根拠のない楽観に一喜一憂するのでなく、筋...続きを読む
  • 時代を見つめる「目」
    不安を解決するのに精神論ばかりじゃだめですね。
    複雑に見えることを俯瞰してみるとすっきりと見えてくるのですね。
    日本を愛するとはどういうことか。
    そのままを見るとはどういうことか。
    その上で建設的に考えるとはどういうことか。
    それがわかるように思います。
  • 何のために働くのか 自分を創る生き方
    学生向けに働くことの意味を語りかけた優れた著作で、ある意味で、現代の時代のカラクリにおいて真剣に生きることの尊さを説いている。
    個人的には、寺島氏自らの半生を振り返った第3章が一番興味深かった。誰にでも真似ができるものではないが、自らの転機において何を思い、どう行動したかを誠実に振り返っている。彼の...続きを読む
  • 大中華圏―ネットワーク型世界観から中国の本質に迫る
    ネットワークとしての中国および中国人の実態を最も鮮明に描いた本。シンガポールが、大中華圏の南端とユニオンジャックの矢の交差する接点に位置しているという指摘は面白い。
  • 世界を知る力 日本創生編
    歴史認識を深めるって、歴史に学べっていうことですよね。歴史は繰り返す。それはある意味、人間に進歩が無いということなんでしょう。子供の頃、否、今もよく言われませんか?「もう、あなたは何度言ったらわかるの⁈それはしちゃダメだって言ってるでしょ!」学ばないと。歴史に学び、先を読む者だけが生き残ることができ...続きを読む