寺島実郎のレビュー一覧
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歴史認識を深めるって、歴史に学べっていうことですよね。歴史は繰り返す。それはある意味、人間に進歩が無いということなんでしょう。子供の頃、否、今もよく言われませんか?「もう、あなたは何度言ったらわかるの⁈それはしちゃダメだって言ってるでしょ!」学ばないと。歴史に学び、先を読む者だけが生き残ることができる。これが正に歴史の事実です。波分神社は何の為に在ったのか?でも、学んだら、学んだ様に対策を打たなきゃね。こんなのがあったんだ。昔の人の知恵だねぇ。で、終わっていてはだめなんじゃない?って話ですよね。こんなにハイテクで便利な社会になつたんだから、学びつつ利便性も損なわない。そんな社会が創れるはずだよね。その為に投資しようよ。その為にはまた、日本人のアイデンティティを取り戻さなければならないよ、って話ですよね。パラダイムの大転換。社会主義でも無くて、自由主義でも無くて、日本人が歴史の中で培ってきた武士道的在り様をもう一度見直してみましょうよってことですよね。日本人よ、もっとしっかりせいよってことだよね。
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Posted by ブクログ
日本の世界GDP比率 明治維新3% 敗戦3% 1994年18% 2024年3%
米国主導の20世紀システム
都市新中間層の高齢化 定年後 結節点なくバラバラ
日米同盟の再設計
米軍基地縮小 尖閣諸島領有権 経済の日米同盟
全員参加型秩序
理念性・平和主義 多国間安全保障 分配の公正
レジリエンス強化の産業創生
医療・防災 食と農への都市住民の参画
戦後民主主義の再構築
代議制と市民 高齢者の就業(25%)を通じた社会参画
国家依存の資本主義の結果 日本の埋没
米国の衰退≒同盟国 日英の衰退 正当性の喪失 クリスチャンシオニズム
国家構想なき日本 「このままでいい」 グローバリズムへの沈溺
国内総生産(就労者)2020年
1次産業1%(3.2) 2次25.9%(23.1) 3次73.1%(73.7)
アベノミクス恩恵 株高と円安 公的資金の株式市場への投入
資本主義の矛盾「収奪と搾取」 借金をしてでも景気拡大
世界の金融資産 世界GDPの5倍近い GDPと株価上昇とのギャップ
デジタル資本主義へ 人間拡張よりも視野狭窄 レジリエンスの劣化
日経新聞 三井物産の社内報から 情報基盤
グローバル タックス 地球全体の秩序を制御 税逃れ捕捉
デジタルデモクラシー データの民主管理
日本 基幹産業の落ち込み 貿易構造の固定化=新産業創生失敗 産業構造の硬直性
戦後:物量の敗戦から 経済主義・成長主義へ 豊かさのための産業創生
今後:安全と安定のための産業創生 「食と農」 「医療・防災」 国際分業の脆弱性
日本人の民俗学的特性 忘れやすい 考えようとしない
固定観念と過剰同調を脱し、柔らかく未来を模索する視界を開く -
Posted by ブクログ
近年の国際情勢は、ウクライナ戦争の長期化・台湾海峡をめぐる緊張の高まり・第2次トランプ政権の発足などを背景に、先行きの見通しが極めて立てにくい状況にある。これらは資源・貿易・安全保障を通じて日本社会にも影響を及ぼしているため、腰を据えてじっくり考えなければならない問題だろうと思う。そんなことを思っていた私にとって本書はすこぶる刺激的で、重要な視座を与えてくれた。なぜ17世紀のオランダを理解する必要があるかについては、近代哲学の父であるデカルトが彼の思想形成の重要な時期を過ごした地であり、現在のグローバリゼーションの原点ともいえるオランダ東インド会社が設立された地であり、レンブラントやフェルメールといった稀代の画家を輩出した地であることなどを挙げれば十分だろう。本書で印象的なエピソードは、ロシア・ロマノフ王朝の基盤を作り上げたピョートル大帝が若き日にアムステルダムを訪れ、船大工としてオランダ東インド会社で働いていたという事実である。そこでの経験が基となって、帰国後彼はアムステルダムを模倣する形でサンクトペテルブルクの建設に取り掛かった。また、東インド会社での経験が彼の「東方進出」への意欲を高めたという意味においても、17世紀オランダの影響がいかに大きかったか想像に難くない。
先行きの不透明な時代を生きるうえで重要なことはできるだけ視野を広げることではないかと思う。戦後から現在にかけての日本はモノの見方や考え方がアメリカナイズされ過ぎているように見える。一国の思想に傾倒し過ぎず広い視座を持つことが、混沌の時代に道を切り開いていくうえで重要ではないだろうか。 -
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オーディブルで聴いたのですが、興味深く拝聴することができました。寺島氏の発言の軸がとても冷静で客観的なことに好感が持てます。この本はとても巨視的な立場で描かれており、特に世界のGDPに占める日本の割合が1994年は18%で2022年には4%に落ち込んでいることや一人当たりの国民消費支出も1997年の33万が現在まで一貫して下がり続けていることなど…巨視的な経済の見方はわかりやすい。このまま推移していくと日本の経済力はますます低下していくことは明らかだ。このことを直視することなく、日本はすごいとか、国債を発行しまくれば景気が良くなるとかもっと分配することばかり主張する論者の声が大きいのはなぜなのだろう。アメリカ頼みの防衛もどうなんだろうと考える。確かに考えても仕方がないのかもしれないが、日本人が思考停止している間に日本が劣化しているのは事実なのだ。
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Posted by ブクログ
民主制をとる国家において、最近異変が生じている。たとえば、英国におけるブリジットの問題のように、ギリギリEU残留を国民が選ぶだろうという多くの予想を裏切る選挙結果になる。これは、投票権をもつ若年層がEU離脱に反対であるのに対して、比較的多数である高齢者が優位にたったためではないか、といわれている。その結果、EUに残った場合に得られたであろう利益を英国は失ったかもしれない、というのである。
民主制そのものにおいて、選挙という制度は選挙の結果において、国民の意思の総体という擬制がされていて、よくもわるくも実は国民の総体における意思決定は正しいはずだ、という擬制がそこではされることになる。
ところが、国の明暗を左右する選挙のような場面で国民の意思決定が、比較的多数においてこれから未来を担っていく層の利害を害する形でなされることは、それが多数決だからといって問題がないのか、という悩みがこの本の根底にはある。
実は、日本でもその傾向はないとはいえないからである。
そもそも、選挙において、自由な意思決定がなされているか、どうかははなはだ疑問である。簡単に煽られ、操られるあやうさが絶えずある。しかし、それを繰り返していくと、社会を成り立たせている力をだんだんと削いでいくことにもなっていく。
この本では「知の再武装」をとき、「高齢化によって劣化する人間」とういう見方を共有しない。どのように高齢者層を豊かにしそれによって社会を豊かにするか、の提案の書である。
社会の構造がAIや、気候変動、人口問題、…
などによって揺さぶられ続けている。生き抜く力をどのように手に入れるか、という志向の本でもある。