【感想・ネタバレ】中東・エネルギー・地政学―全体知への体験的接近のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年09月19日

【広く,深く,また広く】エネルギー問題を端緒として国際情勢分析に向き合い始めた著者が,自身の歩みを記しながら,中東地域を始めとする国際情勢の行く末を見通した作品。著者は,三井物産戦略研究所会長や日本総合研究所会長を歴任された寺島実郎。


中東や国際情勢を知るための本という側面もありますが,それ以上...続きを読むに,中東地域に日本として政治的に関わり始めざるを得なくなった世代の第一人者が,どのように中東や国際情勢を捉えていたかという点を知るために最適の一冊。日本の外交に関する見方に関しては賛否が分かれるところもあるかと思いますが,歴史的資料としても今後用いられることになるのではないかと思います。

〜歴史に向き合ってきて,私の心にある確信のようなものが芽生えてきている。それは,いかなる曲折を経ようとも,結局のところ,歴史は条理の側に動くということである。〜

自分があまり多くは読まないタイプの視点だったかも☆5つ

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Posted by ブクログ 2016年12月07日

スエズ運河の下には地下道が掘ってある。つまり、ユーラシア大陸とアフリカ大陸はトンネルでつながっている。公然の秘密ともいえるが、エジプト領のシナイ半島とガザ地区は地下トンネルでつながって、ガザ地区の命綱となっている。
イスラエルへ戻ったユダヤ人の多くはウクライナからだった。
イラン・イラク戦争のときに...続きを読む残った日本人は、自衛隊が助けにきてほしいなどと思ってはいなかった。日本はそういうことをしない国になったと腹をくくっていた。

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