寺島実郎のレビュー一覧
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【ジェロントロジー宣言 「知の再武装」で100歳人生を生き抜く】寺島実郎著、NHK出版、2018年
「今度、札幌に行くから食事をしよう」
と誘っていただき寺島実郎さんと本当に久しぶりにご飯をご一緒した。
初めて会ったのは早稲田を卒業する年だった。
三井物産のオフィスに緊張して行ったのを覚えている。
それから10年以上お会いすることはなかったが、再会したのはソフトバンク社長室の時。様々な会合でご一緒し、グッと距離が縮まった。復興支援財団の評議員もお願いして就任してもらった。
校長になってからは初めての機会だった。
「荒井くんが頑張っているのは各方面から聞こえてくるよ」とおっしゃっていた -
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本書はもともと2000年に単行本として出版されたものを2007年に選書化し、文庫化するにあたって2006~7年に書かれたエッセイ2編を付している。だから、基本的にはミレニアムを迎えるにあたって100年前を振り返るというスタンスで書かれている。また、その基本には昨今の日本が米国を通して世界を見る状況にあるのに対して、欧州が過去の存在になっていることへの批判がある。
1900年は18世紀最後の年であり、市民革命などを経て、さらには社会主義の理念とその実態とのはざまに揺れる社会風潮があったようだ。結果的に2度の世界大戦を引き出すきっかけもすでに生まれていた。
こうした欧州の中に飛び込んでいき、 -
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ネタバレ・「何のために働くのか」という難しいテーマに対し、若者への熱いメッセージが込められた1冊。「我が人生を振り返って」で振り返っているように(P73)、様々なできごとや出会いをとおして、筆者は自分や時代と向き合ってきた。
・働くことはカセギ(経済的自立)とツトメ(社会参画、社会貢献)であり、「働くことを通して、世の中や時代に働きかけ、歴史の進歩に加わること」(P48)それが、働くこと、生きることの意味だと筆者は言う。そして、自分らしい仕事を探すのではなく、仕事を通じて自分の可能性を懸命に探求していけば、おのずと「これをやるために生まれてきたんだ」と思える仕事に出会える」(P51)とのこと。なるほど -
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現在の「政治・経済」を扱っている書はあまたあるが、やはり本書は読み応えがある。
「経済」における「直面する危機」や「政治」における「日米同盟」についての多くの考察は、著者が「脳力のレッスン」というだけに、どう考えたらよいのかという多くの指針を含んだものとなっている。
もちろんすべて全面的に賛同できる内容ばかりではないが、一般にマスコミで流される表層的な情報にとどまらず、確かに一段と深い考察であると思う。
著者の「立ち位置」は、かつては「右」と思われていた位置であるだろうが、世の中全体の価値観が右に移動した結果、今では「中道左派」になるのではないだろうか。
著者の主張は「大中華圏(グレ