世界を知る力

世界を知る力

ビジネス・実用
679円 (税込)

3pt

世界同時不況のさなか、日本には民主党新政権が誕生した。冷戦が終結して二〇年が過ぎ、長く続いた戦後体制は名実ともに変わろうとしている。日本と世界は今どこへ向かっているのか? 長く世界潮流を観測してきた著者が、“時空を超える視座”“相関という知”を踏まえて、“分散型ネットワーク時代”の新たな展望と日本の針路、いま最も必要とされる「全体知」のあり方を提示する。米中二極体制をどう考えるか? 極東ロシア、シンガポールの地政学的な意味とは? グリーン・ニューディールはIT革命を超えるか? 自民党はなぜ大敗したのか? 「友愛」なる概念は日本の未来を拓くのか?

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1~2件目 / 2件
  • 世界を知る力
    679円 (税込)
    世界同時不況のさなか、日本には民主党新政権が誕生した。冷戦が終結して二〇年が過ぎ、長く続いた戦後体制は名実ともに変わろうとしている。日本と世界は今どこへ向かっているのか? 長く世界潮流を観測してきた著者が、“時空を超える視座”“相関という知”を踏まえて、“分散型ネットワーク時代”の新たな展望と日本の針路、いま最も必要とされる「全体知」のあり方を提示する。米中二極体制をどう考えるか? 極東ロシア、シンガポールの地政学的な意味とは? グリーン・ニューディールはIT革命を超えるか? 自民党はなぜ大敗したのか? 「友愛」なる概念は日本の未来を拓くのか?
  • 世界を知る力 日本創生編
    679円 (税込)
    いま日本中の人々が、不安、苦悩、孤独感にさいなまれている。「日本は再生できますか?」――。われわれに問われているのは、筋道立った思考の再起動である。親鸞聖人の思想、幕末の志士たちの生き様、そして関東大震災の教訓……。私たちの歴史を振り返ることで見えてくるものは何か? それはユーラシア大陸東端に位置する日本の地政学的な可能性であり、「原子力という火」と対峙する近代主義者としての覚悟である。親鸞聖人がいうように、「絶対他力」からはじめて自立自尊の大切さが浮かび上がるのだ。いま本気で考えるべきことは何か? 産官学のネットワークのなかで独自の思考を積み重ねてきた全体知の巨人が提示する真の復興構想、新しいエネルギー戦略とは? 『世界を知る力』待望の続編。

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世界を知る力 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    寺島実郎さんはよくテレビで見てて、すごいいろんなことを知っていてすごいと思っていたので、本を読んでみました。日本はアメリカを通して世界を見ているとか、世界にはユダヤとか中国、ユニオンジャックの深いところでのつながりが存在して動いていることはとても参考になる話でした。知識を切れ端で持っていては何にも役に立たず、それらをいろんな角度から繋げてみて、世界を見ることが、問題の本質をつかむためには大切で、行動することも大切と分かりました。実践してみたいと思います。

    0
    2020年10月30日

    Posted by ブクログ

    【本の内容を一言で】
    偏った世界観だけでなく、違った目線から世界を「能動的に」知る必要性がある!


    【内容まとめ】
    1.「アメリカ・フィルター」通しの偏った世界観だけでなく、違った目線から世界を知る必要性がある!
    2.「ペリー来航」が近代史の始まりではない!
    3.中国をバカにしてはいけない。見習うポイントは勿論、多大なる恩があの国にはある!(ただ心酔しても駄目、やられる。)
    4.agree to disagree:「賛成はできなくても、相手の主張の論点は理解した」という姿勢
    5.マージナルマン(境界人):複数の系の境界に立つ生き方


    【感想】
    7年前にリーダーから教えてもらった本で、未だに何度も読み直すくらいのお気に入り本!
    定期的に読み返したくなるし、読むと何度でも新しい気付きを与えてくれる名作。

    特に印象に残ったのは「ユダヤ格言」と「中国観」。

    ユダヤ格言は以下の通り。
    『朝寝、昼酒、幼稚な会話、そして愚か者の集いに連なること、これが身を滅ぼす。』
    本当にこの通りだし、耳が痛い話しだな・・・
    最近改善しつつあるけど、継続していこう!

    『汝はいずこより来たりて、いずこに向かう者ぞ』
    本当にユダヤは偉大な民族だ。
    アンパンマンの歌詞にもあるよね。「何の為に生まれて、何をして生きるのか。分からないまま終わる、そんなのは嫌だ」
    ここって定期的に考えないと、本当に「分からないまま終わる」ね!!
    日々忙殺されつつも、たまには考え直してみよう。

    中国観はまさに【まとめ】に書いてある通り!
    むしろ、今の日本人でさえ、中国人をバカにできるに値しない!中国のエリートには完全に負けているだろう。

    本当に、下の引用だけでも得るポイントが多いよね。
    一度ゆっくり考えないといけない内容がてんこ盛りだった。

    とりあえず、異国フレンドが欲しいぜ!!!!


    【引用】
    今こそ時代や環境の制約を乗り越えて、『世界を知る力』を高めることが痛切に求められている。
    凝り固まった認識の鋳型をほぐし、世界認識をできるだけ柔らかく広げ、自分たちが背負っているものの見方や考え方の限界がどこにあるのか、しっかりとらえ直す事はできる。


    p34
    ・ペリー来航が日本の近代史の始まりではない
    その150年前に日本人はロシアに漂流しており、世界一周をしており、ロシアの使節団などは来日している!

    日露関係は日米関係よりもっと歴史的に深く長い関わりを持っていた。


    p48
    英語が話せるから『国際人』なのでもない。
    異なる国の人たちにも心を開き、自分を相対化して見るとのできる人が『国際人』なのである。


    p52
    ・悠久たる時の流れを歪めた戦後60年
    アメリカに影響され続け、自らの体内に蓄積された膨大な歴史時間(=日本史)を忘却
    アメリカを通してしか、世界を見ていない。

    中国文化に対する尊敬・信奉・敬服・劣等感が、日清戦争によって『優越感』に反転してしまった。
    大東亜戦争における敗戦も、戦勝国には中国が含まれるにも関わらず、『アメリカに負けた』とだけ思い込んでいる。


    p90
    ・ユダヤの格言
    『朝寝、昼酒、幼稚な会話、そして愚か者の集いに連なること、これが身を滅ぼす。』

    ・メンチ
    『信頼に値するひとかどの人物』
    明確な己、技能、見識を持っている人物

    ・ユダヤの聖典
    『汝はいずこより来たりて、いずこに向かう者ぞ』
    常に歴史の目的や、人間の本質を問い続けてきた

    ・ユダヤ人母の教育
    自分たちの生活がどんなに苦しくても、どんな逆境にあっても、子どもの教育にだけは心血を注ぐ。
    その地域にしがみつくためではない。流浪の民であるユダヤ人には、その土地で採れる資源やモノによって豊かさを確保しようという発想はない。
    どこに流れ着いても活用できる目に見えない価値、すなわち技術や情報を習得することで身を立てようとするのがユダヤ人!

    人類史に多大なる影響を及ぼしたユダヤ的思想の根底には、どんな逆境にもくじけない根性が横たわっている。


    p168
    ・日本には、世界レベルの通信社やシンクタンクがない!
    イギリスのロイター、アメリカのAP、中国の新華社などと比べたら、一桁で済まないほど桁違いに少ない!

    日本が独自に入手する世界の情報は、「膨大」でもなんでもない。
    自然科学の世界において圧倒的に観測数が少なければ、新事実の発見で遅れをとるのが当たり前のように、そもそも観察される情報がこれだけ桁違いに少なければ、世界を体系化して見ることが困難になるのも当然。

    限られた情報に依存して、多くの日本人は世界を認識しようとしていることに気づかなければいけない!


    p177
    ・書を捨てずに街に出よう
    文献だけ読んでいれば世界はつかめる、と勘違いする人が出るかもしれない。
    「世界を知る力」を養うためには、大空から世界を見渡す「鳥の眼」と、しっかりと地面を見つめる「虫の眼」の両方が必要!
    その「虫の眼」を鍛えるのは、なんといってもフィールドワークである。

    必ずぶらぶらと地元を歩く時間を作る。
    無駄といってもいいだろう。
    しかし「虫の眼」を鍛えるためには、これが大切。


    p181
    ・agree to disagree
    「賛成はできなくても、相手の主張の論点は理解した」という姿勢


    p194
    情報は教養を高めるための手段ではない。
    問題を解決するために色々な角度から集めるものである。
    断片的な情報を「全体知」へと高める動因は、問題解決に向けた強い意志である。

    世界の不条理に目を向け、それを解説するのではなく、行動することで問題の解決に至ろうとする。
    そういう情念を持って世界に向き合うのでなければ、世界を知っても意味がない。


    p203
    ・マージナルマン(境界人)
    →複数の系の境界に立つ生き方という意味。
    ひとつの足を帰属する企業・組織に置き、そこでの役割を心を込めて果たしつつ、一方で組織に埋没することなくもうひとつの足を社会に置き、世界のあり方や社会の中での自分の役割を見つめるという生き方。

    帰属組織を失ったなら生きていけない虚弱なサラリーマンではなく、技能と専門性を持った汎用性の高い人間を必要としている。

    0
    2017年12月07日

    Posted by ブクログ

    著者の、全体を俯瞰して、相互の関係性を読み解き考えることで知を形成するアプローチに深く共感しました。また、ご自身の原点であるフィールドワークという自らの経験を通じて、価値観を磨くという手法も。
    「相関という知」の章での、大中華圏・ユニオンジャック・ユダヤネットワークに関する論は、たへん参考になりました。あ〜、この様に世界の繋がりを読み解いているのかと。
    今後もより世界が身近になる世の中において、この書を一読する価値は十分あると感じた次第です。ただ、鳩山内閣の政策ブレーンだったという事実には、目を背けたいところですが。

    0
    2017年05月07日

    Posted by ブクログ

    自分の目で見て、現場に行って声を聞いてくること。観察すること。それによって見えてくる。どちらにしてもフィルターがかかるが、アメリカというフィルターなしでみられれればそれにこしたことはない。
    1805年に通商関係をロシア側の要求を断って、蝦夷地域(今の北海道)の警護を命じているところがすごい。
    そして1806-1807年に度々ロシアの船が樺太、利尻などに来航すると。そしてウラジオストックって訳すると「東を征服せよ、支配せよ」って意味ってすごいなあ。
    それとあわせてどんどん北海道を屯田兵という形で開拓し、極東ロシアも1)農業移民という形2)ロシア革命の見せしめ 3)ヒトラーのソ連侵攻の見せしめ の 3点で、ウクライナの住民を移民させたりしたとのこと。ここがまた、一つのシベリアだったんだ。
    横綱の大鵬がウクライナ人だったとは知らなかった。(樺太出身だし)
    また、戦前の日本は、自由に世界に行けたのだ。あまり知られていないけど。1912年与謝野晶子は、夫をおいかけて、シベリア鉄道に乗ってパリに行く。へーー・びっくり。
    それと否定できない中華民族が世界を動かしていること。中国だけでなく、マレーシア、シンガポール、いろんな国に中華系のネットワークを持っている人たちがいること。
    世界の人と話をしながら、「agree to disagree」という関係をすること。賛成派できなくても、相手の主張の論点は理解したという姿勢が大事というのは教官だった
    知的インフラの整備がされていないというのも痛いところを突いたいるなあ
    著者が最後にサラリーマンではなくマージルマンである生き方をすることについて書いてある。軸足を片方ずつおいて両方を行う。「境界人」という言葉は、この人が世界を知っていることにつながっているんだろうと思う。

    0
    2016年04月22日

    Posted by ブクログ

    そもそものきっかけが、自分には圧倒的に世界を知る力が欠如しているという自覚からだから、そういう点では見事にニーズに答えてくれていた良書だと思った。のっけからアメリカの視点を通しての世界観にすぎない、っていうのもビックリしたけど納得いく話だし、意外に深いロシアとの関わりの歴史とか、ユニオンジャックの矢の話とか、知らなかったし面白かった。日米関係と米中関係の繋がりも、今のご時世だと尚更必要になってきている知見だと思うし、一冊を通して、とても勉強になりました。

    0
    2012年09月16日

    Posted by ブクログ

    知性とはどういうものか、についての1つの見方。 全体知、知識と体験の両輪(鳥の目と虫の目)、情報の相関を考え抜く力、など。

    0
    2013年03月16日

    Posted by ブクログ

    "寺島実郎さんは、当社のコンサルタントのようなこともその昔、行っていた。
    歴史を知った上で、自らの歴史観から世の中を見ること。
    そして、自らの歴史観、歴史認識が他の国民、他の民族ではとらえ方が違うことがあるということを知っておくこと。
    そして、謙虚に、誠実に、こうしたものの見方を得るに至った背景を学び、理解をする努力をすること。
    その上での外交を行う。というようなところに共感した。"

    0
    2018年10月20日

    Posted by ブクログ

    赤穂浪士の吉良討ち入りのころに、ロシアではピョートル大帝が日本語学校を作った。
    信玄も孫子も昔の人、というふう二思いがちだが、両者には2000年の開きがある。信玄にとっても孫子は昔の人だった。現代人は遠景を圧縮してみてしまう。
    欧米人がチャイナというとき、それはシンガポールや台湾などを含むことがあるから注意。
    タイム・ワーナーの創立者は中国で小さいころを過ごし、親中だったので、太平洋戦争で親中になるよう米国世論を誘導した。

    0
    2015年12月23日

    Posted by 読むコレ

    世界を知る力と、近所の偉人の方の勧めで、購入して読んでいます。タイトルから、壮大な俯瞰力が得られそうな一冊に感じています。「世界を知る」とは、断片的な知識が、さまざまな相関を見出すことによってスパークして結びつき、全体的な知性へと変化していく過程を指すのではないだろうか?ー第四章 世界を知る力より。
     元々、商社マンで、海外を赴任しながら、実践的に感じていた「世界」を、様々な視点から、書き下ろした「世界を知る」ことについての入門書かつ、読者には、いかにしてそういった視点を持ち、実践的に応用していく展開で、四十年の活動の形として世に出たベストセラーな、一冊です。

    0
    2012年12月20日

    Posted by ブクログ

    序章はあまり感銘しない。中盤から終盤にかけて、筆者の価値観や思想が見える。外に出て中を見る、という客観性を体感せよということだと思う。帰国子女の私は、全く同意。

    0
    2012年12月07日

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