作品一覧

  • 自由だけではなぜいけないのか 経済学を考え直す

    自由だけではなぜいけないのか 経済学を考え直す

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻1,870円 (税込)
    なぜ、新自由主義経済ではダメなのか? 自由放任の経済は、人びとの絆と信頼を破壊し社会基盤を掘り崩す。新自由主義経済の欺瞞と論理矛盾を暴き、あるべき経済の在り方を社会との関係に注目して論じる。 【目次】 はじめに 第一章 新自由主義が日本を劣化させた 第二章 新古典派経済学パラダイムの構造と主張 第三章 個人の独立性という虚構 第四章 法化社会で自己利益を追求する個人という虚構 第五章 高能力を持つ合理的な個人という虚構 第六章 情報の非対称性 第七章 取引費用と契約の不完備性 第八章 業績は評価できるのか 第九章 ネットワークと社会関係資本 第一〇章 社会関係資本と人間の行動 第一一章 良質な文化をいかにして形成するか 第一二章 日本社会をいかに立て直すか おわりに 参考文献 索引
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

    学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻814円 (税込)
    「なぜ大卒の給料は高卒の1・5倍なのか?」「働く母と専業主婦のどちらが子どもの学歴を高めるか?」など、ユニークな調査と教育経済学の理論で、受験社会のしくみを読み解く。

ユーザーレビュー

  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

    Posted by ブクログ

    教育学×経済学 
    学歴ってどんな人にも関わりあるのですよねー。日本に限って言えば。
    だから身近に切実に感じる内容かもしれませんねー。
    結構砕いてあるので,経済学に興味を持てるかもです?
    後半は,まあ,著者さんの理想の教育論?みたいな感じでちょっとどうでも(略
    まあ色々ある考えのひとつとして読めばいいんじゃないかしらん。

    0
    2017年09月02日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

    Posted by ブクログ

    教育学研究で従来より問題視されてきた学歴の問題。
    この本は、そんな問題に焦点を絞り、
    経済学の視点からその問題の本質を明らかにしてくれる。
    教育学者は往々にして経済学的な視点に疎いところがあるので、
    こうした文献が増えてくることは歓迎すべきことだと思う。


    この著書の見所は、
    中盤以降語られる学校選択性・英語教育・少人数学級の分析。
    特に学校選択性については、
    経済学的な分析だと「推進すべし」となりがちだが、
    この書では経済学的に損失が大きいとしており、印象的だった。


    他方、最後のほうでは数学と英語の受験指導の問題に触れているが、
    試験問題を載せないなど、具体性に欠ける点は否めない。
    (本書は縦書きであるため、試験問題を載せること自体も困難だが…)
    それでも、基礎・基本の必要性を経済学的に示したり、
    教科書の分量や執筆者の専門分野に言及したりと、
    それなりに納得させられる部分も見られる。


    今後、こうしたアプローチがより教育界に浸透してほしいと思う。
    教育問題について考える人に勧めたい一冊である。

    0
    2009年10月04日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

    Posted by ブクログ

    とても分かり易い教育経済学の紹介。
    新書だけに、深くつっこむことはないが、経済的見方を教育に導入しようという人はまずこれを読むと良い。
    拒否反応を起こさずに受け入れられると思う。

    0
    2009年10月04日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

    Posted by ブクログ

    ①
    2004年の統計によると、高卒男性と大卒男性の平均賃金の差は、
    60歳までで約7000万円になる。
    このような差が生まれる理由として、教育経済学では2つの理論がある。

    ②
    1つは人的資本論と呼ばれるもので、工場の設備(資本)に多くの金を投入すれば生産性が高まって結果的に収益が増えるように、人間にも多くの時間や知識を投入すれば生産性が高まり、それによって収益が増えるという考え方。

    ③
    もう1つはシグナリング理論と呼ばれるもの。この理論において、まず初めに企業は「大卒者は高卒者に比べて仕事がよくできる」という仮説に基づいて、大卒者に高い賃金を与える。すると、同年代の高校生のうち、能力の高い者は高い賃金を求めて大学に進学する。能力の低い者もできることなら大学進学を志すが、能力の低い者にとってはそのためのもろもろの費用が高くつくため、大学進学を諦め、高卒で就職する。すると、企業は求職者の能力を問わずに学歴だけで判断したにも関わらず、結果的には高能力者に高い賃金を払えていることになる。この時点では求職者の能力について企業は情報を持っていないが、10年後に彼らの能力者をよく把握した上で検証してみると、やはり大卒者の方が高い能力を示していることが確認される。もともとの能力が高い上に、高所得によってモチベーションも高いためである。このようにして、初めは単なる思い込みでしかなかった「大卒者=高能力者」という理論が実質を帯びることとなる。
    企業の採用決定者が責任回避的なほど、シグナリング理論が成立しやすくなる。採用決定者は、自身が採用した社員が入社後に成果を上げないとその責任を問われるが、その際にシグナルに従って判断したと言えば責任が回避できるためである。逆に言えば、シグナルにとらわれずにリスクをとって採用活動を行うことで、他の責任回避的な企業では気づかない優れた学生を採用する可能性もありえる。

    ④
    オーストラリアの学校納付金の支払い方法は、在学中にはそれを支払う必要がなく、卒業してから一定水準以上の所得(最近では400万円以上)を得るようになったら、その所得額に応じて徐々に返済を開始するという無利子のローン制度。しかも、その支払いは税金とともに行われる。
    この制度によって、貧しい家庭の子が大学に行けないということがなくなり、かつ、大学を卒業したはいいがその後何らかの理由により職につけず、借金地獄に陥るという可能性もなくなる。

    ⑤
    子どもの学歴に対して影響が大きいのは、父親よりも母親の学歴である。子どもが成人になるまでの接触時間・会話時間を考えると、朝早く会社に行って夜遅くに帰ってくる父親に比べて、基本的には家にいることの多い母親の方が子どもとの接触時間が圧倒的に長いためである。すなわち、子どもと多く話す人の知的レベルによって、子どもの将来の学力が規定されるということになる。

    ⑥
    体系的学習をすることの利点は、何か問題が起きたときに、既存の体系の中に位置付けてその問題を理解できることである。浅くとも広い知識を備えていれば、多くの問題に対して適切なアプローチを生み出すことができ、誤った判断をすることが少なくなる。

    ⑦
    新しい考えを生み出すためには、まずは豊富な既存知識が無ければいけない。閃きとは本当に何もないところからは生まれず、潜在意識下にある豊富な知識の組み合わせから生まれるためである。豊潤な土壌が無ければ、種が芽を出すことはないということである。

    0
    2012年04月13日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

    Posted by ブクログ

    今問題となっている、教育格差について学歴をもとに書かれている1冊。
    現実として起こっているだけに、考えさせられました。

    0
    2012年04月11日

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