荒井一博のレビュー一覧

  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    教育学×経済学 
    学歴ってどんな人にも関わりあるのですよねー。日本に限って言えば。
    だから身近に切実に感じる内容かもしれませんねー。
    結構砕いてあるので,経済学に興味を持てるかもです?
    後半は,まあ,著者さんの理想の教育論?みたいな感じでちょっとどうでも(略
    まあ色々ある考えのひとつとして読めばいいんじゃないかしらん。

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    2017年09月02日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    教育学研究で従来より問題視されてきた学歴の問題。
    この本は、そんな問題に焦点を絞り、
    経済学の視点からその問題の本質を明らかにしてくれる。
    教育学者は往々にして経済学的な視点に疎いところがあるので、
    こうした文献が増えてくることは歓迎すべきことだと思う。


    この著書の見所は、
    中盤以降語られる学校選択性・英語教育・少人数学級の分析。
    特に学校選択性については、
    経済学的な分析だと「推進すべし」となりがちだが、
    この書では経済学的に損失が大きいとしており、印象的だった。


    他方、最後のほうでは数学と英語の受験指導の問題に触れているが、
    試験問題を載せないなど、具体性に欠ける点は否めない。

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    2009年10月04日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    とても分かり易い教育経済学の紹介。
    新書だけに、深くつっこむことはないが、経済的見方を教育に導入しようという人はまずこれを読むと良い。
    拒否反応を起こさずに受け入れられると思う。

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    2009年10月04日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    2004年の統計によると、高卒男性と大卒男性の平均賃金の差は、
    60歳までで約7000万円になる。
    このような差が生まれる理由として、教育経済学では2つの理論がある。


    1つは人的資本論と呼ばれるもので、工場の設備(資本)に多くの金を投入すれば生産性が高まって結果的に収益が増えるように、人間にも多くの時間や知識を投入すれば生産性が高まり、それによって収益が増えるという考え方。


    もう1つはシグナリング理論と呼ばれるもの。この理論において、まず初めに企業は「大卒者は高卒者に比べて仕事がよくできる」という仮説に基づいて、大卒者に高い賃金を与える。すると、同年代の高校生のうち、能力の高い

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    2012年04月13日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    今問題となっている、教育格差について学歴をもとに書かれている1冊。
    現実として起こっているだけに、考えさせられました。

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    2012年04月11日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    現・一橋大学大学院経済学研究科教授(ミクロ経済・日本経済論)の荒井一博(1943-)による教育経済学論。

    【構成】
    第1部 学歴社会には「法則」がある
     第1章 学歴はなぜ所得格差を生み出すのか
     第2章 学歴シグナルによる「差別」は正当か
     第3章 働く母親と専業主婦、子どもの学歴を挙げるのはどっち?
    第2部 経済学的に正しい教育とは?
     第4章 学校選択制と教育バウチャー制度で何が変わるか
     第5章 英語ネットワークへの投資法
     第6章 「いじめ」を経済学で解決する
     第7章 教師と学級規模の経済学
    実践編 収益率をアップさせる学習法

    教育を経済学の視点で考える、というのが本書のユニー

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    2012年02月18日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    近頃の教育問題は、経済学的な知識なしに立ち向かうことができません。
    本書は「教育の経済学」の基本的な考え方を紹介しながら、「なぜ大卒男性の給料は高卒の1.5倍なのか?」「子どもの学歴を上げるのは働く母親か専業主婦か?父親か母親か?」「少人数学級は学力を高めるのか?」など、さまざまな角度から学歴社会のしくみを解き明かします。
    また「英語ネットワークへの投資法」や「いじめの経済学」など、専門の世界においても先駆的で、なおかつ問題解決に有効な視点を提供します。

    [ 目次 ]
    第1部 学歴社会には「法則」がある(学歴はなぜ所得格差を生み出すのか 学歴シグナルによる「差別」は正当か 働く

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    2011年04月08日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    荒井一博著「学歴社会の法則 教育を経済学から見直す」を読んだ。

    最近、漠然とマクロ的な視点で学校経営を考えたいと思っていた。
    教育に、行動経済学とか経済合理性の視点を適用できるかどうか、などである。

    この本は、少し前にはやった下流社会、高学歴社会の終焉といった格差社会の指摘ではなく、
    社会全体の「厚生(好ましさ)」を考える経済学の視点で書かれている。

    以下、例の如く印象に残ったことをまとめてみる。

    教育論議は、経済学的な知識なしに、説得的な見解を表明することは困難。
    多く人物金時間を必要とする活動だから。

    大卒男性は高卒男性の1.5倍給与を得ている。
    高学歴は高収入を得るということに

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    2010年11月14日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    キャッチーなメインタイトルにつられて手に取ったが、中身は豊富なデータを用いた経済(特に人的資本論)入門書。
    研究者がまだ日本に少ないというだけあり、なかなかユニークに感じられる箇所が多かった。
    ただ、後半まで読み進めるに従って理想の教育論が語られている印象が強まった。あとがきにある「普通科目に割く時間は4時間/日が良いのでは」というくだりでは、経済学に基づく根拠が殆ど見受けられず残念だった。つづきはまたね、ということか。

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    2010年09月17日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    20090112
    大学に入学して間もないころに、兄貴に読んでみろと言われてちらっと読んだ。結局読み終えてないのだけど、経済学の立場から見た教育ということを通じて、経済学の考え方が少しわかった気がして面白かった。また読み返してみようと思う。

    20100410
    どこまで読んだのか覚えていないけれど、とりあえず4章から読み進めてみた。
    ・第4章:学校選択制と教育バウチャー制度で何が変わるか
    いずれの制度もさほど好ましい結果を生み出さない。
    ・第5章:英語ネットワークへの投資法
    英語「公共財(非競合性、集団消費性)」「ネットワーク」
    ・第6章:「いじめ」を経済学で解決する
    「いじめのネットワーク理論

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    2012年04月28日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    2008/1
    この本は教育学の本でいいのか、それとも経済学の本なのか。全編にわたり、教育というものを経済学的視点で分析している。
    経済学について理解がないと何を言っているのかわからない部分もあるだろうが、斬新な教育論。

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    2009年10月04日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    読みやすくて興味深い内容だった。英語教育には否定的? 数学を投げ出した私としては読んでいて辛いものがあった。もう一度勉強し始めようかな。

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    2013年09月17日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    いろいろ考えることはできる、ってことが収穫。

    だけど、時々言っていることがちょっとムリかなー、と。
    学歴による差別(学閥)はダメ、と言っておきながら、如水会の大学に勤務して、そして、一部の優秀な人材に英語の勉強はさせるべき。
    ってちょっと違わなくないか???

    まあ、そういうのはさておき、問題点とそれの分析はおもしろいかな、と。
    父親と母親でどちらが子供に勉強面で影響を与えるか、とか。。。

    でも、教育って、壮大な実験なのかもしれない。
    今分かっていること(分かったこと)は少なくても10年位前に行われた教育。
    そこから学んだことを生かそうとすると、そこからまた数年。
    その間

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    2012年01月14日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    教育は「人的資本投資」


    教育がそれを受けた個人以外に対しても便益を生み出す



    シグナリング理論

    1、企業の信念

    大卒者は高能力、非大卒者は低能力

    2、企業が支給する賃金

    大卒者は高賃金、非大卒者は低賃金

    3、求職者の反応

    高能力者は大学進学、低能力者は進学断念

    4、実現する生産性

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    2010年02月28日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    父親や母親の学歴や収入で子どもの能力が決まってしまうのだとしたら現代において叫ばれている格差という言葉の意味を痛感せざるを得ない。
    ワーキングマザーかどうかでもまた、変わってくるらしい。
    例で登場する子どもが他の親と自分の親を比べて、遺伝だから仕方がないと不満を漏らす場面では苦笑してしまった。
    特に男性は卒業大学によって能力を推定され処遇を決定されてしまうことから人的資本論は教育イコール高能力と考えるのだ。

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    2009年12月15日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    教育の経済学や、教育論の中でも意見対立が目立つ分野(学校選択制・少人数制など)における議論を整理している。比較的読みやすかったが、新しい知見は得られなかった。いじめの所とかは若干無理やりな気がした。
    なぜか英語教育に関してアツい主張(かなり主観的)を展開していて、力を入れるところが違うだろうと思ってしまった。まぁ面白かったし共感できたので良いんだけど。


    300円。

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    2009年10月04日
  • 学歴社会の法則~教育を経済学から見直す~

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    大卒者の給料が高いのはなぜか、
    という問題に大して人的資源論とシグナリング理論の二つから答える。
    その他にもいじめの問題や、
    学校選択制などの問題に大して経済理論の面から論じている。

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    2009年10月04日