黒原敏行の作品一覧
「黒原敏行」の「すばらしい新世界」「悪の法則」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
【再読】
エジプトのナイル川をめぐる旅に出かけたポアロ。そこには個性あふれる乗客たちが乗り合わせていた。その中でも特に、リネットとサイモンのドイル夫妻とジャクリーヌが不穏な空気を醸していた。リネットとジャクリーヌは親友同士で、元々サイモンはジャクリーヌの恋人だった。だがサイモンはリネットと恋に落ち、ジャクリーヌを捨てて彼女と結婚したのだった。それ以来ジャクリーヌは二人に付き纏い嫌がらせをするように。
その旅の最中、アブシンベル神殿に立ち寄った際、危うくリネットが落石に巻き込まれそうになる。さらにその夜にはジャクリーヌがサイモンを銃撃する事件も発生する。サイモンの命に別状はなかったものの、そこで
Posted by ブクログ
人間はみんな愚かで弱くて小さな存在で
人生なんか勝手に転がり落ち続けるもので
自分で選べるようなことなんかほとんどない。
そんな毎日がただただ積み重なっていく。
でも、そんなクソの中でも、一歩踏み出せる日もあったりして、愚かで弱い人間は愛おしい。
という、私の大好きなテーマの本。
今のわたしが生きている社会は、豊かで平等で、なんでも望むことができるし、SNSを開けば他人のキラキラの上澄みや成功体験ばかりが目に入るけれど、生きるということは、本来苦しくて思い通りにはならないものだ。
グラスゴー、サッチャーと炭鉱労働者、カトリックとプロテスタント、アルコール依存症、ヤングケアラー、性的少数者
Posted by ブクログ
今ある価値観は全て、社会や周囲から与えられた「条件づけ」なのかもしれない
もしかしたら、人は顔や性格が少し違うだけで、それぞれにちょうどいい餌を与えられて、日本や社会、世界という大きな仕組みの中で上手に飼われているとしたらその制度を考えた人がすごい
一方で、今の自分の生活は、自由と管理の「良いとこ取り」をした結果なのかもしれないと考えると、今の生活を以前より肯定的に捉えられる気がする
そして読み終えてから、この本を昔にも読んでいたことに気づき、とても驚いた
プラトンは「魂は生まれる前に真理を知っており、学習とはそれを思い出すことである(想起説)」と語っていた。読み終えた瞬間、「ああ、そう
Posted by ブクログ
物語は1949年から50年のアメリカテキサスとメキシコが舞台。
時代は戦争から平和な近代化を目指し、馬より化石燃料を必要とする流れの中、それでも馬を愛しカウボーイとして生きたい16歳の少年が、テキサスを離れメキシコでならまだカウボーイとして生きてゆけると信じ、もう一人の少年と旅に出る。
途中、年下の少年も加わり3人で旅をする。
メキシコで仕事にはありつけたが、少年の恋とメキシコ革命後に残る階級意識が少年たちの過酷な状況へと進んでいく。
さすがマッカーシーという作品で、ハッピーエンドで素敵な冒険でした、などという結末ではなく、時代変革期の脅威、人間の醜さ、そんな負の感情を抱きつつも、人間が根本
Posted by ブクログ
最後らへんすごくよかったなー。
冒頭は普通のクライムノベルっぽく、主人公がうっかり慈悲をみせてしまって狙われることになるのも、イイネ。
中盤では主人公の奥さんが丁寧に描かれるので、最後の無慈悲な悲劇が身に迫る。
最後らへんの保安官の独白がすごくよかった。小説の終わらせ方として大変クールでかっこいいし、職業人生を終わらせる決断に際しての心の動きとしてのリアリティーもある。夫婦で馬に乗って佇む絵図が静かで悲しくてイイネ。
アメリカ社会の非情な一面を克明に描き切っている。
悪役は自然現象のように描写されていて、それも含めて筆者はドラマとか心理とかではなく、アメリカという国家を書いたのではないかと思う