幻の女〔新訳版〕

幻の女〔新訳版〕

妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼は気晴らしにその女を誘って食事をし、劇場でショーを観て、酒を飲んで別れた。その後、帰宅した男を待っていたのは、絞殺された妻の死体と刑事たちだった! 迫りくる死刑執行の時。彼のアリバイを証明するたった一人の目撃者“幻の女”はいったいどこにいるのか? 最新訳で贈るサスペンスの不朽の名作。

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幻の女〔新訳版〕 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こんな面白い推理小説はそう多くない。古典中の古典とのことだが、今読んでもプロットが古くなくてびっくりする。

    1
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    アイリッシュは短編集を中学生の時に読んで好きになり、これもその時に読んだ。
    何十年ぶりかで読んで、ニューヨークのバー、レストラン、劇場などのシーンや、服装、小物のセンスがとてもおしゃれで、アイリッシュは都会派の粋な作家だな、と改めて思った。
    ちょっとサリンジャーに通じる所がある。
    残酷なシーンもある

    0
    2024年10月17日

    Posted by ブクログ

    “夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。”


    80年前に出版された古典ミステリーの新訳版。
    無実の罪で死刑判決を受けた主人公の無実の証拠となる女を探していくのだが、章ごとに死刑までのカウントダウンになっておりハラハラしながら読んだ。

    内容も面白かったのだが、詩的な文章

    0
    2024年03月06日

    Posted by ブクログ

    無実の罪を着せられたスコット。死刑執行までに彼のアリバイを証明する“幻の女”を探し出すべく、友が立つ。

    夜のニューヨークをさまよい歩く男。どうやらムシャクシャと荒れているようだ。彼スコットは、妻と離婚について争っている最中だった。知らないバーに入ってゆきずりの女と酒を飲み、劇場でショーを見る。少し

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    妻と喧嘩し家を飛び出し、その晩はじめて会った女性と、観劇し、食事をする。帰ってきたら妻が殺されていて、殺人の容疑者として逮捕されてしまう。

    唯一自分のアリバイを証言してくれる女性は、誰に聞いても見ていないと言われ...。

    古典ミステリーの傑作といわれるだけあって、とても面白かった。夫婦とは?友情

    0
    2023年10月12日

    Posted by ブクログ

    「幻の女」はおよそ80年前に出版されたミステリー小説だ。しかし今読んでも全く色あせていない。
    冤罪をきせられたスコットの無実を証明するため、アリバイを実証してくれる見知らぬ女性を探す。しかし、バーやレストラン、タクシー、劇場・・・スコットは女性と同伴だったにもかかわらず、誰もがそんな女性は知らないと

    0
    2023年08月21日

    Posted by ブクログ

    言葉選びと文章がとても綺麗で惹き込まれた。
    予想だにしなかった結末にまんまと騙された。
    面白かった!

    0
    2022年12月20日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。文章がオシャレで、感覚に訴えてくる感じ。特に冒頭の一文は素敵すぎた。
    男は、こんなに特徴のある帽子の女と特別な夜を過ごし、アリバイがあるにも関わらず、容疑者となってしまう。警察の聞き込み捜査では、帽子の女が本当に居たのか、読んでいるこちらまでわからなくなってしまった。
    死刑執行が迫

    0
    2022年12月04日

    Posted by ブクログ

    仕掛けが非常に分かりやすかった点はミステリーとして少し残念だった。ただそれを凌駕する、彼の詩的な文章や比喩が、ミステリー分野を越え小説として完成されていて面白かった。プロットも緻密です。翻訳も読みやすくおすすめです。

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    妻と喧嘩した男は、街で風変わりな帽子をかぶった女と出会う。気晴らしにその女と劇場などで過ごして帰宅すると…。

    どうやら私は海外ミステリー沼に足を踏み入れてしまったみたいだ。

    誰も自分のことを信じてくれない。
    自分は幻を見ていたのか?
    面白くてどんどんはまっていく。

    章立てが「死刑施行日の○○日

    0
    2024年07月28日

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