暗闇へのワルツ

暗闇へのワルツ

ルイスは天にも昇る心地でいた。通信交際会に紹介されたジュリアという女性との手紙のやりとりが実り、彼は結婚することになったのだ。そして今日が、花嫁を乗せた船が着く日だった。だが、目指すジュリアの姿がない。狂ったように人ごみを探すルイスを待っていたのは、見も知らぬ、しかし、楚々たる美女だった! 限りなき転落へのワルツを予告するかのように……ムードとサスペンスの巨匠が悪女の美しさを描いた野心作。

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暗闇へのワルツ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年01月17日

    まさかアイリッシュがこんな悲恋の物語を書こうとは思わなかった。
    冒頭、別人になりすました若き淑女の登場から、度重なる齟齬から発覚する、花嫁入替りの事実。その事実が発覚すると同時に主人公の巨万の富を持ち出して逃亡する花嫁。復讐の鬼と化した主人公は1年と1ヶ月と1日を費やし、とうとう彼女を捕まえる。しか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「幻の女」読んで以来、一時期読み漁った作家さん。ストーリー展開は大体いつも同じパターンなのに引き込まれるし、心理描写も興味深いし、表現もなんとも叙情的でロマンチック。美しい言葉、セリフ回しにため息がでます。ヒロインの正体が判明するまでの話だとデュ・モーリア風ですが、この作品ではその後の展開がメインに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ここまで悪女ぶりを書ききるとは・・・。
    なんとなく映画「カサブランカ」に雰囲気が似ているかな。こっちの方が完全なる愛憎劇という感じでしたが・・・
    こちらも映画化されてるようで、機会があれば是非観てみたいです。

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    Posted by ブクログ 2010年02月01日

    ラストでルーが強壮ドリンクを飲みたいというシーンで泣いてしまった。・・・って、これ別にネタばれコメントじゃないよね?ドキドキ。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年12月25日

    ウィリアム・アイリッシュ作品。 3作品目。

    「その望みが達せられるなら、どんな運命でも、たとえそれがスペードのエースでも、甘んじて受けましょう」ルイスは祈る。破滅の合言葉です。
    「あたし、いちかばちかってことをやる男が大好き」刹那に生きるギャンブラーの言葉が、加速させる。
    ただなぜこうなってしまっ...続きを読む

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