吉田奈保子の作品一覧
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ユーザーレビュー
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「俺たち三人で見つけたんだ」
はいQチーム(あ!)の物語は今回も面白かった!
使い古されたストーリー展開なんですが、ベタ展開好きなので問題ないです
いわゆる読者には見えてるけど登場人物には見えてないという奴です
核心のすぐ近くを行ったり来たりする主人公たち、でも気付かない
もうめっちゃやきもきす
...続きを読むるやつ
アサド!錯覚じゃないよ踏み込んじゃって!
カール!その扉開けるんだってば!
志村!後ろ後ろ!って奴よね
いや志村出てなかったわ
志村はチームQじゃなくてチームDだったわ
そしてボンクラ野郎だったゴードンがなんだか急成長
ちょっとうれしい
結局さー、惚れた女にいいとこ見せたいってのが男を一番成長させるのよね
Posted by ブクログ
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相変わらず読みだしたら寝られないシリーズ。
緊迫感が張り詰めるなかで
和めるのが
アサドのデンマーク語の慣用句のズレぶりw
NCISのジヴァの英語みたいで笑えます。
そいでいつ10弾が出るんですか?
待たれます!
Posted by ブクログ
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本作も一気読みしてしまいました。
特捜部Qの長年に渡るなんとも言えない団結力、結束力を見られて思わずうるっとくる場面も。後半のこの先どうなるの!という鬼気迫る感じが前回同様ハラハラしすぎて寝不足です。
逮捕されたカール、次作でどうなるのか!早く読みたすぎる、すでにデンマークでは出版はされているけれど
...続きを読む、デンマーク語はわからないので、今年3月出版予定のドイツ語で読むか、、でも3000円以上で高い、、(*_*)
Posted by ブクログ
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シリーズ完結前という触れ込みでひときわ、作者のリキが感じられる・・とはいえ、近づいて来るのが淋しい。
題からするとカールの「罪」とは何ぞやと思ってしまうが(ラストでは確かに、お縄だけど)その軛の状態のカールの頑張りは背水の陣的。
比較的おとなし目に見えるローセ、そして今一元気がない感じのアサド、ゴ
...続きを読むードンに至っては完全にやられっぱなしのそんな役どころといった体「最後は九死に一生だったけど)
1っ作目からすぐにファンになり、大好きな北欧物の中でも突出したスケール、がっちりした骨組みは満足いくものばかりだった。私だけかもしれないが7,8作は途中、退屈さを持ってしまって、未解決の大きな謎を引きずったままという事もあって未消化感。
今回は心菜規制という縛りの中での捜査、世界中ではかなり早い規制解除だったデンマークですら、捜査に難解な足枷があったろう事は筋の中にも読み取れる。しかし、オールソンは相変わらずのユーモアセンスを随所にばらまいて、決して読者を置いてきぼりにせず・・と言うところは嬉しいね。
今回巻末で訳者の方が述べていた中に~ドイツ語からの重訳でお世話になった方への謝辞があった。そこでキリスト教のニュアンスについて教えを貰ったとある。行間にそれを巧く落とし込めている吉田さんの力量にも敬意を表したい。
理系エリートの暴走というテーマはスラブ系に多そうな気がするのは申し訳ないが。。
聖戦という楯の元に猟奇めいた粛清を繰り返す人間・・これだけの数を見て行くと、宗教という名目の元の正義も疑惑を抱かざるを得ない感想を抱いた。
Posted by ブクログ
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特捜部Qの超久しぶりの新作。最初から10作完結と予告されたシリーズでありながら、ここのところ出版そのものにブレーキがかかってなかなか翻訳が日本に届いて来ず、やきもきさせられていたところ、ようやく届いた新作が本書である。これを読み切ると、シリーズ最大の謎である昔の事件の解決編がただ一冊残ることになる
...続きを読むのだ。このやきもき感がシリーズ読破を読者に強いていると言っても過言ではない。作者のトリックにむざむざ引っかかっていながら、そのことが嬉しくもあるのが不思議なところだけれども。
終盤に近付いたところで、ローセ、アサドと、話題の中心人物を入れ替えてき第7作・第8作であったが、本書はまだあの謎には一歩も近づかない。むしろ気を持たせたまま、謎の殺人事件をぼくらの前に提示してくるのが本書である。それも現在の事件をきっかけに古い化石のような未解決事件をいくつも掘り起こす作業が本書では待っている。そんなミステリーにはあまりお目にかかったことがないのだが、本書の読みどころは時空間スケールがとても大きいという点に尽きる。
具体的なケースについては語らないつもりなのだが、未解決犯罪専門部署でもある地下に追いやられた問題児ばかりで構成される特捜部Qという前代未聞の部署ならではの犯罪であり、それが単数捜査から複数事件、それもいくつもの、という波乱の展開を見せ始めることによって、やはりこのQシリーズがただものでないことが本書で、またしても明確になってゆく。いや、却って心地よいくらいに新手の警察小説なのである。予測を覆すという意味ではユッシ・エーズラ・オールスンという名前が覚えにくい上に、何とも凄腕過ぎる作家だ。
そして特捜部Qの破天荒さは、いつもながらでユーモラスですらある。暗い事件と残忍な犯罪に挑む彼らの心意気もチームワークの悪さもいつも通りでありながら、その個性がどれも刑事捜査能力に置いて優秀過ぎるゆえに、それぞれが問題児であるという特徴と跳ね返り合って、本シリーズの個性あふれる独自さが際立つというものなのである。
本シリーズは一部、ドラマ化されているのだが、主人公であるチームリーダーのカール・マーク役ニコライ・リー・カースは、ドラマでは少しハンサム過ぎるイメージである。ぼくの頭の中ではジーン・ハックマンみたいな荒くれっぽいイメージ。ローセはドラマも原作通りのイメージで良いな。アサドもまあまあ、である。
さて本書は、未解決事件を掘り起こしてゆくと、奇妙な現象に行き当たるQメンバーたちが、ある規則に気が付いてしまうという仕掛けになっている。とても長い年月に及んで、数年おきに発生している互いに関連のないがそれなりに有名な事件の時間的要素とその組織性。しかしその正確な犯罪システムのようなものが破綻しつつあるかもしれない。何かが壊れ、その真相が見えそうになっている。
シリーズ中でもスケール感のある本書だが、いつもながら特捜部Qの存続に関わりそうな事件でもあり、Q内の人間関係も崩壊一歩手前を疑わせる覚束なさ。事件、いや過去にまで遡る事件群そのものは驚くべき真相を見せ始める。本書の真相は長期にわたって身を隠してきた犯罪者集団と言ってもよいくらいだ。そのスケール感を味わえるのがシリーズ9作目である本書。これまで本シリーズに縁のなかった読者でも引きずり込まれそうなスケールと、少しダウンビートな感さえあるQチームのメンバーたちの落差はいつもながらなので、しっかり楽しんで頂けることと思う。
でも一作目を読むと、必ず次なる十作目まで興味を引きずられる。そんな仕掛けになっているためにまんまと罠にかかったしまったぼくも読者の一人である。仕掛けだらけの玩具箱。そんなシリーズ、さて次なる大団円の十作目。本作ほど待たされなければ幸いである。
Posted by ブクログ
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