シャギー・ベイン

シャギー・ベイン

デビュー作にして、英国最高の文学賞ブッカー賞を受賞。英語圏で100万部突破の話題作。
1980年代、英国グラスゴー。“男らしさ"を求める時代に馴染めない少年シャギーにとって、自分を認めてくれる母アグネスの存在は彼の全てだった。アグネスは、エリザベス・テイラー似の美女。誇り高く、いつも周囲を魅了していた。貧しさが国全体を覆っていくなか、彼女は家族をまとめようと必死だった。しかし、浮気性の夫がアグネスを捨ててから、彼女は酒に溺れていき、唯一の収入である給付金さえも酒代に費やしてしまう。共に住む姉兄は、母を見限って家を離れていくが、まだ幼いシャギーはひとり必死にアグネスに寄り添い──。

けっして生きる誇りを忘れなかった母子の絆を描く、
デビュー作にして、英米の文学界を席巻したブッカー賞受賞作。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    616ページ
  • 電子版発売日
    2022年04月20日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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シャギー・ベイン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    圧巻の600ページ。1980年代のグラスゴーにて、自己破壊的だが美しく誇り高い母アグネスと、3人の子どもたち、そしてアグネスを良いように扱う男たちを描く。サーチャー政権下の炭鉱閉鎖、失業、貧困、有害な男らしさと女性蔑視、性的指向、アルコール中毒、カトリックとプロテスタントの対立とこれでもかというくら

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    作者の自伝的小説らしい。作者=シャギーではないにしろ、作者が社会的に成功しているということで、読み切れた気がする。
    子供は親を選べない。どうしようもない母親だが、最後まで見捨てなかった少年。

    0
    2024年01月19日

    Posted by ブクログ

    分厚さの大半は「シングルマザーと自分、それを取り巻く1980~90年代の英国の荒んだ空気」
    自伝というからリアルに描かれた迫力がビンビン響いてくる。

    だが、国情の違いも加わり、共感を得、感動はしなかった。
    日本でもつとに言われるヤングケアラー。
    内容自体は古い歴史にもちょいちょい登場する、いわば小

    0
    2023年01月02日

    Posted by ブクログ

    イギリス・グラスゴー。日本人の私からしたら、全く知らない土地なのに、読み進めるうちに懐かしいような気がしてくる。家の中のことが近所に筒抜けで、格好なんてつけない。ただ自分のままで生きている。必死で生にしがみついている。そういう階層の人間たちが集まっている。裸で人生を進んでいる人たち。
    貧しいというこ

    0
    2022年10月02日

    Posted by ブクログ

    タイトルはシャギー・ベインだけど、本当の主人公はシャギーの母アグネス。
    貧しい肉体労働者の一人娘として生まれたアグネスは、歯並びは悪かったが、エリザベス・テーラー似の美人でスタイルも良く、言葉遣いもきれいで、ファッションセンスもあった。ハンサムではないが誠実で真面目な男と結婚。二児をもうける。
    ここ

    0
    2022年08月05日

    Posted by ブクログ

    これはとめどもなく続くアルコール中毒者であるアグネスの生態記録、アグネスを見放せない一途に健気に寄り添う子供のシャギー、このノベルは諦めずアグネスを見守り更生させたいが出来ないもどかしいシャギーの気持ちに沿って根気よく読み続けないといけない。徒労感が残り消化不良のまま読み終える。

    0
    2022年07月12日

    Posted by ブクログ

    シャギーの生きるイギリスの時代背景が、沈みゆく日本の姿と重なって見えた。

    母を必要とする年齢のシャギー。少し歳上の兄弟たちと母の関係性が時間と共に変化していく様子から、シャギーと母との関係の未来を予感させ、読んでいて終始切なかった。

    0
    2022年06月28日

    Posted by ブクログ

    1980年代の英国グラスゴー。
    アグネスは新しく生まれ変わるため
    家族と共に炭鉱町へ移り住む。
    しかし、元夫に見捨てられアルコールが手放せなくなる。
    息子・シャギーには愛情を注ぐが生活は困窮していく。
    (あー、アグネス、また失敗をしちゃうのかな?
    どうか、アルコールではなく子供たちに目を向けて)

    0
    2022年06月22日

    Posted by ブクログ

    サッチャー時代の炭鉱の町グラスゴーの貧困家庭の話。アルコール中毒の母親の面倒を見る小学生のシャギーが主人公。
    ちょうどアメリカのラストベルトの話のようだが、人種や移民の話はまだなく、カトリックとプロテスタントの対立が底層に流れる。
    筆者の自伝らしいが、ちょっと冗長。

    0
    2025年08月27日

    Posted by ブクログ

    複雑な歴史背景などがあるんだろうけど、結局、母親は子供に甘えてただけなんじゃないかってモヤモヤして終わった。
    でも、読みやすかったので読んで良かった。

    0
    2025年08月18日

シャギー・ベイン の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    616ページ
  • 電子版発売日
    2022年04月20日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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