ザ・ロード

ザ・ロード

空には暗雲がたれこめ、気温は下がりつづける。目前には、植物も死に絶え、降り積もる灰に覆われて廃墟と化した世界。そのなかを父と子は、南への道をたどる。掠奪や殺人をためらわない人間たちの手から逃れ、わずかに残った食物を探し、お互いのみを生きるよすがとして――。世界は本当に終わってしまったのか? 現代文学の巨匠が、荒れ果てた大陸を漂流する父子の旅路を描きあげた渾身の長篇。ピュリッツァー賞受賞作。

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ザ・ロード のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月05日

    ゾンビやターミネーターのいない未来社会と思われる世界を父と子が歩いていく。途中の出来事に徐々に吸い込まれる涙なくして読めない傑作。

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    Posted by ブクログ 2023年09月05日

    灰色の世界を生きる父と子の物語。
    作者の「息子に捧げる」という何とも心にズシンとくる計らい。
    父の子を守ろうとする強さと、子の父や(こんな状況でも)他人を思いやる純粋無垢さが、世界の荒廃、人間性の崩壊に対して、どう立ち向かい、導かれていくのか。
    星の光以外見えないような暗闇、静寂の中で読んだこともあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月25日

    空想世界ではなく現実に起きそうな未来がリアルで怖い。
    食、性別、人が余裕がなくなった時がより1番怖い。
    描写が想像出来てしまう。
    その中で親子の絆や純真な少年がこの本の面白さ

    命は平等であって平等でない
    生き方、命を考えさせられる作品

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    Posted by ブクログ 2022年01月19日

    全てが美しかった。
    文を噛み締めるようにじっくり読み進めた。
    希望も絶望もないんだろう。ただ生きるというストーリーがここまで楽しいとは。

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    Posted by ブクログ 2020年03月05日

    素晴らしい小説
    父と子の物語、sfの皮を被っていますが継承の物語、人生の物語だと感じました
    読みにくいですが読んで良かったと思える小説

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    Posted by ブクログ 2019年12月30日

    マッカーシーのピュリッツアー賞受賞作。終末の地球を歩く父と子の姿を、悲しみに満ちているが乾いた筆致で描いた。人類は自ら招いた恐怖と絶望を超えられるのかと、少年を通して語りかける。感動作。
    父親と少年が、何もかも燃え尽きた地表を南に向かって歩いている。

    理由は 訳者あとがきから
       舞台はおそ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月16日

    荒廃した世界をひたすら南に進む父と子の話。
    父として、息子としての考え方や心情態度の変化がおもろい。

    火を運ぶ者たちである。

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    Posted by ブクログ 2023年10月15日

    ただ歩くだけでどんだけ引っ張るんだ?という前半だけど、徐々にこの世界のありようが明らかになってきたりそれなりの物語の起伏もあってまあまあ楽しめる。

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    Posted by ブクログ 2023年08月23日

    動植物は死に絶え、人が人を喰らう終末世界で続けられる父子の「火を運ぶ」旅。善とは何か、生きるとはどういうことか…。全く光の見えない絶望的な情況の中で「破滅後」しか知らない少年の純粋さが胸を打った。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月20日

    直視できない現実の辛さを見せないように肩代わりする父親。しかし、泣くしかできなかった子供が現実をしっかり受け止め出し、ついには父親を支えるようになり、父親の遺した言葉を胸に、この終末世界の中を生き抜いていく──。

    あまりにも辛い、けれど詩的な表現の美しさに魅了されるSF小説の傑作。子育てをしている...続きを読む

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