安西徹雄の作品一覧

「安西徹雄」の「リア王」「十二夜」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ジュリアス・シーザー
    4.1
    1巻495円 (税込)
    シーザーが帰ってきた! 凱旋する英雄を歓呼の声で迎えるローマ市民たち。だが群衆のなかには、彼の強大な権力に警戒心を抱くキャシアス、フレヴィアスらの姿があった。反感は、暗殺計画の陰謀へとふくらむ。担ぎ出されたのは人徳あるブルータス。そして占い師の不吉な予言……。耳をくすぐる言葉、卑しい媚びへつらいにも動じないシーザーに、死はとつぜん訪れた。息遣いが聞こえる演出家の名訳・第2弾。
  • 十二夜
    3.9
    1巻517円 (税込)
    男に変装した若く美しいヴァイオラは、セザーリオと名乗ってある国の領主に仕えていた。その領主に魅せられたヴァイオラだが、領主は、伯爵家の令嬢で当主のオリヴィアに恋焦がれている。ところが、こんどはオリヴィアが男装のヴァイオラにひと目惚れ、大混乱が巻き起こって……。幾重にも行き違う愛の行方は? シェイクスピア喜劇の到達点!
  • ヴェニスの商人
    4.0
    1巻517円 (税込)
    裕福な貴婦人ポーシャへの恋に悩む友人のため、貿易商アントニオはユダヤ人高利貸しのシャイロックから借金をしてしまう。担保は自身の肉1ポンド。商船が難破し全財産を失ったアントニオに、シャイロックはあくまでも証文どおりでの返済を迫るのだが……。「ユダヤ人には、目がないのか。ユダヤ人には、手がないのか……」登場人物の生々しいまでの真情が胸を打つ。迫力の安西シェイクスピア、第3弾登場!
  • マクベス
    3.8
    1巻528円 (税込)
    「ヘエエエイ、マクベース!」荒野で三人の魔女から呼びかけられた闘将マクベス。やがては王になるとの予言どおり、ひたすら血塗られた裏切りと栄達への道を突き進む。王の座を手中におさめたマクベスの勝利はゆるがぬはずだった、バーナムの森が動かないかぎりは……。シェイクスピアの不滅の四大悲劇の一つであり、「舞台で生きる言葉」にこだわり練り上げた演劇の人・安西徹雄、最後の訳業。
  • リア王
    4.0
    1巻550円 (税込)
    とつぜん引退を宣言したリア王は、誰が王位継承にふさわしいか、娘たちの愛情をテストする。しかし結果はすべて、王の希望を打ち砕くものだった。最愛の三女コーディリアにまで裏切られたと思い込んだ王は、疑心暗鬼の果てに、心を深く病み、荒野をさまよう姿となる。戯曲を読む楽しみを追求しつつ、原作の気品と格調、ユーモア、激しい罵詈雑言などが忠実に再現された《安西シェークスピア》の第1弾。
  • ハムレット Q1
    3.7
    1巻550円 (税込)
    「生か死か、問題はそれだ」デンマーク王が急死し、王の弟クローディアスが王妃と結婚して王の座に就く。悲しみに沈む王子ハムレットはある日、父の亡霊と会い、その死がクローディアスによる毒殺だと知る。ハムレットは狂気を装い、復讐を誓うのだった……。これが『ハムレット』の原形、伝説のテキスト「Q1」ついに登場! シェイクスピア四大悲劇、最大の問題作!
  • 流れゆく日々 サイデンステッカー自伝
    -
    1巻2,464円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 川端康成、谷崎潤一郎、三島由紀夫など文豪たちの素顔!日本文学の翻訳・研究者として著名な筆者は、語学将校として第二次大戦を体験、日本の戦後処理にもあたった。のち日本文学研究に没頭する。その半生、そして文豪たちとの交流を描く。

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  • ハムレット Q1

    Posted by ブクログ

    従来海賊版とされていたハムレットQ1。ただ訳者の安西徹雄氏や解説の河合祥一郎氏が述べているように、上演に適した長さで、生きるべきか、死ぬべきかのセリフのおかれている場所やガートルードが王の悪事に気がついていることなど、わかりやすい筋書きになっている。難しいFなどと比べると確かにこれがハムレット?と思うところはあるけれど、普通に舞台にかけるならこっちの方が観客にはいいだろうなと思うし、ハムレットの魅力は充分に堪能できると思う。

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    2024年05月25日
  • マクベス

    Posted by ブクログ

    すべての物語の根源はシェイクスピアにあり。
    人が悪に染まっていく描写が大胆に、誇張されていて如何にもセリフ!って感じで面白かった。
    悪の道にひとたび脚を踏み入れれば、己の正義を信じてさらに悪で周りを塗り固めていく。
    マクベスの持つ弱さに反比例して肥大する悪。
    私達の中にある弱さも血なまぐさい強さに変わりかねないのかなと思った。

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    2022年12月30日
  • ヴェニスの商人

    Posted by ブクログ

    外国人と話をしていると聖書や古典に関する彼ら共通の知識があることに気付く。シェイクスピアの作品もその典型例だ。今まで戯曲というスタイルが好きになれずなんとなく避けていたのだが、気を決して読んでみた。
    流石に400年以上も読み継がれてきただけのことはある。そんなに深いストーリーでもないが、純粋に話の展開が面白い。次は悲劇ものにも挑戦してみるかな。

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    2019年08月11日
  • リア王

    Posted by ブクログ

    冒頭から忠臣の命をもかけた直言に心揺さぶられる。
    シェイクスピア四大悲劇の「リア王」
    深い悲しみが全編を通して時折胸を突く。
    その度に読書が止まる。

    時代を経て生き残ったまさに素晴らしい作品。

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    2018年12月13日
  • ヴェニスの商人

    Posted by ブクログ

    悲劇ではないこの作品は、シェイクスピアの中でも最も取っつきやすく話も理解しやすい。あらすじは改めて言うまでもないが、アントーニオ以外のキャラが非常に立っていて、どのキャラも魅力的だ。個人的にはポーシャの機転と行動力がお気に入り。解説にもあるように、シャイロックの立ち位置など様々な解釈があるようだが、まずは単純にストーリーを楽しんでもらいたいところ。

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    2018年07月26日

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