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シーザーが帰ってきた! 凱旋する英雄を歓呼の声で迎えるローマ市民たち。だが群衆のなかには、彼の強大な権力に警戒心を抱くキャシアス、フレヴィアスらの姿があった。反感は、暗殺計画の陰謀へとふくらむ。担ぎ出されたのは人徳あるブルータス。そして占い師の不吉な予言……。耳をくすぐる言葉、卑しい媚びへつらいにも動じないシーザーに、死はとつぜん訪れた。息遣いが聞こえる演出家の名訳・第2弾。
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Posted by ブクログ
有名な「ブルータス、お前もか」が書かれていて、世界史に対して興味が湧きました。 ■歴史は繰り返す■ 聴衆の恣意性、政治家判断基準の不確定性がカエサルを殺す悲劇となったのかもしれない。結果、優秀な皇帝がいなくなり、ローマ人にとっての悲劇をも呼んだのかもしれない。もちろん、このローマ人の恣意性という...続きを読むファクトだけが、今の世界史教科書を作っているというわけではないものの、それ(聴衆の恣意性、政治家判断基準の不確定性)がいかに世界を変えうるかという点で興味深かった。 日本人の政治的無関心、政治家のばら撒きをはじめとするパフォーマンス政治が連想された。"Gulliver's Travels"のLilliput編で、小人がロープの上をジャンプし一番高く飛んだ者が重用されるといった場面でSwiftが英国のパフォーマンス政治を風刺しているところからも、このような政治の在り方は歴史上繰り返してきたことなのかもしれない。今後も歴史は繰り返されるのだろうか。 衆愚政治となっている部分が多分にあることも否めないが、私たちにできることは何だろうか?政治ネタを「重い話」や「この場ではタブー」と一蹴することだろうか? この史劇は「歴史は繰り返す」を教えてくれる格好の教科書だと認識できた。
読みやすかった。引き込まれた。やっぱりすごい!!! There is a tide in the affairs of men.
ブルータス、おまえもか あまりにも有名なセリフですねーー。シェイクスピアってあまりにも有名だから、タイトルや大まかな内容は知ってはいても、実際にじっくり腰を据えて読んだことってなかったんですが・・・。 おもしろいっ!!今更ながら、シェイクスピアの素晴らしさを痛感しました(笑) なんとも・・・読んでる...続きを読むだけで胸が締め付けられるというか、言葉では表現できない感情が胸に溢れてきますね。 あと、新訳ってところがいい。昔買ったシェイクスピアの本を読み返していたんですが、これは訳が古めなのもさることながら、字が・・・。字が細かく、行間狭く、字体も読みにくい。だから読むのに二の足を踏んでしまうんです。 でもこれは、字も大きめだし、行間もいい感じにあいてて、字体もいい。これなら読む気が起こります。
共和政から帝政への過渡期にある古代ローマで起こった最も重大な事件を描く。シーザーの振る舞いに君主政への志向を見て取ったブルータスたちは、ローマが専制国家となることを防ぐために彼の暗殺を企てる。ブルータスはシーザーに対し個人的な恨みがないことを明言しつつも、公の利益のためには殺さなければならないという...続きを読む。シーザーが王となればローマ市民はみな奴隷になってしまうという、ほとんど強迫観念のような思いに囚われるブルータスとその仲間たち。それほどまでに彼らが重んじた共和政、そして自由とは何だったのかが気になった。
ローマ人の物語を読み終え、カエサルに興味を持ち、読んでみた。 予想以上に面白かった。 古典も読んで見るものだ、次は、アントニーとクレオパトラでも読むか
「ブルータス、お前もか」 情景描写がそこまで多くなく、登場人物の心情にスポットを当てていてよみやすい。
ローマ人の物語#13からの流れで読んだ。想像以上におもしろい(威光のある作品なだけにあたりまえかもしれないけど)。訳(やく)がいいのか分からないが、臨場感あふれる台詞まわしに場面が手に取るように見えて、アントニーの演説のシーンや、追討の合戦のシーンがとてもリアルに思えて、胸が震えた。 しかしながらあ...続きを読むとがきを読むと、ブルータスの演者っぷりや、前半のシーザーの演説→病気で卒倒→回復後のExcuseが中盤のブルータスの演説→アントニーの演説とつながっているとか、色々と「ほぉ〜そうなんだ〜」と思えるところが多々あり、さすが歴史のある文学だなと思い、自分がまだまだの読者だなと再認識した。 これを機会にいろんなシェイクスピアを読んでみようと思った。できれば原文も...
「もう終っちゃうんだ」というのが読後の最初の感想。 これ以上話は続かないとは思うけど。 いつの世も世論は恐いってことですかね。 渡る世間は鬼ばかり。 月並みな感想だけど、今の世の中も似たり寄ったりだなと。 「お前もか、ブルータス!」 いいね。大声で言ってみたいね。 解題もいいすね...続きを読む。どういう時期に、どういう背景があってこの戯曲が書かれたのかがよく分かりますね。
群衆はおそろしい。その中で権力や名誉を求めることは悲劇になるにせよ喜劇になるにせよ、人をまともな感覚ではいられなくする。古代ローマの有名な話をもとに、その様をシンプルに描いている。タイトルはシーザーだが、主役はブルータス。
「ブルータス、お前もか」の有名な話。 しかしその有名なセリフは話の中盤くらいでした。思ったより短い。 群衆のころころ変わる同調具合が、昔からこういうものなのだなぁ…とうすら寒い。 ブルータスが高潔な人のまま、というのが逆にやるせない。友人に裏切られなかった人生、というのはシーザーとの対比のような。...続きを読む しかしシーザーは結局人望があったのかなかったのか、の判断はできないね…
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