オセロー

オセロー

小説・文芸
649円 (税込)

3pt

ムーア人の勇敢な将軍オセローは、サイプラス島の行政を任され、同島に赴く。副官に任命されなかったことを不満とする旗手イアーゴーは、策謀を巡らせて副官を失脚させた上、オセローの妻デズデモーナの不義をでっちあげる。嫉妬のあまり、妻を自らの手で扼殺したオセローは、すべてが、イアーゴーの奸計であったと悟り自殺する。シェイクスピアの後期の傑作で、四大悲劇の一つ。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    オセロー
  • タイトルID
    :
    355410
  • 電子版発売日
    :
    2016年01月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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オセロー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この作品はオセローが主人公ではありますが、実はイアーゴーの方が出番が多く、しかも生き生きと描かれます。イアーゴーがタイトルでもいいくらい彼の奮闘ぶり、策の鮮やかさが描かれています。 『アラジン』のイアーゴもそうですが、人を騙す悪役ではあるのですがなぜか憎めない不思議な魅力があります。そんなイアーゴーの立ち回りもぜひ楽しんでみてください。 個人的にこの作品は大好きな作品です。人間の狂気、混沌を覗くかのような感覚を味わうことが出来ます。シェイクスピア作品でも屈指のおすすめ作品です。

    0
    2024年08月15日

    Posted by ブクログ

    シェイクスピア四大悲劇の一つ。
    私にとっては、これが2作目に当たる。
    かなり面白かった。

    ハムレットは父を思うがゆえに悲劇に陥った。
    オセローは妻への愛が裏切られたために悲劇に陥った。
    どちらも家族を思う愛が悲劇を招いている。
    愛と憎は表裏一体の関係にあることを気づかせてくれた。

    あと、ストーリー展開が実は単純なことに驚く。
    オセローを恨む者がオセローを貶めようとするのだが、この策略はとんとん拍子で上手く行く。
    もちろん、この方法はストーリーの軸ではないのだが、こんなに簡単に策略が上手くいくのを見ると、「この作品はやはりフィクションなのだ」と気づく。
    事実は小説より奇なりというが、まさにその通りだ。
    現実は様々な要因が複雑に絡み合うため、策略通りに物事は進まない(気がする)。

    何が言いたいかと言うと、『オセロー』はストーリー展開がわかりやすいため、オセローの妻への思いが愛から憎へ変化する心理変化が読者に伝わるになっている、ということだ。

    0
    2022年07月24日

    Posted by ブクログ

    初めてシェイクスピアを読んだ。戯曲のリズム感や言葉遣いに最初は戸惑い、なかなか読み進まなかったが、馴れると問題なし。面白かった!
    高い地位に立つと、様々な思惑を持った人が近づいてくるし、敵も多くなろう。どんなに高潔で武勇があるオセローといえども、イアーゴーの罠にあっさりとかかる。リーダーとは、周りの意見を取り入れ組織を動かしていかなければいけないが、その意見が正しいのか、別の見方があるのかを冷静に判断していかなければならないということだろう。

    0
    2018年10月31日

    Posted by ブクログ

    デズデモーナは父を捨てて、オセローと一緒になったのに・・・。
    疑心暗鬼になって嫉妬。
    嫉妬によって真実と虚偽がわからなくなり、本当に信じるべき者まで信用できなくなったオセロー。

    あるがままの自分でいられない環境は、日々、内面が不安に侵されているのかもしれない。
    白人マジョリティの環境下で、ムーア人として生きるマイノリティの生き辛さ。
    外見が周囲とは異なり、またイスラム教徒からキリスト教徒への改宗。
    環境に馴染むように努力をしても文化的孤立は拭えない。
    徐々に自己肯定感も低下して、劣等感も生まれるのではないか。

    0
    2026年10月03日

    Posted by ブクログ

    まさに嫉妬の悲劇。
    読みやすくて面白い。
    シェイクスピアの作品は初めて読んだが、他の作品も気になった。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    個人的にはハムレットよりも面白いと感じた。
    ハムレットが親殺しの恨みによる復讐劇に対して、オセローは妻への不信感を募らせた結果、自身も破滅することになるまさに悲劇。
    現代にも通じる部分があるからこそ、ハムレットよりも読みやすく、リアルでドロドロした印象だった。
    解説も読むと、オセローが妻を殺すことになった根底には無意識の自尊心の低さが関係しているのではと感じた。そこに漬け込んだイアーゴーの狡猾さにはゾッとする。

    0
    2026年03月20日

    Posted by ブクログ

    重臣を信じるあまり、妻を信用しなくなることから起こった悲劇の連続。1人の男以外誰にも相談せず決めつけてしまった。色々な人から話を聞くべきだった。

    0
    2024年11月21日

    Posted by ブクログ

    イアーゴーは何故オセローを恨み、すべてを賭けてオセローを陥れようとしたのか。リチャード3世のように身体的なコンプレックスから悪事に手を染めるといった経緯がイアーゴーにはない。イアーゴーによる、オセローへの「(自分の名誉を傷つけられたことに対する)怨念」、キャシオーへの「男の嫉妬」、デズデモーナへの「逆恨み」が、オセローへの復讐に向かわせた。なるほど人はそうしたことを考えるかもしれない。ただ、ここまでの大がかりな企てに走るというのは現実的ではないように思える。イアーゴーはシェイクスピアが描きたかった「人間の本質」ではなく、世間一般の悪意を表すものとしての舞台装置として考えてよいように思う。

    一方で、オセローはなぜイアーゴーの罠に落ちたのか。歴史的な背景からして、オセローがムーア人であることをコンプレックスにしていたということはないだろう。また、言動からして極度のやきもちやちということでもない。

    オセローに至らぬところがあったのだとすれば、ただただオセローがそうした悪意に対して備えが甘かったこと。そして、自分の能力を信じるあまり、事実や状況の判断に失敗したこと。いかに優れた人であっても一歩あやまれば破滅が待っている。これほど恐ろしいことはない。

    0
    2024年02月25日

    Posted by ブクログ

    四大悲劇(ハムレット、オセロ―、リア王、マクベス)の中で、『ハムレット』に次いで2番目に作られた作品。
    シェイクスピア作品は、限られた登場人物の中に多様な人間関係・人間心理が織り込まれているものが多く、また、本作品以外の四大悲劇は、作品名となっている主人公が、その多様さ・複雑さを体現する中心人物として描かれているのだが、本作品については、ヴェニスの軍隊の指揮官であるムーア人のオセローよりも、むしろ、あらゆる関係者を騙し、死に追いやる、側近で旗手のイアーゴーの存在感が極めて大きい、珍しい作品である。
    また、本作品の特徴の一つは、言うまでもなく、オセローがムーア人である点だが、本作品の種本(チンティオの『百話集』)において、主人公はムーア人とされているものの、シェイクスピアが、主人公を白人ではなくムーア人のままとしたことの意図については、諸説あるらしい。作品の中でオセローは、白人の妻デズデモーナが、自分が「黒人だから」心変わりをしたのではないかと訝る場面はあるものの、全編を通して差別的な描写はほとんど見られないし、むしろ、シンプルに言えば、武力に優れながら、素直に人を信じるムーア人を、不誠実な白人が騙したという構図は、当時は異質とも言えたのではないだろうか。(尚、「ムーア人」とは、現在においては、当初、北アフリカの先住民であるベルベル人を指していたものが、中世に、北アフリカからイベリア半島に住むイスラム教徒全般を意味するようになったとされているが、400年前のシェイクスピアの時代に、どのような人(人種・民族)を表していたのかはっきりしない)
    イアーゴーの複雑な立ち回りが、現代のサスペンス小説・ドラマにもなりそうな、シェイクスピア悲劇の傑作である

    0
    2024年02月19日

    Posted by ブクログ

    マクベスよりは面白いと感じながら読めた。
    イアーゴーの策略を見ていくのが面白い。
    どうせなら最後まで魅せて欲しかったが。

    0
    2023年02月05日

オセロー の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    オセロー
  • タイトルID
    :
    355410
  • 電子版発売日
    :
    2016年01月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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