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裕福な貴婦人ポーシャへの恋に悩む友人のため、貿易商アントニオはユダヤ人高利貸しのシャイロックから借金をしてしまう。担保は自身の肉1ポンド。商船が難破し全財産を失ったアントニオに、シャイロックはあくまでも証文どおりでの返済を迫るのだが……。「ユダヤ人には、目がないのか。ユダヤ人には、手がないのか……」登場人物の生々しいまでの真情が胸を打つ。迫力の安西シェイクスピア、第3弾登場!
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Posted by ブクログ
外国人と話をしていると聖書や古典に関する彼ら共通の知識があることに気付く。シェイクスピアの作品もその典型例だ。今まで戯曲というスタイルが好きになれずなんとなく避けていたのだが、気を決して読んでみた。 流石に400年以上も読み継がれてきただけのことはある。そんなに深いストーリーでもないが、純粋に話の展...続きを読む開が面白い。次は悲劇ものにも挑戦してみるかな。
悲劇ではないこの作品は、シェイクスピアの中でも最も取っつきやすく話も理解しやすい。あらすじは改めて言うまでもないが、アントーニオ以外のキャラが非常に立っていて、どのキャラも魅力的だ。個人的にはポーシャの機転と行動力がお気に入り。解説にもあるように、シャイロックの立ち位置など様々な解釈があるようだが、...続きを読むまずは単純にストーリーを楽しんでもらいたいところ。
友人のために悪徳金貸しから 自分の肉1ポンドを担保にお金を借りた主人公。 最後にキレイおさまる結末など 1時間くらいで読めるのに濃密な内容。
これはすごいぜ。面白いぜ。 名台詞も多く、ユダヤ人金貸しシャイロックはあまりに有名なこの作品。 主人公は商人アントーニオなんだよね?多分・・。 お姫様が求婚者に箱を選ばせたり、ちょっとかぐや姫的な展開もありつつ。 とにかく主人公とその親友ふたりの友情が濃い。 何かの論文読んだとき、アントーニオはバ...続きを読むサーニオへの執着が、シャイロックは金への執着があまりに強すぎて主人公にはなれない、みたいなことが書かれていて、ああそういう分析もできるんだな、と思った次第です。 これたぶんアントーニオとバサーニオのホモセクシュアル的な分析とかもいける作品だよね。 ポーシャとの指輪をアントーニオのために渡してしまうとか、格好の小道具も場面もぱっと思いつくだけでも揃ってる。お金が性の代替品とか?いややらないけど。 この作品がいいなあ、と思うのは、王道を行ってくれるところ。 お姫様ポーシャが少年に扮して裁判官をやるシーンとか爽快すぎるよ。 シェイクスピア作品の中でもかなり好きなヒロインに入ります。 まあやっぱりスルーできない存在感のユダヤ人シャイロック。 これって当時のピューリタンの像にも重なるらしいね。金貸し。偽善的。口うるさい。 でもやっぱり気になるんだよね。もしかして本当にこの物語の「前」にこそ、シャイロックの物語があるんじゃないかって。 ユダヤ人だからって差別を受けて、そのなかでも努力してはいあがってきたシャイロックという男の物語があるからこそ、ここまでシャイロックはアントーニオを憎むんじゃないかなって。 悪役にもバックグラウンドがあるのがシェイクスピアのイイトコロ。 最後やっぱりアントーニオの財産無事でした、はご都合主義すぎてびっくりしたけどね。さすがに。 シャイロックのことを考えると、アントーニオたちが完全に正義なのかどうなのかとかわからなくなるのもまたこの作品の魅力です。面白い。
面白い!ぜひとも舞台で見てみたいです。 主人公いいやつすぎるよ、慕われてるし。 そしてユダヤ人の強欲さぶりに乾杯w
まんがで読破シリーズで読んだ。 あっちゃんのYouTubeより視聴。 シャイロック可哀想よねえ、、、 宗派でそんなに扱いが違うだなんて、あまり共感できないけど、大変やったんやろなあ、、 その時代の話に興味が持てた。
2023.10.30 演劇の台本だった 地の文がないのが新鮮だった ポーシャかっこいい 初のシェイクスピア
シャイロックに対する印象が180度変わった。"肉1ポンド"の小悪党のイメージが先行していたが、ただの現実主義的な社会的弱者に過ぎない。 逆に、アントニオの正義の一方的な押し付けが不快。ある意味、彼こそキリスト教という偏見に取り憑かれた、哀れな男のように感じた。
戯曲 かかった時間90分 超有名なお話。やっぱりなによりお話が面白い。キリスト教商人とユダヤ人高利貸しの対立からくる後者の悪どい策略も、遠く離れた地の貴婦人に求婚し、3つの箱から正しいものを選ぶ話も。 解説を読むと、ライバル劇作家のマーロウの作品との比較や、ひとつの演劇集団の中で彼らに演じさせる...続きを読むことを目的として劇作をしたことによる登場人物の魅力や作品全体の複眼的パースペクティブについて書かれていて、それもよい。 この、光文社古典新訳文庫は、文字も大きいし言葉もわかりやすいし、解説も面白いので好きだ。 ところで、遠くに友なり財産なりを行かせて、帰ってくるというモチーフは、何かの意味なんだろうな…調べてみたい。
読みやすい新訳のシリーズがでていると聞いたので、初めてちゃんとシェイクスピアを読んでみた。 戯曲だから、登場人物の会話で進むんだけど、わかりやすくて、ユーモアもあっておもしろかった。 題名の『ヴェニスの商人』は、人徳者である商人のアントニオのことなんだけども、それよりも高利貸しのユダヤ人・シャイ...続きを読むロックの存在感が大きい。 当時はユダヤ人である、キリスト信者ではないというだけで罵倒されるというのが常識だったようで、そのような感覚がわからないからシャイロックがちょっとかわいそうに感じてしまった。 当時の常識というものも知ってから読むとまた感想が違うのかもしれない。
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ヴェニスの商人
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