無知過ぎるんだけど、実存主義は結構古くからの思想かなと思ったら、戦後からだったのか。
読むと解放と不安の時代だからこそ生まれたのだと納得。
「実存が本質に先立つ」というのは何となく分かっていたけど、
「人間は自由の刑に処されている」というの実存主義からなのね。
改めて諸々を神様のせいに出来ないから
...続きを読む、自分で決定し、理由を見い出さなければならない…「人間って面倒くせえ」って事を噛みしめてしまった。
あと、私と物の関係だけでなく、他者からのまなざしによって自分の存在が規定されるとあったけど、
そういう意味では神はいないけど世間という神の逆鱗に触れないように生きているなと思った。
ただ、他者のしがらみで留まってもしょうがないので、自己完結して逃げずに他者を巻き込んで行動していくのが「アンガジュマン」という概念のように見えた。正しい理解じゃないかもしれないけど。
実存主義ってなんとなく「虚無」っていうイメージだったけど、
その要素もあるけど、希望的な側面も見受けられた。