加賀山卓朗の一覧

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作品一覧

2023/02/21更新

ユーザーレビュー

  • 黒き荒野の果て
    こんなに面白いアメリカンノワールがあったなんて!

    足をあらった走り屋が、昔の仲間に犯罪を持ちかけられるという、王道のお話です。

    シンプルなストーリー。主人公をはじめ、魅力的な登場人物たち。
    読み進めるほどに面白さが加速していき、一気にゴールまで突っ走った感じです。
    無免許の自分でも興奮したカーア...続きを読む
  • 頬に哀しみを刻め
    SAコスビーの2作目。
    今年これを超えるノワール小説が出るのだろうかというほどの完成度。
    とんでもなく面白かった。

    ゲイの息子を殺された親父二人の復讐譚。
    息子を認めることも、抱きしめることも、祝福することも、言葉に出すことも全てが遅すぎた二人の話。
    報いるために、謝るかわりに、事件の真相と犯人を...続きを読む
  • 大いなる遺産(上)(新潮文庫)
    大いなる誤解をしたまま、どんどん話が進んでいくありさまがこの小説の面白いところで、ピップはものすごく小心者なんだなぁ。はたから見ればなんとなくちがうということがわかるのに、本人はそれに気付かぬふりをして、それを自分に言い聞かせるようにする。

    イギリスの田舎町とロンドン、それとなぞの婦人となぞの出来...続きを読む
  • リーマン・ショック・コンフィデンシャル上 追いつめられた金融エリートたち
    登場人物が多すぎて何がなんだか…ですが、まぁとにかくファルドを悪役だと思って読めば大丈夫かと。こんな破壊的な影響のある出来事について、これだけの範囲で起きている事象を俯瞰できることはまずないので、自分の知識の範囲や(疑似的なものにせよ)経験値を上げるのにとてもいい本だと思います。普通にエンターテイン...続きを読む
  • 頬に哀しみを刻め
    黒人のアイザイアと白人のデレクの同性婚パートナー。そのことで受ける差別。そして二人が殺害され二人の父親は復讐を誓う。その父親二人も息子たちを理解できず嫌悪を持っていて亡くなってから後悔する。普通とか正しさとは何かというようなことを問いかけてくるし、差別の根深さや理不尽さも描かれている。復讐のためにた...続きを読む

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