黒き荒野の果て

黒き荒野の果て

1,210円 (税込)

6pt

2021年アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞、3冠!
「クライム文学の新星」デニス・ルヘイン
裏社会の元凄腕ドライバーが
家族のために引き受けた最後の仕事――

米国南部の町で自動車修理工場を営むボーレガード。
裏社会で語り継がれる伝説のドライバーだった彼は、足を洗い家族とまっとうに暮らしていた。
だが工場の経営が傾きだしたことで運命の歯車は再び狂い始める。
金策に奔走するボーレガードに昔の仲間が持ちかけてきたのは宝石店強盗の運転役。
それは家族を守るための最後の仕事になるはずだった。
ギャングの抗争に巻き込まれるまでは――。

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黒き荒野の果て のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年06月07日

    設定はありきたりな感じだが、読み始めると初っ端から疾走感と緊迫感にグイグイ引っ張られる。ハードボイルドチックな気の利いた会話や時には詩的な感じさえする比喩表現も愉しい。

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    Posted by ブクログ 2022年03月14日

     ホンモノのノワールがやって来た。古いフレンチ・ノワールの世界が、現代に帰ってきた。そういう小説の時間をもたらしてくれる作品である。

     70年代のアメリカン・ニューシネマのフィルムの傷を想定しながら読む。暗闇に潜んで見上げていた傷だらけのスクリーン。暗くくすんだカラー。映画館内に漂う煙草のにおい。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月07日

    家族のために最後の仕事,犯罪へと向かうボーレガード。家族のため、守るためだったはずのことがどんどん追い込まれていく。犯罪計画と信用できない仲間たち。夫として父親としての想いと妻の気持ちとのずれ。その間で揺れながらそれでも計画に飛び込んでいくこと。乾いた空気がある犯罪小説であり、良くも悪くも家族を強く...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月01日

    まるで映画ワイルドスピードを観ているような犯罪カーチェイスエンターテイメント。
    古き良きアメリカ1970年代マッスルカーが出てきて、やはりこの時代の車はかっこいい。
    ダスター、シェベル乗りたい。

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    Posted by ブクログ 2024年01月29日

    「V8!V8!」
    『マッドマックス怒りのデスロード』をご存知でしょうか。映画内では車のエンジンが神格化しており、それを崇めるボーイズ達が叫んでるのですが本書を読んでいて中盤からずっとこの声が頭に響いておりました。
    読書に集中したい時は大抵クラシックかオペラを垂れ流しているのですが(音があった方が集中...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月16日

    古き良きアメリカ映画のような一冊でした

    はい、宝島社が毎年発表しているこのミステリーがすごい!ランキング2024の海外編1位に『頬に哀しみを刻め』が選ばれましたね
    ということで、S・A・コスビーの『黒き荒野の果て』を読んでみました

    『頬に哀しみを刻め』のほうは既読です
    めちゃくちゃ面白かったんで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月09日

    激しいカースタントを文章だけで表現するのはすごかった。単純なストーリーだが、凄まじい描写の嵐。圧巻の犯罪エンターテイメント小説だった。

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    Posted by ブクログ 2023年01月09日

    昔、アングラな走り屋だった男が自動車修理工場に務めるが、ギャングとの抗争に巻き込まれる話

    多分やけど、ブレイキング・バッドにかなり影響受けてそう。実際名前も出てくるし。

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    Posted by ブクログ 2022年12月12日

    家族を守るために出来ることは何ですか? 米国南部の街で生き抜くクライムミステリー #黒き荒野の果て

    ■人生のつらい現実
    環境が人生を決める。こういうつらい現実を実感するのは私が20代後半に差し掛かった頃だったでしょうか。

    若い時代は夢と希望があれば、どんなに貧乏でも幸せなものでした。
    しかし気が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月22日

    米国南部の町で自動車修理工場を営むボーレガード。裏社会で語り継がれる伝説のドライバーだった彼は、足を洗い家族とまっとうに暮らしていた。

    だが工場の経営が傾きだしたことで運命の歯車は再び狂い始める。

    金策に奔走するボーレガードに昔の仲間が持ちかけてきたのは宝石店強盗の運転役。それは家族を守るための...続きを読む

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