作品一覧

  • ボヴァリー夫人
    値引きあり
    4.6
    1巻1,309円 (税込)
    19世紀フランスを代表する小説。田舎医者シャルルとの平凡で退屈な結婚生活にエマは倦んでいた。理想と現実とのギャップ。満たされない心……。彼女はやがて夫の目を盗んで情事を重ね、散財を繰り返し、膨大な借金を抱えてしまう。センセーショナルな内容から発表当時は不道徳の廉で訴えられて裁判沙汰になったが、その効果もありベストセラーになった。作家の深意、意向、意図を可能なかぎり反映させた忠実な翻訳。
  • オルラ/オリーヴ園~モーパッサン傑作選~
    4.2
    1巻1,078円 (税込)
    部屋の中に目に見えない何かがいる……。妄想と狂気に呑み込まれていく男の日記「オルラ」。若き日の苦い思い出を浄化し、穏やかに過ごす老司祭のもとに、ある日、みすぼらしい身なりの若者が訪ねて来る。人生を揺さぶる直視し難い過去との対峙を描く「オリーヴ園」など、病魔に冒され、寡作になりつつある後期の作品のなかから8篇をセレクト。素材・テーマともに厳選されたからこそ顕出したモーパッサンの真髄がここにある。
  • 三つの物語
    -
    1巻550円 (税込)
    純粋であるがゆえに薄幸な人生を送らざるをえなかった一人の女を描いた「純な心」、「無上の栄光を手にするかわり、自らの両親を殺めることになるだろう」という不吉な予言に翻弄された男の物語(「聖ジュリアン伝」)、サロメの首をモチーフにした「ヘロディア」を収録。この3作は順に「ボヴァリー夫人」「聖アントワーヌの誘惑」「サラムボー」の3長編を連想させるフローベール最晩年の遺言の書だ。
  • 宝石/遺産~モーパッサン傑作選~
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    やりくり上手の妻に先立たれ、失意の日々を過ごしていたランタン氏。妻が遺したイミテーションの宝石類を店に持って行ったところ、じつは……(「宝石」)。叔母の莫大な遺産相続の条件である子どもになかなか恵まれず焦る親子と夫婦を描く「遺産」。妻がじつは自分の友人と結婚直後から愛人関係にあり、溺愛する一人息子の出生にまで疑念を抱かせるという仕打ちに衝撃をうける「パラン氏」ほか3編を収録。
  • 脂肪の塊/ロンドリ姉妹~モーパッサン傑作選~
    4.1
    1巻1,012円 (税込)
    プロイセン軍を避けて街を出た馬車で、“脂肪の塊”という愛称の娼婦と乗りあわせたブルジョワ、貴族修道女たち。人間のもつ醜いエゴイズム、好色さを痛烈に描いた代表作「脂肪の塊」と、イタリア旅行で出会った娘との思い出を綴った「ロンドリ姉妹」。短い作家生活のなかで、300を超える中・短篇小説を書き残したモーパッサンの初期作品から、緊密な構成をもち、完成度の高い中篇2作とヴァラエティに富む短篇8作を収録。
  • 感情教育(上)
    3.5
    1~2巻1,452~1,474円 (税込)
    法律を学ぶためにパリに出た青年フレデリックは、帰郷の船上で美しい人妻アルヌー夫人に心奪われる。パリでの再会後、美術商の夫の店や社交界に出入りし、夫人の気を惹こうとするのだった。夫人への一途な想いと高級娼婦との官能的な恋愛、そして打算の恋……。アンビバレントな恋愛感情に揺れ動く青年の精神を、激動する時代とともに描いた傑作長編。『ボヴァリー夫人』と並ぶフローベールの代表作を流麗かつ優美な新訳で。

ユーザーレビュー

  • ボヴァリー夫人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説自体は読むのは三度目(新潮文庫の生島訳と河出文庫の山田訳は既読)。この翻訳はとても読みやすかった。

    読み終えるのに1ヶ月ほどかかった。中盤の農業共進会までに5日くらい、その後しばらく放置してたまに少し読み、ロドルフと懇ろになって以降最後までを3日で。
    集中すればもっと早く読めただろうが結果的にはこのペースでよかった気がする。エマの死後、シャルルの回想に現れる、まだ結婚する前のエマを彼と同じように懐かしむことができたのは時間が空いたからこそ得られた効果だったと思うから。

    覚えているところと、すっかり忘れていたところがあった。
    中盤まではよく覚えていた。ロドルフの逃走やレオンの尻込みは、忘

    0
    2026年04月15日
  • ボヴァリー夫人

    Posted by ブクログ

    読み終えるまで大分時間がかかったが、読み終えて読んで良かったと思える本だった。エマのシャルルに対する背信的な情事がいつ発覚し結末を迎えるのかと思いながら気の重さを感じながら読み進めるのだった。やはり読後はやるせない寂しさがどうしても残る。
    しかし多彩な描写や豊富な語彙に引き寄せられ読書本来の楽しさや学び、恩恵を感じ取る事が出来た。
    後書きで参考となる実話が存在した事を知り、この小説が発表された時、フランスの品位を貶めるのではないかと裁判沙汰になる程センセーショナルな存在になったと、それも理解出来そうである。
    フランスにはフローベールという偉大なというか特異なというか作家がいて、その代表作を読ん

    0
    2026年04月07日
  • ボヴァリー夫人

    Posted by ブクログ

    やっと、『ボヴァリー夫人』にたどり着いた!
    これも、「『ボヴァリー夫人』のここが読みどころ! 訳者・太田浩一さんを迎えて」のイベントのおかげだ。/

    だいぶ前にサルトルのフローベール論『家の馬鹿息子』の一、二巻を読んだが、実はそのときはフローベールの作品を一作も読んでいなかった。
    今思えば、なんてでたらめな読書をしていたのかと悔やまれるが、そんなわけで、今度『家の馬鹿息子』を最初から読み直すにあたっては、どうしても事前にフローベールの作品を読んでおきたかった。
    以前、『三つの物語』だけは読んでいたのだが、やはりそれだけではなんだか足りないような気がしていた。
    ちょうどそんなところへ、今回のイベ

    0
    2026年04月07日
  • ボヴァリー夫人

    Posted by ブクログ

    前半でやめずに最後まで読んでとても良かったです。細波のような何事も起こらない前半が荒波のような後半を引き立てる。数多くの語彙と比喩と引用による圧倒的な表現力。風景から人の仕草にいたるまで細部に渡る細かな状況描写は、当時のフランスの田舎町の映像を脳裏に映します。そして、複雑な禁断の恋と破滅に向かう心理描写は、まさにフランス文学の傑作。とても読みやすい素晴らしい訳だと思いました。

    0
    2025年12月30日
  • 感情教育(下)

    Posted by ブクログ

    上巻の前書きに書かれていた通り、第三章はすごい勢いで進んだ!
    それまでゆるゆる読んでいたのに、最後の100ページは驚きの連続で、読むよりページを捲る指の方が早い!

    革命の中で女性たちの本性が表れて、今まで一番最低と思っていたフレデリックの方がまともに見えた。
    最後に宝物として残るのは友情ってことなんだろうか。

    フランス革命勃発から1830年の七月革命、1848年の二月革命までの、フランスの歴史の流れを何度勉強しても覚えられない。
    でも、ここを押さえておいた方が、もっとこの物語を味わうことができそう。

    0
    2025年11月26日

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