「中村佳子」おすすめ作品一覧

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2017/09/29更新

ユーザーレビュー

  • ある島の可能性
    読み切るのに思ったより長い時間をかけたが、その分大いに楽しめた作品だった。
    あの悲惨な人生記から愛に希望を見い出したことから、ネオヒューマンの絶望が伺え、暗澹たる気持ちになった。一方で、悲惨に見えた人生記が肯定されているような不思議な安堵も感じた。
    過去作の「素粒子」も必ず読むだろう。
  • ある島の可能性
    人間・ダニエルと、彼をクローニングして生み出され、何十代もクローンとして再生を繰り返したネオヒューマン・ダニエルの手記が交互に語られる変則的な構成。
    『素粒子』の続編的な作品と聞いて読みだしたけれど、読み終わってみると、『素粒子』よりドライでハードな物語だった。続編というよりも、訳者あとがきで説明さ...続きを読む
  • プラットフォーム
    衝撃から未だ覚めない。終盤まで延々つづく叙述。ときおりその主体は主人公から脇役に譲られる。しかしそれは補足のように存在していて物語への効果は大きくない。読み終わってから2週間、未だ混沌のなかにいる。
  • プラットフォーム
    「服従」がベストセラーとなっているミシェル・ウェルベックの長編2作目。彼の作品は初めて読む。現代のフランス(を中心とした西欧社会)において、彼の視点はただただ人間の欲望というものの発露の仕方に向けられているようだ。露悪的ともいえる文体で、「普通の」人間の中にある欲望、殊に性欲についての描写がしつこく...続きを読む
  • プラットフォーム
    旅行会社に勤めている?ウエルベック『プラットフォーム』だね。え、なにそれ。という新しい出会いのスタイルを提案する本として私の中では記憶されたこの書籍は、ウエルベック特有の高度に発展した資本主義社会への呪詛に溢れていて、悪意という意味では最も楽しめました。