「中村佳子」おすすめ作品一覧

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作品一覧

2017/09/29更新

ユーザーレビュー

  • 2084 世界の終わり
    この本を読んで進撃の巨人を思い出した。人間を内側と外側から容赦なく捕食する得体の知れない「何か」、あるいは人を疑うしか能のなくなった半狂乱の民衆はあの獰猛な巨人と重なる部分がある。訳者の言う通り、オーウェルの『1984』では現代の説明に齟齬が生じるようになってきた。20世紀まで支配していた目に見える...続きを読む
  • ある島の可能性
    読み切るのに思ったより長い時間をかけたが、その分大いに楽しめた作品だった。
    あの悲惨な人生記から愛に希望を見い出したことから、ネオヒューマンの絶望が伺え、暗澹たる気持ちになった。一方で、悲惨に見えた人生記が肯定されているような不思議な安堵も感じた。
    過去作の「素粒子」も必ず読むだろう。
  • ゴリオ爺さん
    ゴリオ爺さん、娘たちのことを愛しすぎてて、、、。

    ラスティニャックの出世欲と真心とのせめぎ合い、分かる気がする。

    あと、娘たちがゴリオに懐いたり、見捨てたりを繰り返してるあたりが残酷なくらいリアル。

    娘たちは父親の財産のことしか頭にないって最初から分かっててるゴリオ、虚しすぎ。
  • ある島の可能性
    人間・ダニエルと、彼をクローニングして生み出され、何十代もクローンとして再生を繰り返したネオヒューマン・ダニエルの手記が交互に語られる変則的な構成。
    『素粒子』の続編的な作品と聞いて読みだしたけれど、読み終わってみると、『素粒子』よりドライでハードな物語だった。続編というよりも、訳者あとがきで説明さ...続きを読む
  • プラットフォーム
    衝撃から未だ覚めない。終盤まで延々つづく叙述。ときおりその主体は主人公から脇役に譲られる。しかしそれは補足のように存在していて物語への効果は大きくない。読み終わってから2週間、未だ混沌のなかにいる。