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Posted by ブクログ 2019年01月31日
203年前に出版されたフランスの作家コンスタンによる『アドルフ』
三島由紀夫が「コンスタンの『アドルフ』こそは、再読三読に堪える小説である」と言った恋愛小説。
以前、こんなエピソードを何かの本で読んだ気がする。
もう役目を終えたと思ったそれまでずっと元気だった老婆が「もういいかな」と言い死ぬ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月02日
18世紀末から19世紀初頭のフランスの作家コンスタン(1767-1830)の唯一の小説、執筆は1806年、初版は1816年。
本作品はフランス心理小説の先駆けと云われ、人間心理の動きをどこまでも細密かつ合理的に記述しようとしている(逆に、本作中には心理描写以外の情景描写などは殆どない)。その巧みさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月01日
P伯爵、T男爵、愛人、社交界。この時代のヨーロッパを感じます。それなのに話の9割は2人だけのことになります。
これまでに読んだ多くの恋愛ストーリーは、付き合うまでが波瀾万丈で想いが伝わるとハッピーエンドです。この小説では付き合うまではかなりあっさりで、その後の2人の葛藤が話のメインとなります。アドル...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月05日
ストーリーがアドルフの目線で語られるので、アドルフが自分の都合のいいように自分の行動や心の動きを正当化しているのが手に取るようにわかる。女性の読者は、相当不快に思う方もいるのではないかと。はっきり言って男性目線でもアドルフは救い難いやつだなと思う反面、アドルフ程ではないにしろ少なからずそういう人間的...続きを読む
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