作品一覧
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
約150年前に書かれた本なので、今のウェルメイドな小説に慣れている人にとっては、小説の作りとしては古い感じもするが、読む価値はある。
これが社会に与えた影響はとてつもなく大きいものだったろうし、この本があって本当に良かったと思う。
動物福祉なんて言葉がない時代、人間ですら労働者階級はボロボロになるまで働いて死んでいた時代(この本に出てくる「おんぼろサム」のように)、動物の苦しみに思いを馳せるなんてことは、ほとんどなかっただろう。そこに、馬が語り手となって、いかに苦しんでいるかをわかりやすく語った本書がでた。馬も苦しむことに初めて気づいた人がたくさんいただろうし、本の力が今よりずっとあった時代に -
Posted by ブクログ
「人間たちはなんのために戦うんです?」
「わしは知らんよ。馬にはわからないことさ。だが、敵というのはよほど悪い連中なんだろうな。わざわざ海を渡ってはるばる殺しにいくくらいなんだから」
はい、ヴィクトリア朝時代の動物文学の名作『黒馬物語』です
なんと、黒馬ブラックビューティーの視点で書かれた馬の自叙伝です
すげーなヴィクトリア朝!
なんでもあるやんヴィクトリア朝!
人間のために働いてくれているお馬さんたちをもっと大切に扱わないといかん!と思いました
人間のために働いてくれているお馬さんたちをもっと大切に扱わないといかん!と思って書かれた小説ということなので100点の感想です
100点しかとら