アンナ・シューウェルの作品一覧

「アンナ・シューウェル」の「黒馬物語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 黒馬物語
    3.6
    1巻1,430円 (税込)
    黒くて美しい馬ブラックビューティ。母馬と牧場で過ごした幸せな仔馬時代、優しいご主人の厩舎での成長や活躍、都会の新たな主人のもとで体験した虐待、見聞きした仲間の馬たちの物語まで、その波乱に満ちた一生を、馬自身の視点から描いた動物文学の名作(小学5年以上の漢字は総ルビ)。

ユーザーレビュー

  • 黒馬物語

    Posted by ブクログ

    馬は単なる乗り物ではない、話しは出来ないけど人間と何ら変わりのない生き物なんだ、ということ、を学びました。人間に愛情を持って接するように馬にも接すること。当時の馬という交通は、友人で大事なパートナーであり、馬を操るプロフェッショナルの職業が成立していた社会を学びました。

    0
    2025年11月30日
  • 黒馬物語

    Posted by ブクログ

    原題はBrack Beauty ,1877

    名作。
    読む手が止まらない一冊だった。
    現時点で今年のNo. 1かもしれない。

    児童文学のガイドブックで見て気になっていた作品。
    訳もいろんなバージョンがあるようだが、この光文社古典新訳シリーズの本作り思想が私には合っていることが多いので、今回はこれのバージョンを選んだ。
    結果、大正解だったと思う。
    訳者さんの日本語が素晴らしくて、ストレス低くガンガン読めた。
    今後も翻訳で三辺律子さんのお名前を見かけたら読んでみたいと思います。

    馬が語る、繁栄の陰にあるロンドンの物語。
    馬の視点の自伝ものなんて、(マキバオー以外では)はじめて読んだので新鮮だっ

    0
    2025年10月18日
  • 黒馬物語

    Posted by ブクログ

    かつて岩波少年文庫で出ていたので、児童文学かと思いきや作者の意図としては児童文学ではないそう。作者はこの1冊しか残していないという。終盤の展開はすごく良かった。

    0
    2025年01月31日
  • 黒馬物語

    Posted by ブクログ

    約150年前に書かれた本なので、今のウェルメイドな小説に慣れている人にとっては、小説の作りとしては古い感じもするが、読む価値はある。
    これが社会に与えた影響はとてつもなく大きいものだったろうし、この本があって本当に良かったと思う。
    動物福祉なんて言葉がない時代、人間ですら労働者階級はボロボロになるまで働いて死んでいた時代(この本に出てくる「おんぼろサム」のように)、動物の苦しみに思いを馳せるなんてことは、ほとんどなかっただろう。そこに、馬が語り手となって、いかに苦しんでいるかをわかりやすく語った本書がでた。馬も苦しむことに初めて気づいた人がたくさんいただろうし、本の力が今よりずっとあった時代に

    0
    2024年10月20日
  • 黒馬物語

    Posted by ブクログ

    「人間たちはなんのために戦うんです?」
    「わしは知らんよ。馬にはわからないことさ。だが、敵というのはよほど悪い連中なんだろうな。わざわざ海を渡ってはるばる殺しにいくくらいなんだから」

    はい、ヴィクトリア朝時代の動物文学の名作『黒馬物語』です
    なんと、黒馬ブラックビューティーの視点で書かれた馬の自叙伝です
    すげーなヴィクトリア朝!
    なんでもあるやんヴィクトリア朝!

    人間のために働いてくれているお馬さんたちをもっと大切に扱わないといかん!と思いました
    人間のために働いてくれているお馬さんたちをもっと大切に扱わないといかん!と思って書かれた小説ということなので100点の感想です
    100点しかとら

    0
    2024年06月27日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!