プロフィール

  • 作者名:亀山郁夫(カメヤマイクオ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1949年02月10日
  • 出身地:日本 / 栃木県
  • 職業:文学者、翻訳家

東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒。同大学大学院外国語学研究科修士課程修了。『磔のロシア』で大佛次郎賞、『破滅のマヤコフスキー』で木村彰一賞を受賞。その他著書に『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』、『ドストエフスキー 謎とちから』、『破滅のマヤコフスキー』などがある。ロシア文学者。

作品一覧

  • 悪魔にもらった眼鏡

    悪魔にもらった眼鏡

    小説・文芸

    -
    1巻2,200円 (税込)
    6つの言語で書かれた12の物語……。亀山郁夫(ロシア文学)と野谷文昭(スペイン語圏文学)、奇跡のコラボレーションが生んだ、悦楽の文学館。W.コリンズ、H.ジェイムズ、ザヴァッティーニの初訳を初め、ヴィリエ・ドゥ・リラダン、チェーホフ、リルケ、K.ショパン、メリメ、ベッケル、P.ジョンソン、ドーデ、ビリニャークの名作たち。あなたも不思議な眼鏡で、魅力的な幻視の世界を覗いてみませんか。登場するのは、人間・動物・悪魔・女神・妖精……?
  • 大審問官スターリン

    大審問官スターリン

    小説・文芸

    -
    1巻1,342円 (税込)
    革命の父レーニンの後に現われ,人々が「全民族の父」とみなし,神とあがめたスターリン.だが,その正体は自由な芸術を検閲によって弾圧し政敵を次々と粛清する,さながら中世の異端審問官のような独裁者であった.同時代人の証言もまじえ,大テロルの裏面を暴き,独裁者の内面に文学的想像力でせまる迫真のドキュメント.

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  • 磔のロシア スターリンと芸術家たち

    磔のロシア スターリンと芸術家たち

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    ゴーリキー,ショスタコーヴィチ,マンデリシターム,エイゼンシテインら,スターリンによる大粛清の時代をかい潜った六人の作家や芸術家たちは,「独裁」といかに闘い,生き残り,死んだのか.かれらの秘められた事情とは何か.1990年代以降に公開された文献をもとにその真相に迫る,著者入魂の大佛次郎賞受賞作.

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  • ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光

    ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,046円 (税込)
    ロシア革命,第二次世界大戦,スターリン独裁など激動の20世紀を生きた旧ソ連最大の作曲家ショスタコーヴィチ.その音楽は権力への迎合か,それとも密かな抵抗のメッセージか.没後五〇年,今なお激しい毀誉褒貶にさらされ,人びとを惹きつける音楽を作りあげた作曲家の人生の秘密に迫る,権力と芸術をめぐる人間ドラマ.

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  • ドストエフスキーとの旅 遍歴する魂の記録

    ドストエフスキーとの旅 遍歴する魂の記録

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,573円 (税込)
    ドストエフスキー文学の翻訳・研究者として名高い著者の自伝的エッセイ.少年時代に初めて『罪と罰』を読んだ時の衝撃から学生時代の文学サークル体験,ロシア留学時のスパイ容疑事件,プーシキン・メダル授賞式など,自らの人生のエピソードにドストエフスキーの作品世界が重ねあわされながら語られる.(解説=野崎歓)

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  • 増補 『罪と罰』ノート

    増補 『罪と罰』ノート

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,683円 (税込)
    主人公を導いた「神の意志」とは何か? 作品を覆う死の気配の正体は?『罪と罰』の謎をドストエフスキー研究の第一人者が読み解く。
  • 未成年1

    未成年

    小説・文芸

    4.0
    1~3巻1,078~1,540円 (税込)
    複雑な出生で父と母とは無縁に人生を切り開いてきた二十歳の青年アルカージー・ドルゴルーキー。誇大妄想的な夢の実現に邁進する彼の目の前に、ある日、謎だらけの父親がとつぜん現れる。いったい何者なのか。父親も許せないが、自分も許せない。そう、心は揺れ、憎悪しつつも惹かれる日々。主人公を取り巻く魅力的な「女性」と「悪人」たちが暗躍する。ドストエフスキー後期の傑作。
  • 人生百年の教養

    人生百年の教養

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,100円 (税込)
    自分の人生と戦い続けるためにーー老いてこそ真価を発揮する教養とは何か。 読書、音楽、外国語、老い……、ドストエフスキー研究の第一人者が多角的な見地から真の「教養」に迫る。 ●時を経た「再読」が、老いてからの可能性を教えてくれる ●教養人の知識は、つねに「哲学」に裏付けられている ●苦手なもの、嫌いなものこそ可能性の泉となる ●大江健三郎と村上春樹から考える「教養の継承」 ●難解な長編小説を読むコツは、冒頭三十ページの二度読み ●英語を学ぶことで失うもの、母語の重要性 ●検索エンジンでの複数の語をぶつけあって生まれる「知」 ●豹変を恐れるな、隣人の「愛」を模倣せよ ●老いをどう乗り越えるかーーエネルギー源としての「忘却」 本書の内容 序章   人は信念とともに若く 第一章  「教養」、すこやかな喜怒哀楽 第二章  少年時代 「私」という書物1 第三章  青春時代 「私」という書物2 第四章  「私は外国語が苦手」 第五章  モンタージュ的思考 第六章  実践の技法 第七章  俯瞰的思考 第八章  老いの作法
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 ドストエフスキー 五大長編を解読する

    別冊NHK100分de名著 集中講義 ドストエフスキー 五大長編を解読する

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    生誕200年!難解で長大な世界文学の金字塔をていねいに解説した読む集中講義。 世界中の作家のみならず、村上春樹や平野啓一郎など日本の現代作家にも影響を与えたロシアの大作家・ドストエフスキー。彼の生誕200年にあたるその年に、「100分de名著」で取り上げた『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』に『悪霊』『白痴』『未成年』の三作品の書き下ろし解説を加え、好評の「集中講義」シリーズとして刊行する。著者は、本書で取り上げる五大長編のうち、『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』『悪霊』『白痴』の新訳を手掛けており、集中講義の「講師」として最適・最強の存在。時代背景や登場人物に投影された作者の思いを詳説、人物相関図や物語の流れを示した表などを駆使しながら、難解な物語をクリアに腑分けする。
  • ドストエフスキー 黒い言葉

    ドストエフスキー 黒い言葉

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,122円 (税込)
    「黒は、豊饒の証である」ドストエフスキー生誕から200年目の2021年、世界は新型コロナウイルスの感染拡大という誰も予想しなかったかたちで転換期を迎えている。激動の時代を生き、コレラ蔓延というパンデミックも経験した作家が鋭い直感と深い洞察から生み出した言葉には、今を生き抜くためのヒントが含まれているのではないか。資本主義の行方、暴力、信仰などについて残された言葉の数々は、予言のようにも響く。ドストエフスキー初心者にも、熟読者にも衝撃的な現代への提言。
  • 漫画 トルストイ 人は何によって生きるか

    漫画 トルストイ 人は何によって生きるか

    少年・青年マンガ

    -
    1巻1,188円 (税込)
    『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』などで知られるロシアの文豪トルストイによる民話の名作をコミック化。 人のあり方と人生の意義を問う、トルストイ版『君たちはどう生きるか』! 愛の意味を知り、生きる力を得る―――コロナ禍の現代人必読。 その日暮らしの貧しいくつ屋セミョーンは、ある日雪の中、行き倒れの青年を妻の待つ自宅に連れ帰る。若者は無口で笑うこともないが、働き者ですぐに仕事を覚えて夫婦を喜ばせた。実は彼は堕天使で、神から与えられた「三つの命題」の答えを見つければ天上に戻れる身であった。愛とは何か?死とは何か?を問う難問だった。やがて6年の年月が流れ、ある日双子の女の子を連れた女がセミョーンの店に現れる……。 コロナ禍に翻弄され、まったく変わってしまった世界を生きる2020年の私達。今、我々は何を支えに、誰のために生きるのか?世界的文豪の140年前の名作が、漫画で甦えり、その答えのヒントを示してくれる。
  • 賭博者

    賭博者

    小説・文芸

    3.9
    1巻990円 (税込)
    ドイツの町ルーレッテンブルグ。賭博に魅入られた人々が今日もカジノに集まる。「ぼく」は将軍の義理の娘ポリーナに恋心を抱いている。彼女の縁戚、大金持ちの「おばあさん」の訃報を、一同はなぜか心待ちにしていて……。金に群がり、偶然に賭け、運命に嘲笑される人間の末路は?
  • 万葉集の詩性 令和時代の心を読む
    値引きあり

    万葉集の詩性 令和時代の心を読む

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻462円 (税込)
    「万葉集とはなにか」「万葉集をどう読むか」――国文学はもとより、ロシア文学や中国古典文学、小説、詩歌、編集工学まで。各斯界の第一人者たちが、初心をもって万葉集へ向き合い、その魅力や謎、新時代への展望を提示する。新元号「令和」の典拠となった、日本最古の歌集を鑑賞するための格好の手引き。全編書き下ろしによる「令和」緊急企画。 「三つの詩性」  中西 進 「自伝的万葉の旅」  池内 紀 「詩情と形式、あるいは魂と建築  巻十五「遣新羅使詩篇」を例に」  池澤夏樹 「万葉集とわたし」  亀山郁夫 「山上憶良と中国の詩」   川合康三 「いや重く謎」   高橋睦郎 「ふらふら万葉習養記」  松岡正剛 「万葉集エキサイトメント」  リービ英雄
  • 白痴1

    白痴

    小説・文芸

    4.1
    1~4巻1,320~1,584円 (税込)
    人は彼を、愛情をこめて「白痴」と呼ぶ……。純粋無垢のかたまりムイシキン侯爵、絶世の美人ナスターシヤと強烈な野生びとロゴージンが繰りひろげる三角関係。世界文学の王者ドストエフスキーの最高の「恋愛小説」。亀山郁夫の音楽性ゆたかな新訳が、このハイスピードの物語を演出します!
  • ロシア革命100年の謎

    ロシア革命100年の謎

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    100年前に起きた歴史上比類のない革命――文学・芸術が先導した「理想の社会」は、なぜ矛盾に引き裂かれ、悲劇を生んだのか?知の巨人二人が革命の謎に迫る、白熱の徹底対論!
  • ゴルバチョフに会いに行く

    ゴルバチョフに会いに行く

    小説・文芸

    3.0
    1巻1,782円 (税込)
    21世紀はどこへ向かうのか? ゴルバチョフと考える、世界、そしてロシアの現在――ロシア文学者・亀山郁夫が、ゴルバチョフ氏に行ったインタビューを中心に、社会主義の功罪、冷戦終結がもたらしたもの、ウクライナ問題、世界はこれからどこへ向かうのかについて、鋭く深く迫る。
  • 新カラマーゾフの兄弟 上

    新カラマーゾフの兄弟

    小説・文芸

    4.0
    1~2巻2,090~2,310円 (税込)
    ドストエフスキーの未完の傑作、ついに完結……あのミリオンセラーの翻訳者が作者の遺志を継ぎ、現代日本を舞台に「父殺し」の謎に迫る。桁外れのスケールで贈る、著者初小説!
  • 新カラマーゾフの兄弟 合本版

    新カラマーゾフの兄弟 合本版

    小説・文芸

    -
    1巻4,180円 (税込)
    ドストエフスキーの未完の傑作、ついに完結……あのミリオンセラーの翻訳者が作者の遺志を継ぎ、現代日本を舞台に「父殺し」の謎に迫る。遺産と女、兄弟の葛藤、そして謎の教団……135年の時を経て、あの名作の謎が解かれる。続編でもパロディでもない「完結編」の行方は?桁外れのスケールで贈る、著者初小説!驚愕のノンストップ・ミステリー巨篇! ※本電子書籍は、「新カラマーゾフの兄弟 上・下」の合本版です。
  • そうか、君はカラマーゾフを読んだのか。 仕事も人生も成功するドストエフスキー66のメッセージ

    そうか、君はカラマーゾフを読んだのか。 仕事も人生も成功するドストエフスキー66のメッセージ

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻880円 (税込)
    読めばあなたも知識人、教養人の仲間入り! あの村上春樹氏が「一番すごい本」と評し、世界中で「最高文学」との呼び声が高い『カラマーゾフの兄弟』。本書は、このカラマーゾフの中から、仕事や出世、人間関係、お金、恋愛、子育てなど、ビジネスパーソンが抱える悩みを解決するのに役立つ言葉を厳選して紹介。ドストエフスキー初の格言集となるものです。 超大作かつ、難解な構成であるがゆえ、カラマーゾフを読むのを挫折したり、二の足を踏んでいたりする人は多い。このため、財界人や教養人の間では、「カラマーゾフを読んだ」というだけで教養や忍耐レベルが推し量られ、自然と信頼関係が醸成される事実すらあるそうだ。 ●「やむにやまれず危険を冒すってことがあるだろう。運命への挑戦、無限への挑戦ってものが!」●「知恵や論理なんて関係ないんだ。はらわたと魂で愛するんだ」●「何しろ俺は、死ぬまで汚らわしいままで生きたいのでね」などなど、登場人物たちの心を揺さぶる名言が満載! 本書を読めば、ドストエフスキーの世界を楽しみながら、人生の悩みを解決するヒントが学べるだけでなく、「カラマーゾフを読んだ」と擬似的に胸を張ることができます! 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 新訳 地下室の記録

    新訳 地下室の記録

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,320円 (税込)
    地下室に住む中年男の告白を通じて、人間存在の矛盾と不条理に根ざした生の哲学を描く。ドストエフスキー全作品を解く鍵と評される“永遠の青春の書”をロシア文学者・亀山郁夫氏による名訳で。「この小説がドストエフスキー文学の原点です」――亀山郁夫。「地下室」とは、言い換えるなら、青春時代を生きるだれもが一度はくぐりぬけなくてはならない“戦場”である……ドストエフスキーはこの人物を通して、ある一つの真実を語りかけようとした。すなわち、この“戦場”を戦いぬくことなく、遠い将来、一個の自立した人間として大きな成熟を手にすることはできないということを。この『記録』にこめられているのは、おそらく若いドストエフスキーが身をもって経験した躓きの記憶だが、その痛々しい記憶の彼方に輝いているものこそ、人間の真実、あるいは人間の生命という聖なるオーラなのである。(「まえがきにかえて」より)
  • ウクライナ危機の真相 プーチンの思惑 (Wedgeセレクション No.35)

    ウクライナ危機の真相 プーチンの思惑 (Wedgeセレクション No.35)

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻220円 (税込)
    欧米側の情報だけでは見えぬウクライナ問題 ウクライナを巡って世界が駆け引きを続ける。「主役」の一人であるプーチン大統領の本音と今後について、小泉悠、佐々木正明、廣瀬陽子、亀山郁夫、佐藤優ら5人のロシア専門家が論ずる。 ――WEDGEセレクション No.35 ◎プーチンの狙いと盤石でない国内政治基盤 小泉 悠(財団法人未来工学研究所客員研究員) ◎ロシア国民の8割強が「航空機はウクライナ軍が撃墜」 クリミアと東部の現状と実態 佐々木正明(産経新聞社モスクワ支局長) ◎「双子」とも形容される両国の複雑な関係 廣瀬陽子(慶應義塾大学総合政策学部准教授) ◎ロシア人のメンタリティを知る 亀山郁夫(ロシア文学者、名古屋外国語大学学長) ◎親露派の実態と日本の立ち位置 佐藤 優(作家、元外務省主任分析官) ※本作品は月刊『Wedge』2014年9月号の記事を電子書籍化したものです。電子書籍化に際し、一部加筆・修正を加えております。
  • ドストエフスキー 父殺しの文学 (上)

    ドストエフスキー 父殺しの文学

    小説・文芸

    4.3
    1~2巻838円 (税込)
    父―皇帝―神の殺害をめぐる、原罪の物語 世界変革の夢、死刑判決、特赦、シベリア流刑とうち続く辛酸を強いられたユートピア主義者。ロシアの民に神を見つめ、世界の救済をキリストと「子」への信仰に見出す晩年。「父=皇帝=神殺し」の欲望と原罪意識との凄絶な闘いから生まれた魂の文学。その深層に迫る。
  • 罪と罰 1

    罪と罰

    小説・文芸

    4.1
    1~3巻836~1,320円 (税込)
    貧困・孤独・狂気の渦巻く大都会のかたすみに、「理想的な」殺人をたくらむ青年が住んでいた。酔いどれ役人との出会い、母からの重い手紙、馬が殺される悪夢。ディテールが、運命となって彼に押し寄せる!歩いて七百三十歩のアパートに住む金貸しの老女を、主人公ラスコーリニコフはなぜ殺さねばならないのか。日本をはじめ世界の文学に決定的な影響を与えたドストエフスキーの代表作のひとつ、ついに新訳刊行。
  • 『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する

    『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する

    小説・文芸

    4.1
    1巻858円 (税込)
    世界最大の文学は未完だった。もし「第二の小説」がありえたら、ドストエフスキーは何をそこに描いたか? 作家の精神と思想をたどり、空想する、新しい文学の試みである。
  • 悪霊 別巻~「スタヴローギンの告白」異稿~

    悪霊 別巻~「スタヴローギンの告白」異稿~

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    世界初、3つの「告白」を同時収録! 「スタヴローギンの告白」として知られる『悪霊』第2巻「チーホンのもとで」には、3つの異稿が残されている。本書ではそのすべてを訳出した。さらに近年のドストエフスキー研究のいちじるしい進化=深化をふまえ、精密で画期的な解説を加えた。テクストのちがいが示すものは何か? ドストエフスキーがめざした“究極の作品”を読み解くための特別編。
  • 悪霊 1

    悪霊

    小説・文芸

    4.0
    1~3巻1,320~1,760円 (税込)
    最近わたしたちの町で、奇怪きわまりない事件が続発した。町の名士ヴェルホヴェンスキー氏とワルワーラ夫人の奇妙な「友情」がすべての発端だった……。やがて、夫人の息子ニコライ・スタヴローギンが戻ってきて、呼び寄せられるように暗い波乱の気配が立ちこめはじめる。ドストエフスキー最大の問題作、新訳刊行なる!
  • 『悪霊』神になりたかった男

    『悪霊』神になりたかった男

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,100円 (税込)
    ドストエフスキーの全作品でもっとも危険とされる「スタヴローギンの告白」(小説『悪霊』より)。作家の全人格が凝集されているこのテクストには、人間の〈堕落〉をめぐる根源的ともいえるイメージが息づいています。文学のリアリティとは、人間の可能性とは? 一人の男がさまよいこんだ精神の闇をともに探究してみましょう。

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  • 謎とき『悪霊』

    謎とき『悪霊』

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,870円 (税込)
    現代において「救い」はあり得るか? 究極の「悪」とは何か? そして、「神」の正体とは?……。「スタヴローギンの告白」3つの異稿を読み解くことで、これまで語られることのなかった、人間性の本質を問う試みが見えてくる。『罪と罰』『カラマーゾフ』『白痴』の「謎とき」シリーズから20年、亀山版「謎とき」の登場!
  • ドストエフスキー『悪霊』の衝撃

    ドストエフスキー『悪霊』の衝撃

    小説・文芸

    3.7
    1巻968円 (税込)
    新訳『悪霊』刊行記念! ドストエフスキー最大の問題小説をめぐり、日本語新訳の翻訳者と、ロシアにおける研究の第一人者が、作品の「魂」について語り合う。天才、美貌、冷徹、少女凌辱、毒殺、奇行、世界遍歴――数々の謎のエピソードで語られる主人公・スタヴローギン。ドストエフスキーは彼を「自分の魂の中から取り出した」と言った。それはなぜか? ドストエフスキーは彼に何を託したのか? 刺激に満ちた文学論。
  • チャイコフスキーがなぜか好き 熱狂とノスタルジーのロシア音楽

    チャイコフスキーがなぜか好き 熱狂とノスタルジーのロシア音楽

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻799円 (税込)
    チャイコフスキーを筆頭に、ムソルグスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、そしてショスタコーヴィチ――19世紀後半から20世紀にかけて、ロシアの作曲家たちはクラシック音楽の世界で絶対的な地位を占めている。なぜかくも私たちの心を揺さぶるのか? 論理を重視したドイツの古典音楽とは対極的に、艱難の歴史と血に染まる現実を前に、ロシア音楽は、幸福を希求する激しくも哀しい感情から生み出されたのである。近年のドストエフスキー・ブームの火つけ役が、死ぬまで聴いていたい“聖なるロシアの旋律”に迫る。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2012オフィシャルBOOK【本書に登場する他の音楽家】グリンカ、ボロディン、リムスキー=コルサコフ、スクリャービン、デニソフ、グバイドゥーリナ、シュニトケ、ペルト、カンチェリ、シルヴェストロフ、チーシェンコ、ロストロポーヴィチ、ゲルギエフ
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

    カラマーゾフの兄弟

    小説・文芸

    4.2
    1~5巻990~1,430円 (税込)
    父親フョードル・カラマーゾフは、圧倒的に粗野で精力的、好色きわまりない男だ。ミーチャ、イワン、アリョーシャの3人兄弟が家に戻り、その父親とともに妖艶な美人をめぐって繰り広げる葛藤。アリョーシャは、慈愛あふれるゾシマ長老に救いを求めるが……。【光文社古典新訳文庫】

ユーザーレビュー

  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミーチャの印象、ひと言で言うと「クソデカ感情マン」でした。愛も怒りも破滅願望も恩義も全部デカい。
    重要なキーワードのひとつが「罪」かと思う。無実の罪で囚われるミーチャ。殺人をそそのかした罪の意識に苛まれるイワン。
    この「罪」という単語が原文だと何になるのか気になる。「謎解き『罪と罰』」(江川卓さん、新潮選書)によると『罪と罰』の「罪」という単語には作者の拘りがあるらしい。ロシア語で罪を意味する単語はふたつあり、『罪と罰』に採用された単語は人間の決めた法律や社会的規範という掟をこえる行為のことらしい。(もうひとつのほうは神の掟に背く行為を指す)。私のイメージだと『カラマーゾフ』に出る「罪」という単語は、神の掟に背く行為で、良心の呵責と関連のある「グレーフ」なる単語。ちょっと調べるのは時間かかりそうなので、ひとまずぼやくていどで。

    個人的に気になる関係性はスメルジャコフとマリア・コンドラーチエヴナさん。3巻にあった2巻のあらすじだと「デート」って言われてたし。4巻でマリアさんがスメルジャコフの世話してるし。
    私が何より気になるのはマリアさんの名前。5巻『ドストエフスキーの生涯』によるとマリアはドストエフスキー の母の名前と同じらしい。ありふれた名前だから注目するほどじゃないと思うだろう。でも殺されたフョードルの名前をドストエフスキー自身の名前が同じ点の意味を言及するのなら……わざわざ母親の名前が出てくることも注目したくなるよね。
    5巻では、スメルジャコフの犯行は第一の小説で終わる物語だとあったが、案外そうでもないんじゃ。第二の小説でマリアさんは重要人物になるかもしれない。
    第二の小説は子どもたちの物語だと言うから、もしかしたらマリアさんの子ども(※さすがにスメルジャコフとの子じゃないと思うけど)がスメルジャコフの分身的存在として登場し、活躍する説もあり得るかも。

    5巻の『ドストエフスキーの生涯』だとドストエフスキーの母マリアさんが彼にとって大きな意味のある存在だったことが分かる。母の病死の衝撃により、母と同日に亡くなった国民的大詩人プーシキンの死を翌日まで知らなかったらしいし。母の死のショックでドストエフスキーも病を患った説があるし……。

    『カラマーゾフ』の自伝的要素は解題等で繰りかえし言及される。特に父ミハイルの死は『カラマーゾフ』に密接に関わるものだと分かる。となればマリアさんに母と同じ名前をわざわざ付与したのは意図的なんじゃないでしょうか。私はマリアさんが第二の小説のキーパーソン説を推します。

    ……というのが途中段階の感想だったが。
    『ドストエフスキーの生涯』を読みすすめたところ、マリアという名前は母というより最初の妻の名前から取っていると判明。ドストエフスキーの小説にはたびたびマリアという名前が出るそうだ(まだ全部は読めていないので知らなかった)。妻マリアはドストエフスキーの原罪意識のシンボルともあったが。『カラマーゾフ』のマリアさんは案外スメルジャコフの良心や罪の意識の象徴だったりして。

    ってか妻マリアさんの連れ子の名前がパーヴェルで、スメルジャコフの名前と同じなの気になる。『カラマーゾフ』のマリアさんはスメルジャコフにとって、母親の代わりみたいな位置づけだったりして?
    マリアさんはスメルジャコフが本心を話せる貴重な存在みたいだし。

    やっぱり気になるマリアさん!

    読む前は「4巻も太いなぁ! 700ページって。悪魔か。長い話苦手な私にこれはキツい……」と思っていたが、普通におもしろくて読んじゃいましたね。

    0
    2026年09月10日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    我が分身ミーチャがたくさん出てくれてよかった! ミーチャの愚かだけど決して馬鹿じゃない性格すげーいい。1巻の「ここに破廉恥がぶら下がってるんだ」はそういう意味かー。ミーチャの「こんなふうにやってたら、三巻の本にだって収まりきりませんよ、おまけに、エピローグまで必要になります!」はメタ発言? 新潮文庫版だと3巻構成だけど、オリジナル版的なのはどういう構成だったんだろ。

    まさかグルーシェニカさんがその男を選ぶとは思いませんでした。

    そして謎の病が気になる。
    読書ガイド、ドストは「急に」「突然」みたいな言葉が多いという指摘。私も小説書くときその手の言葉をすぐ使っちゃうんだけど、誰かにそれを指摘されたら「ドストエフスキーのリスペクトです」と言って煙に巻こうかな。

    で、4巻の章タイトルをまた見ちゃった。「破局」? 誰と誰だ。個人的にはアリョーシャとリーズが怪しいのだが。

    0
    2026年09月10日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イワンの疑問はすごく刺さった。たしかにおぞましい大人だらけの世の中で、すべての他者を許すなんて無理だ。愛せなんて無理だ。

    でもその疑問への答えは、2巻ラストのゾシマ長老の語りにて判明。おぞましい人々の罪が許せないなら、その罪を自分の罪として苦しむという方法もある。それだけが正解ではないだろうけど、方法のひとつ。ゾシマ長老の兄が「自分はこの世で最も罪深い人間だ」と言ったのは立派だと思った。

    で。3巻。ちらっと見たけど、ミーチャが章タイトルになってるやないか! ミーチャは私の分身のような存在だと思っている。私とは真逆の存在なのに根本が酷似している。しかも犯人になっている……!? どうなる我が分身。ワクワクしちゃう。

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    2026年09月10日
  • 罪と罰 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世の中には私好みの本が実はけっこうあるんだ、と思った話。1巻から面白くて一気読みしてしまった!

    印象的だったのはラスコーリニコフの夢ね。馬を寄ってたかっていじめる描写が辛すぎた……。

    副署長イリヤさんがおかみさんをめちゃくちゃ殴るところも印象深かったな。この章のオチもぞわ〜ってした。ラスコーリニコフ、相当キてるね!

    貧乏女と結婚したら後で威張れるって理論もヤバくて印象的だった。マジでそう思ってたとしたらこえーよ。結婚したらあかんで。

    ラズミーヒン好きすぎる。陽気で世話焼きな友人とか最高でしょ。

    リザヴェータさんの最期は可哀想すぎた。癖であんま抵抗しなかったんか……。

    予想外のことで計画が狂ったり好転したりするのはエンタメ感があって面白かった!

    ラスコーリニコフはすぐ人にお金をあげちゃうなと思ったけど、そうでもないか? 日本の古典や近代文学、民話で描かれる「優しい人」が助ける対象って動物や虫のイメージがあるから、人間を助ける描写に慣れていないのか……? あとなんだろう、日本だと一宿一飯の恩とか? あまりお金を渡すイメージはないから、描き方の違いってだけなのかな。いやでも、日本でもお金渡す話もあるかな。私は古典や近代文学や民話のことをまだあんまり知らないんだなあと思った。日本のも海外のも。

    マルメラードフさんはいいキャラしていた。もっと見たい。

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    2026年09月10日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

    Posted by ブクログ

    「大審問官」はさすがに圧倒的。テーマが多岐に渡り、内容の深さも難解さも段違い。

    本編の感想ではないが、「大審問官」の理解のために、木下和郎氏のブログ「連絡船」が非常に参考になった。
    同ブログは基本的に、この光文社の亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』について亀山氏の理解の間違いを指摘する内容のものだ。その部分は、読んでも別に面白くはない。

    ただ、「些細なことながら、このようなニュアンスの違いの積み重ねによって読者は、少しずつ、しかし確実に原典から遠ざけられて行く。」その六、と題されたページ(彼の亀山訳批判のエントリの通し番号らしい)の「大審問官」評は秀逸。
    途中に亀山氏の解釈への批判が挟まりはするものの、「プロとコントラ」全体の中での「大審問官」の位置付けや、大審問官へのキスの意味、大審問官の論点に関連するキルケゴールの引用などなど、このブログを読むこと自体が素晴らしい読書体験となるほどの充実ぶりだった。

    ついでに木下氏の他のブログも拝見したが、文学に対する確固たる信念と深い知見を持っておられる方のようだ。個人的な怨恨だとかで粘着して個人攻撃している人では決してない。これから『カラマーゾフの兄弟』を読む人はぜひご一読を。

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    2026年09月06日

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