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Posted by ブクログ 2020年07月03日
亀山さんはとにかく『悪霊』という作品を理解したいんだろうと思う。それもそれなりに十分な根拠を持って。
どうしてこんなことを書いたのか、どうしてそれぞれの人物はこんな出自・性格に設定されているのか、作者がどんなつもりだったかをまずあたるには創作ノートが重要だろうし、現代ロシアの研究者の見解も参考になる...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月20日
ドストエフスキーの小説の中でも『政治小説』という意味あいでは最大の問題作といえる『悪霊』。長年この小説に魅了され続け、『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』の新訳を手がけた亀山郁夫氏による解説の決定版です。
『一切はスタヴローギンの性格にあり、スタヴローギンがすべて』
『私は彼を自分の魂から取り出して...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月08日
悪霊は、自分が最も好きな本で、最もよく意味が分かっていない本。その悪霊の謎を、亀山郁夫先生が読み解いてくれる。だが、それでも分かった気にしかならない。
今回分かったことは、悪霊が書かれた当時のロシア、スタヴローギンの告白出版における揉め事がストーリーに大きな影響を及ぼした事。
そして、スタヴロー...続きを読む
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