亀山郁夫の作品一覧
「亀山郁夫」の「カラマーゾフの兄弟」「悪魔にもらった眼鏡」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「亀山郁夫」の「カラマーゾフの兄弟」「悪魔にもらった眼鏡」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒。同大学大学院外国語学研究科修士課程修了。『磔のロシア』で大佛次郎賞、『破滅のマヤコフスキー』で木村彰一賞を受賞。その他著書に『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』、『ドストエフスキー 謎とちから』、『破滅のマヤコフスキー』などがある。ロシア文学者。
Posted by ブクログ
ついに最終章。
長く読み続けてきた甲斐のある、素晴らしい作品だった。
話はルージンの視点から。間借りしているレベジャートニコフとの場面から始まる。
そして次第にラスコーリニコフに戻り、ドゥーニャの元家庭教師先のスヴィドリガイロフへ。その後またラスコーリニコフに戻る。
カテリーナの乱心は目を覆いたくなるリアルさ。子どもたちの気持ちになってしまい、心乱された。
ポルフィーリーとの舌戦は相変わらず素晴らしい。
終盤のスヴィドリガイロフのシーンが美しすぎて、思わず読み返した。
6部のラストにかけてのラスコーリニコフも良いし、エピローグも良かった。
巻末の読書ガイドを読むとさらに理解が深まり
Posted by ブクログ
中盤からは、最高のサスペンス小説を読んでいるようだった。
ある人物の狂気で歪んだ心理描写は、150年も前に書かれたと思えないほど、今読んでも全く古くなくて驚く。
そして、裁判と判決。
弁護士の存在感が凄かった。
弁護士パートは心に残る言葉を次々と投げかけてくる。
これまで長い物語を読み進めてきて、最後に著者から自分に問いかけられているようにも感じた。
長男 ミーチャ:直感と情熱
次男 イワン:知性と懐疑
三男 アリョーシャ:信仰と人を愛する
自分の中にも彼らの要素が共存しているように感じる。
それぞれの危うさを意識しながら、どう生きていくか…読後もそんなことをずっとぐるぐると考えている