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Posted by ブクログ
どうしてミーチャはこうもダメなんだ…。
第3巻は長男のミーチャが主役。
彼のあまりの計画性のなさと衝動的な行動に、同情の余地がなさすぎて好きになれず、3巻は少し長く感じた。
2巻の長老・次男・三男の話が好きだっただけに、今回はこの三人の出番が少なくて残念。
長老といえば、死後に起きた長老の"ある異変"。あんなに尊敬されていたのに周囲の人の手のひら返しのような仕打ちには胸が痛んだ。
そして、グルーシェニカの魔性の女っぷりに振り回される父と長男。あの潔癖な三男でさえ彼女の誘惑に少し揺らいだように見えた。
よっぽど彼女が魅力的なのか、それとも親子の好みが似てるのか…。
でも、あんなに奔放で手のひらの上で男たちを転がしていた彼女が、あるきっかけで「そんな急に性格変わる?」と驚くような態度に。
そんな中でつい登場を期待してしまうのが、ホフラーコワ夫人。
ゴシップ好きで、話がうんざりするほど長くて、イケメン好きなマダム。
気づけば全部自分の話にしちゃうんだけど、明るくて憎めない。
自分の周りにもこういう人いると思える彼女の存在で、150年前のロシアの物語が一気に身近に感じる。
作中の「一本の葱」のおとぎ話は、日本のあの有名な小説の設定にそっくりで驚いた。
てっきり日本独自の物語だと思っていたので、まさかここでルーツのような話に出会うとは思わず、思わぬ発見だった。
犯人は誰なのか?謎はまだ残ったまま。
次の第4巻は解説含めて700ページもある。
今のタイパでは考えられない進み方なのに、いろんな要素が絡み合ってどんどん面白くなっていく。
まだまだ続くカラマーゾフ。
Posted by ブクログ
ゾシマ長老の死とその後の動きからグルーシェニカの初恋の相手の話、長男ドリートミーが愛を手に入れるため金策に奔走する中で起きるある事件……。
ミーチャァァ!!これは長男ミーチャの魂の物語ッ!!!(落ち着け
2巻までの小難しい宗教関連の話から一転、3巻は疾走感あふれる展開でめちゃくちゃ面白かったッ!!グルーシェニカとミーチャ、それぞれの生き様に釘付け。1巻では嫌なやつだった二人が生き生きと描かれていてもうすっかり応援したくなる感じ……ドストエフスキー氏こわい。キャラ造形が上手すぎる
父殺しの犯人もきっちりぼかしていて、ミステリとしても楽しめる。すごい……これは面白いよ……これが、モーム氏が選んだ十大小説……傲慢と偏見もめちゃくちゃ面白かったもんな……モーム、気が合うかも(失礼がすぎる)
残すは最終章ッ!!ミーチャの行く末を見守るぞー!!!
あ、3巻の推しはペルホーチンです。
世話焼きおじさん(若いかも)好き。そしてこんな感じなのに街の人に好かれているミーチャ、謎すぎる……
(ジリジリと少しずつ読んでます。リビングが賑やかでなかなか集中できないのが困りもの)
ペルホーチン、ハンサムな青年やったわ……なんか、おじさんかと勘違いしてすまぬ。
ホフラコーワ夫人もいい味出してるよなー。こういうマダム、いるよねー!!ペルホーチンとのやりとり、完全に喜劇やん笑
ドストエフスキー兄貴、脇役キャラが秀逸で好き。悲劇と喜劇のバランスがたまらん。
Posted by ブクログ
第3巻はゾシマ長老の亡骸から腐臭がすると皆が「実は聖人じゃなかったんだ」「甘いものをかまわず口にしてたもんな」「そもそも苦行僧がサクランボのジャムでお茶楽しんでていいのか?」(p26)ってなってて19世紀末でもこんな迷信まみれなのがおもしろい。と思ってたら解説で腐臭や甘いものは小説上のモチーフとありなるほど。のん気な読みをしていた。
ミーチャが大騒ぎするシーンは描き方はうまいのだが、薄い内容をペラペラしゃべる長セリフには辟易とした。よく見るとミーチャ以外もセリフが無駄に長くてロシア人って皆こんな感じなんだろうか。主人公のアリョーシャだけは口数が少なくて別格。
第3巻から誰が殺人犯かの謎解き要素が強まるが、本書は決してミステリー本じゃない、芥川龍之介の「藪の中」みたいに正解はわからないのだろう、と思い解こうという気にはならなかった。
餓鬼(がきんこ)の夢は唐突なので目を引くが、なぜミーチャなのか。これがイワンなら第2巻の子殺しのくだりがあるから自然なのに。カラマーゾフ共通の心情という意味なのか。
Posted by ブクログ
長老の遺体による腐臭騒ぎで、迷いが生じるアレクセイ。一方、ドミートリイは愛人のため金策に走り回っていた。
グルーシェニカの人柄と背景がよくわかる深掘りと、アリョーシャ(アレクセイ)の信仰が新生する第7編。第8編ではミーチャ(ドミートリイ)が奔走するなか、ついに事件が起こってしまう。続く第9編では、ジャンルが変わったのかと思うほどミステリー小説な展開に。疾走感のあるこの第3部で物語は一気に加速した感がある。相変わらず会話文の分量が多く、読みやすいが長い。とはいえ、思想性や哲学性の高かった第2部と比べるとよりエンタメ性が増し、それぞれの人物への感情移入も深まって、夢中で読み切ってしまった。
アリョーシャは誰にも好かれる主人公的な人物だが、ミーチャの複雑な人間性はかなり独特な魅力がある。欠点によって嫌われるか、逆に愛されるか、きわどいラインの個性を持っているのだ。グルーシェニカの心変わりにも心洗われるし、ますます各キャラクターが好きになった。
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