工藤精一郎の作品一覧
「工藤精一郎」の「死せる魂」「死の家の記録」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「工藤精一郎」の「死せる魂」「死の家の記録」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ラスコーリニコフ、何なんだお前は、という気持ちを抱えたまま読み進める。
まさかの凶行。
かと思えば、あらゆる登場人物との絡みで意識があっちへこっちへと揺さぶられる。
「いつバレるのか、いやバラすのか」という緊張感が常に付きまとう。
後半になって体調が落ち着いてきたところでは、まるで私自身が風邪から直ったかのような爽やかさを感じつつも、しかし罪が消えるわけでも、逃げ切れるわけでもない。
巻末付近で語られた、ラスコーリニコフの論文の話が非常に重要だ。
私は、彼が持論を信じているというよりかは、それを信じたいが故に実践するか、自分自身が非凡人であるかどうかを試したいという若さゆえの過ちが彼を凶行に
Posted by ブクログ
2巻は、平和の場面中心です。狩り、舞踏会、雪原をそりで走る場面が印象的で、描写が素晴らしい。翻訳者の方の日本語力に魅了されます。
人物描写もこれまたすごい。読みはじめは人物がたくさんいて大変!と思いましたが、それは早合点。美容室で、“週刊誌を見て芸能人の動向を知る”そんなおもしろさ?!があります。人間模様は、時代、国が違っても興味をそそります。
男女関係はかなり、もつれにもつれて。登場人物一人ひとりの心情がジェットコースターのように変化していきます。後半にいけばいくほど、物語に引き込まれました。2巻だけでもお腹いっぱいの満足感!人間模様が多く語られた2巻だったので、3巻は戦争のことだろうと