【感想・ネタバレ】罪と罰(下)のレビュー

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 罪と罰は下巻が面白いと言うことを改めて認識した。上巻を辛抱して読んだものだけが味わえる。そのためには上巻も大事なのだが、あまり拘らずに読み飛ばす事が大切だ。

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2023年09月19日

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思想をこねくり回したり、国家や人類の大きな目的なんかを考える前に、ぼくらはもっと真摯に日々の生活と向き合うべきだ!

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2023年06月20日

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ネタバレ

人は自分が犯した罪を隠したいが、どういうわけか話さずには居れない。時間が経てば経つほど、罪は罰としてはっきり自覚される。

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2022年09月30日

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罪と罰があることは救いだとおもう。どうしようもない、不確かで弱い自分に罰を与えることができるから。罰なんてなくて、罪を犯すことをしないまま腐っていく弱い人間。こんなやつを救えるのは理論でも、信仰でもなく、愛のみだと思う。人は愛によって愛されることで、罪も罰も受け入れることができるのかな。

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2022年05月11日

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ネタバレ

読んでいるあいだ中、ずっと、
人間、人間…!
と感じていた。

理性と感情にあふれ、振り回され、うちつけられ、
翻弄されつづける、この人間というもの。

以下、各章の簡単なメモとラストシーン。
・・・

第一部
1
2酔っ払いのひどい家庭
3妹の幸せな結婚の手紙
4ベンチ酔っ払いの娘
5駄馬が撲殺される夢
6決行しに行く
7決行

第二部
1警察署で督促
2証拠隠滅、苛まれる
3ラズミーヒンの介護
4名推理
5妹の旦那。
6警官を煽り、現場でも煽る
7酔っ払いの事故死、母妹がくる

第三部
1母妹を追い出す
2翌朝、旦那からの手紙
3結婚に対する母兄妹の口論
4ソーニャ(酔っ払いの娘)登場
5ポルフィーリイ、非凡の特権について
6うなされ殺人呼ばわりされ帰宅し新顔が登場

第四部
1妹に言い寄っていたスヴィの無茶な提案
2ピョートルと家族の言い合いと破談
3母妹をラズミーヒンに託し去る
4ソーニャの人生への揺さぶり
5ポルフィーリィ聴取
6殺人呼ばわりしてきたただの男

第五部
1ピョートルと同居人の人間、結婚等の会話
2母カテリーナのひどい法事
3ピョートル、ソーニャに盗人の濡れ衣
4ソーニャへの罪の告白
5母カテリーナの発狂とスヴィへの発覚

第六部
1スヴィ気になる。ラズミーヒンと会う
2ポルフィーリィからの自白勧告
3スヴィとの口論
4スヴィとの口論2
5ドゥーニャとスヴィのやりとり
6スヴィの自殺
7母と妹へのお別れ
8ソーニャとの別れ、大地への接吻、自白

エピローグ
1その後の顛末、母の死、シベリアの様子
2ありふれた罰に対する苦しみ、ソーニャへの和解、愛、別のものがたり

ラストは、ソーニャへの愛に目覚め自分をさらけ出す。一人の人間が生まれ変わり、新しい現実を知るものがたり、それは新しい作品のテーマになり得るであろうが、ーこのものがたりはこらで終わった。
で終わり。

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2021年10月19日

Posted by ブクログ

濃い内容で読むのにエネルギーを費やすが、それでも読んで良かったと思える作品。
読んだ後も、何度も考えたり思い返したりしてしまうのが好きな人にはかなりお勧めの本。読んでスッキリ完結したい人にはお勧めしません。

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2021年05月09日

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罪の意識に苦しんでいたラスコリーニコフが家族のために娼婦になったソーニャの精神に打たれ、ついにラスコリーニコフは罪を告白する。

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2024年01月18日

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ラスコーリニコフを取り巻く人物たちが独特で魅力的だった。
ソーニャに出会い、気持ちが変わっていところはよかった。ソーニャのきれいな心に影響されたのか。上巻ではかなり勝手で気ままだったので、立ち直れてよかったと思った。
ピョートルは嫌なひとだったなー。妹別れて正解。
スビィドリガイロフは、話の中心ですらなかったのに下巻でいきなり第二の主人公のような扱いだったのでびっくりした!!

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2023年12月27日

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人名が長くて、ミドルネームも多くあるため、なかなかスムーズに話が頭に入ってこなかった。
それでも人物相関図を確認しながら、読み進めた。

複雑だからこそ奥行きの深い、読み応えのあるストーリーだった。ドストエフスキーの、作家として評価された理由が分かる気がした。

農奴解放などで、人々の思想や価値観が混沌としていた時代を背景に、「自分は天才だ」と盲信する青年が罪を犯す。青年は「1の罪は100の善行で償える」という独自の思想を持っていながらも、自ら犯した罪に対して良心が彼の心を蝕む。
愛する家族や、偶然出会った、どうしようもない不幸に苛まれていながらも心の澄んだ女性と出会うことで、少しずつ自分が犯した罪と向き合っていく…

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2023年09月03日

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一言では言い表すことのできない様々な要素が絡み合った作品だった。
読者の心情を作品に投影し、自分が読み取りたいものを読み取るそんな読書体験もたまには良いものですね。

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2023年03月31日

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上巻からの勢いで読み進めたものの、本筋のストーリーがなかなか進まず途中で投げ出しそうになりながらやっと読破。重苦しい展開と難解さもあってしんどい大作でした。

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2023年01月22日

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ネタバレ

星野智幸の『俺俺』みたいな表現を借りれば、「俺」がいた。大仰な詭弁を実践してしどろもどろするロージャも、自分中心の行動の直後に他者へ施しをし自殺をするスヴィドリガイロフも、なぜか自分から苦しみを受けに行こうと自白をしたミコライも、全員「俺」だった。

裁判の最中に、盗った財布の中身も確認しなかったことを不審がる法廷の人々が描かれる。しかし読者にはロージャのその時の気持ちを知っているから、どうして不審がってあるのかが逆に不審にも思えてくる。そういう客観的な論理では説明できない感情を人間は(少なくとも私は)持っているのだと思う。

ドゥーニャにロージャが自分の思想を説明するシーンにも迫力や説得力があった。自分の中の思想を散々述べた挙句、今のは全部嘘なんだと口にするロージャの気持ちは、とてもよくわかる気がする。

「行くよ。いますぐ。ぼくはこの恥辱を逃れるために、川へ身を投げようとしたんだよ。ドゥーニャ、だが橋の上に立って水を見たときに、考えたんだ、いままで自分を強い人間と考えていたのじゃないか、いま恥辱を恐れてどうする」と彼は先まわりをして、言った。「これが誇りというものだろうな、ドゥーニャ?」

この後にドゥーニャは兄に誇りがあることを知って少しではあるが気持ちが和らぐ。恥とか、誇りとか、死への恐怖とか、あるいは自信とか、そういういろんな気持ちが混ざってるロージャの気持ちが分かるようなシーンだからとても好きだ。

何度も自白を躊躇うロージャが醜い。だけど分かる。なぜなら自分も躊躇うことを知っているから。一度心を決めて警察署へ向かったのに階段を降りて帰ろうとするロージャは本当に醜い。だからこそ私も彼を許したいし、私も許されたい。このときソーニャはどんな気持ちで彼を待っていたのだろう。

みんな弱いし、みんな強い。みんな何かに頼っている。そういう複雑な心理のもとに人々の暮らしはなされているし、だからこそ救いを求めてしまうのだと思う。

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2023年01月04日

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ネタバレ

人を殺しても許される人間と許されない人間。
ラスコーリニコフは自分を特別な人間であり、前者だと考え、殺人を犯す。だが、実際は、バレるのではないかと精神的にも状況的にも追い詰められていく。神を信じる慈悲深いソーニャに愛し愛される事により、人間らしさを取り戻し、生きようする力を得る。
スヴィドリガイドフと運命を分けた事は何かを考えさせられた。
登場人物がクセのある人ばかり。貧しいが気位が高く、すぐに気がおかしくなり、なかなか理解が難しかった。

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2022年11月23日

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犯罪に対して罪の意識は感じないものの、誰にも責められずにいることもできず、とはいえ法律的な罰のもとで与えられる安心感には屈辱を感じ、自分で自分を罰することもできない苦しみを抱えていたが、ソーニャに懺悔し、それでも側にいてもらえたことがラスコーリニコフに安らぎをもたらしたように感じた。
数多くの人の命の上に功績を築いてもてはやされた偉人も存在するかもしれないが、人を対等な存在として考える以上、その命を奪ったり傷つけたりしたことに苦悩する事ができなければ「罪と罰」は存在しないし、今も語り継がれているような古典文学は存在しなかったと思う。

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2022年07月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重厚な人生賛美作品
そして、信仰への回帰

読む前は、タイトルから勝手に連想して、
もっとドス暗い犯罪小説と思ってた、、(笑)

社会構造の上層も下層も、
もはや「人間性」は欠如しており、皆損得を勘定したり、他者は操作可能といったような思考にまで至ったりしている。

こと主人公においては、
"「合理的」であれば殺人も許される。"
と結論づけ、実行する始末。

結果的にソーニャは勿論、ラズミーヒンや母妹などの「愛」によって全ては再生し、浄化されていく。

………途中書き

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2022年06月09日

Posted by ブクログ

かなり身構えていたが思ったより読みやすく、面白かった。読んでいる最中はただ夢中で読み進めていたけど、最後の解説により頭の中がかなり整理されありがたい。

警察担当の記者としては、ミコライのようないわゆる「供述弱者」、やっていないことを自ら供述して冤罪をかぶることって普遍的にあるのだなという点を興味深く思った。
近年もそういう裁判あって再審無罪を勝ち取った女性がいたよね。

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2022年03月31日

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主人公の一つの理論を軸に物語は進む。

「人類は凡人と日本人に大別され、選ばれた少数の非凡人は、ナポレオンのように人類の進歩のために原則を踏み越える権利を持つ。」

物語に引き込まれる要素としては、大きく2つある。
①『自分は天才で法に縛られず、シラミのような人間を殺す権利がある人間』であると盲信している主人公が、殺人を犯した後に追い詰められる戦いと苦悩。非常にリアルに殺人者の心理を描写しており、読者も殺人者の擬似体験をすることができる。

② 犯人である主人公と予審判事ポルフィリーの知的対決と言う推理小説的な要素。ポルフィリンは間が鋭く、冷笑的に相手を散らして心理的に追い込みながら囲い込むと言うタイプで、新鮮なキャラクターだと感じた。

他にも、恋愛小説の要素や、ドフトエフスキーならではの思想小説の要素もある。
特に思想的なところに関しては、理解が及ばず、再読する必要があると感じた。
だが、ラストのソーニャの見せた深い愛に心が温まった。

ストーリーを知っていれば、最初に巻末の解説を読んでから読み始めると、より深い理解が得られると思う。
また読み直したいと思う。

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2021年10月31日

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ネタバレ

本を読んでいると、自分の考えと、そして人間としての底の浅さみたいなものを突きつけられることがある。まさに、罪と罰を読んでいる時だった。

どうして人を殺してはいけないのか。あいつは悪い奴だから、自分が気に入らないからと言って、殺してはいけないのか。
言い方が乱暴だが、偉いから人を殺していいとか、自分の善性(自分が正しいこと)を証明するためにとか…

そんな深いことが書いてあるとか考えないで、軽い気持ちで手に取った自分を殴りたい。

罪を犯した後の彼の挙動は、鬼気迫るものがあり…私までクラクラしてきてしまった。

2人の命を奪った彼だが…そんな彼を愛してくれる人がいて、それが、元は彼が心の優しい青年であることを証明している。
罪とは何か。そして罰とは何か。
罰とは、身体的なもの(刑務所での7年間)ではなく、罪を犯した後の彼を襲う苦悩や、彼を愛して、心配して、大切にしてくれた人たちを裏切っていること。そしてそれらに悩まされることであり、それこそが(法的な意味を除いて)、人を殺してはいけない理由なのではないかと思った。


文章自体は読みやすく、クズも出てくる訳だが…所々ゲラゲラと笑いながら読んでしまった。
色んな年代の、色んな人に読んで欲しい。

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2021年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的には上巻よりもこちらの方が面白くてサクサク読めた。
一度読んだだけでは罪と罰というものの本質を理解する事が出来たかわからないが、犯行前から自首するまでのラスコーリニコフの心理描写や行動には随分と引き込まれた。

ただ、ラスコーリニコフはかなり恵まれていたと思う。
息子思いの母親、兄思いの妹、世話焼きで親切な友人。
そして愛を与え、受け止めてくれる存在となったソーニャという女性。
それ以外にも、予審判事として最大限の情けをかけてくれたポルフィーリイや、同じような罪と罰を背負いながらも結果としてソーニャやドゥーニャを救う行いを選んだスヴィドリガイロフ(名前難しすぎ笑)も忘れてはならない。
彼らの存在がなければ確実にもっと悲惨な結末になっていたはずである。

その結果、現代の法律や価値観と比べるとまた違うのかもしれないが、2人の人間を殺害した刑事罰としては明らかに軽い判決となり、最後には希望を見出すまでになった。
だからといってラスコーリニコフが全く苦しまなかったわけでもないし、むしろこれでもかというくらい苦しんでいた。

宗教的価値観の違いもあるだろうし、個々人の考えの違いともなれば無数にあるので正解はないのだろうが、罪に対する正当な罰とはなんなのかという事を改めて考えさせられる作品だった。

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2021年08月31日

Posted by ブクログ

恐怖で終えた上巻に続き、一体どんな不幸がやってくるのだと恐れていたが、ラズミーヒンの人柄とレベジャートニコフに救われた。レベジャートニコフって誰だっけ、、、?だったけども。
マルメラードフみたいな人はよくいるものなんだろうか?「カラマーゾフ」のドミートリィとか、「白痴」にもこんな自己破壊的人物がいた気がするのだが。なんでやねん、と言いたくなる。程度ってものがあるでしょう!と。

ドストエフスキーは、イワンやラスコールニコフのような思想を支持していたのだろうか。考えてはいたと思うけども(でなきゃ書けない)、それを是非どちらに捉えていたのだろう。

読み終えた後にWikiで時代背景やら名前のロシア語意味とか読んで、少し、何が書きたかったか分かったような気はするものの、本人の考えはどてだろうか。

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2023年08月21日

Posted by ブクログ

長い上にちょっと難解だな〜と思いつつ、なんとか読み終えました。重かった!笑

凡人の私には、一読では理解できなかった部分も多かったかもしれないです。

追い詰められていくラスコーリニコフの苦悩と病的な精神の描写が痛々しく感じた。

偏った主義や思想に囚われると人はどこまでも落ちていけるのかもなぁとも

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2023年07月04日

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 ロシア文学の最高傑作と言われる「罪と罰」。長編かつ難解なので読むのに時間がかかった。主人公の動機が不純だと感じたので感情移入は出来なかったが、「悪を罰するのに一部の選ばれた者は罪を犯してもよい(それがいずれ正義となる)」という考えは、ドストエフスキーが投げかけた一つのテーマでもあるのだろう。

 刑事との心理戦は正直長いと感じたし、罪に苛むまでの時間も悠長だと思ってしまった。とはいえ、ニヒリズム、社会主義思想、キリスト要素など沢山のテーマが散りばめられているのは流石だった。そしてヒューマニズムが失われることへの警鐘も。

 最終的に愛の力(と言うと安っぽく聞こえてしまうが)が垣間見えたのは少し気恥ずかしかった。そこで救われるんかい!というのが率直な気持ちだが、教養のためにも読んでみてよかった。

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2023年02月18日

Posted by ブクログ

古典文学に挑戦してみようと思い読みはじめたがなんとか読み切ることが出来たって感じです。
少しは時代背景だとかロシアのこととか調べてから読んだら少しは違ったのかも。
とりあえずラスコーリニコフとロジオン.ロマーヌイチはどうやら同一人物らしい事はわかった。

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2023年01月15日

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ネタバレ

読み始めてからきっと酷い終わり方を迎えるのではないかと予想しながら読んでいたのでラストは少し拍子抜けした部分もあったが、救いのある終わり方でよかった。

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2022年08月05日

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ドストエフスキーの言葉
「苦しむこともまた才能の一つである。」

ラスコーリニコフは非凡人(天才)ではなかったかもしれないが、自らの罪に苦しむという才能はあったのだと思う
そしてその果てにソーニャという罰(自首)を選択した

標題の「罪と罰」とは2人の事なのかな

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2022年05月12日

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第4章
主人公の妹の婚約破断。友人に母と妹を託す。
それぞれに別れを告げ、判事との再対決に向かう。
第5章
主人公の恋人の母親の狂乱。妹の元雇い主の策略。
追い詰められ、自首を考える。
第6章
最後の判事との頭脳戦。未来のため自首をすすめる。で、シベリア流刑となり、恋人の献身により、ようやく罪を償う気持となる。

空想的な非凡人の罪の許容という思想から、殺人を犯すが、偶然居合わせた殺すべきでない人間をも殺したことで、罪に綻びがでる。優秀な判事との対決や自暴自棄の告白から発覚を恐れ、精神を崩していく。彼を信じて支えようとする家族・友人。
遂に、自首をするが、その時点では、主人公は虚栄心も自尊心も捨てきれていない。
シベリア流刑が決まり、恋人は近くに来て、献身的に彼を支える。彼女の信仰心、無償の精神に徐々に、罪と向き合う。
第4章は、半狂乱となった女性を中心に当時の社会風俗の描写が多い。
また、キリスト教の教え「ラザロの復活」が重要なテーマとなり、無償のの愛の在り方を説いている。
メインは主人公の罪と罰。そして、当時の社会風刺。主人公と恋人、妹と友人の恋愛。
何かに、演劇として読むとわかりやすいと書いてあった。なるほどって思う。


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2022年03月18日

Posted by ブクログ

海外文学って
どうしてこうみんなよく喋るんだろう笑

まず主人公の気分の変化が激しすぎて
ツッコミどころ多くて面白かった

とりあえず人生の中で一度は読んだってことで
意味のあるコメントはできないけど
いいにしよ。

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2022年03月14日

Posted by ブクログ

文体が古い上に表現が婉曲で、読みにくかった。
ただし根底のメッセージは理解でき、これが一貫して描かれているという面白さがある。更に心理描写は緻密で読み応えがある。

一握りの非凡な人々は、平凡な大多数の人々を「ふみぬく」ことが許される。そしてその一歩の罪悪感や不安に耐えることが求められる。それは勇気と、自分へのある種の確信によって生まれる。
堂々たるエリーティズムにシンパシーを感じた。

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2021年11月03日

Posted by ブクログ

ちゃんと理解できたかと言われると、はっきりとは言えないが内容が濃密で最後まで読めた。
他の作品も読んでみたいと思えた。

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2021年09月29日

Posted by ブクログ

難解だった。
途中色々と描写はあったが、結局どうしてラスコーリニコフは自首したのか。
どうしてスヴィドリガイロフは自殺したのか。

ロシア人の精神世界は複雑でわからない。

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2021年09月28日

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