幸福について―人生論―

幸福について―人生論―

小説・文芸
781円 (税込)

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幸福とは一体何だろう。私たちはどうして幸せになることに執着するのだろう。不幸とは他人との比較によって生まれ、幸せとは自身に備わっているものを育むことで、初めて生まれるのだと著者は説く。明日から何かが劇的に変わるわけではないけれど、本書はきっと先の見えない人生をそっと照らす道標となる。不世出の哲学者が語りかける、社会を一歩ずつ歩いていくための厳しくも優しい人生論。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    幸福について―人生論―
  • タイトルID
    :
    375861
  • 電子版発売日
    :
    2016年05月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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幸福について―人生論― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    随所に出てくるユーモラスな表現と皮肉の効いた鋭い言葉。面白い。

    哲学者なんて頭の硬いヒトばかりだと思っていた。どうやら、そうでもない様子。
    生きていたならば、ぜひとも直接 教えを乞いたい方だ。

    安全牌を切っていくことこそが、人生の安楽な道と考えてきた私の考えが、あながち間違いではなかったのかも、と感じさせてくれる一面もあった。

    仕事をしていても「手伝ってくれとはいわない。せめて邪魔をしないでくれ」といいたくなることの多い私としては、著者の考えと通じる部分も少なからずあると感じる。

    くり返し、読んでいく一冊となろう。

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    比較的評価が低いように見えますが、とても良かったです。読む年齢にもよるのかと思います。(私はまもなく50になる)若い人に読んでもらいたいと思いますが、自分が若い頃読んだら、何言ってるんだって思ったかもしれない。

    0
    2026年02月07日

    Posted by ブクログ

    大人になるにつれ、幸せについて考えることが増えて、でもそれがうまく言葉で定義できず、哲学者の力を借りようと思い読み始めました。自分の考えてる幸せと答え合わせもできてとても良かったです。重なる部分もあれば、そうかな?と思う部分もあり、読むのに少し時間がかかってしまいましたが個人的にはとても学びがあった本でした^^バイブルとして何度も読み返したい。

    0
    2024年01月12日

    Posted by ブクログ

    中年にもなり、会社生活定年も見える年になると、自分の生きざまを振り返り、哲学に教えを請いたくなるものだ。
    ずいぶん前のWBS スミスの本棚で紹介されていて、その後すぐ購入した。その番組後、この本は注目され一気に注文が殺到したとも聞いた。ずいぶん温めて、読んだもんだ・・・
    さすがは哲学者、どう生きるかを教えてくれる。
    ・幸福になるというのはなるべく不幸にならないということ。大きな不幸がない人は幸福だという。
    ・真の勝者は、名誉を争う諍いで攻撃されたら、無視する。
    ・不合理なことに絶望するのは良くない。後々、問題は再検討を受け、論究の的となり大抵結局正しい判断が下される。
    ・なるべく誰にも腹を立てぬが良い。人の性格は変わらないものだ。
    とは言え、ショウペンハウエルさん、結構偏見じみた考えもしてるのよ・・・
    ・見た目と虚栄に取り憑かれたフランス人 とか
    ・貴族男子が貧しい女性と一緒になると、金、持ち物を持って行かれるだけだからやめた方が良い とか
    老人になると、人生の積み重ねた学びや好色の衰えから、孤独に向き合えるようになる、とか・・・
    時代的には許されないようなコメントもしているけど、それもこれも含め、ちょっと偏屈哲学者が人生語った著として、また読み返したい。

    0
    2023年03月24日

    Posted by ブクログ

     ショーペンハウアーは十九世紀のドイツの哲学者であり『意志と表象としての世界』という浩瀚な哲学書も残している。だが彼の名を世に知らしめたのは『パルエルガ・ウント・パラリポメナ』と題された数々の随想集であった。本書はその中の最大編「処世術箴言(生活の知恵のためのアフォリズム)」の全訳であり、名文家ショーペンハウアーの魅力を余すところなく伝える好著となっている。
     ショーペンハウアーは人生の価値を「人のあり方」「人の有するもの」「人の与える印象」の三つに分け、「人のあり方」に絶対的な価値を置く。「大抵の人が自己の本質そのものよりも、他人の頭脳に映じた自己の本質の映像にむしろ関心をもっている」という皮肉は、現代社会でも充分通用するであろう。そして他人の目を気にしない自己が行き着く場所は必然的に孤独の境地となる。「早くから孤独になじみ、まして孤独を愛するところまできた人は、金鉱を手に入れたようなものだ」とショーペンハウアーは言う。
     主著『意志と表象としての世界』で「意志の否定」を説いたショーペンハウアーが、あるはずのない幸福を求めて人生訓を語っている。妥協の産物に過ぎない本書を鵜呑みにしないよう注意する必要はあるが、決して嘘が書かれているわけではなく、特に「第五章 訓話と金言」はうなずかされることしきりである。
     リズム感あふれる翻訳も素晴らしく、全集版よりもはるかに読みやすい。ショーペンハウアー入門として恰好の書であり、興味を持った読者の手が主著『意志と表象としての世界』へと伸びることを期待したい。

    0
    2019年07月02日

    Posted by ブクログ

    人は不幸になったら急に過去の平凡な日々を憧れる…つまり、何事もなく終わった一日を幸せと思えるかどうか、これがこの本の要点だったと思います。
    視点を変えれば基本的に私たちは幸福な毎日を過ごしていたのですね。

    0
    2016年03月18日

    Posted by ブクログ

    スミスの本棚で本谷有希子が勧めていて
    興味を持って読んだ。
    ショーペンハウアーと言えば哲学者だが
    この本は非常に読みやすい。
    幸福に関する考察はとても的を得ているので
    目から鱗の箇所が多かった。
    彼自身について言えば晩年は幸福ではなかったので、後半は少し陰鬱な感じはあるが多くの事を学べる本。

    0
    2016年03月11日

    Posted by ブクログ

     購入してから随分長い間積読状態だったが、いざ読み始めたらその面白さに一気に読み切ってしまった。
     人生を知り尽くしたとでも言わんばかりの的確な考察が多く、現代でも十分に通用する。とても160年も前に書かれたものとは思えない。曰く『幸福に対する二大敵手が苦痛と退屈』、曰く『他人の意識のなかに起きることなど(中略)どうあってもかまわない性質のもの』などなど。ところどころに現れる毒のある表現にもニヤッとさせられる。
     全体として”一切皆苦”に代表される仏教的な考え方が強いと感じながら読み進めたが、解説を読んでその謎が解けた。
     久しぶりに良書に出会えた。

    0
    2014年05月10日

    Posted by ブクログ

    幸福とはなにか、伝えていることはシンプルだが、シンプルなことほど伝わりにくい。長く丁寧な文章の繰り返しで、筆者の思うことを伝えようとしている。
    随所にあふれるシニカルな表現が心地よい。

    0
    2013年10月06日

    Posted by ブクログ

    新装版で登録したかったのですが
    ISBNが 同じようで古い方で登録です。
    緒言
    人間生来の迷妄たる幸福論をこれから書きます。

    と 始まる幸福論。現在でも 納得できるものが多かったです。
    今回は かなり詳細に読んでメモも作ったんですけど すでに忘れがちです。

    今回は 概要で
    1. 人間の三つの根本規定
    「あり方・有するもの・与える印象」のうち、     幸福を最も左右するのは「あり方」
    2. 人のあり方について
    陽気さ、健康、精神の豊かさなど、幸福の土台は自分自身にある
    3. 人の有するものについて
    財産は安心や自由のために必要だが、幸福そのものではない
    4. 人の与える印象について
    他人からどう見られるかを気にしすぎない。承認よりも自分自身の評価
    5. 訓話と金言
     「では、どう生きればよいのか」という大量の具体的な忠告。
    欲望、孤独、健康、人間関係、感情、災難、運、知恵、勇気……と、かなり幅広い
    6. 年齢の差異
    年齢とともに人生の見え方が変わり、幸福の形も変化する


    旧制高校の学生たちが歌った「デカンショ節」の「デカンショ」は

    デ=デカルト
    カン=カント
    ショ=ショーペンハウアー

    3人の哲学者の名前をつないだもの、とする説があることを初めて知りましたが、ほんとかな

    0
    2026年09月20日

幸福について―人生論― の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    幸福について―人生論―
  • タイトルID
    :
    375861
  • 電子版発売日
    :
    2016年05月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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