塩野七生のレビュー一覧
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あいかわらずの塩野節で、飽きさせない一品。
イスラムの海賊がキリスト教徒に対してどう対したかがよく分かった。ジハードとグエッラ・サンタ、どちらも聖戦と訳すのだなと妙に納得した。トルコがEU加盟を望んでいるが、この本を読んでしまうと、イスラム色を一掃できない限りトルコのEU加盟は無理と思ってしまう。
[private]以下心に残った部分
・情報とは、量が多ければそれをもとにして下す判断もより正確度が増す、とは、全くの誤解である。
情報は、たとえ与えられる量が少なくても、その意味を素早く正確に読み取る能力を持った人の手に渡ったときに、初めて活きる。P.57
・トップを失ったアラブ人の兵士たち -
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【穏やかかつ波高く】地中海を視点の中心に据え,東西に目配せをしながら中世という激動の時代を切り取った作品。秩序が崩壊した世界における歴史ドラマを描き出して行きます。著者は,『ローマ人の物語』等の名作を数々世に送り出している塩野七生。
地理的にも空間的にも隔てられた世界に関する歴史書でありながら,人間の生き様を中心に据えているため,自分のことのように読めてしまうのはさすがに塩野氏の作品ならでは。キリッとしまった警句も読む者をハッとさせてくれますし,身になる読書がどういうものかが体験できるかと。
〜海上からこれらの観光地を眺めるたびに,そして今では,,レストランやナイトクラブに使われていたり -
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カエサルは、歴史上の人物の中でも最も好きな人物である。
以下は、この巻と前巻に記述された「カエサルの思考、行動」について。
・生涯を通じて彼を特徴づけたことの一つは、絶望的な状態になっても、機嫌の良さを失わなかった点である。
→ 楽天的でいられたのも、ゆるぎない自信があったからだ。
・カエサルは、自分の考えに忠実に生きることを自らに課した。
それは、ローマの国体の改造であり、ローマ世界の新秩序の樹立であった。
・失敗の挽回には、二つの方法があるが、カエサルは後者の代表格であった。
1)失敗に帰した事態の改善に努めることで、不利を挽回する人。
2)それはそのままで、ひとま -
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カエサルは、歴史上の人物の中でも最も好きな人物である。
以下は、この巻に記述された「カエサルと女性」について。
・カエサルは女にモテただけでなく、女たちに誰一人からも恨まれなかった。
→ 醜聞は女が怒ったときに生じる。
では、なぜ女を怒るか? 怒るのは傷つけたからであう。
・カエサルは、愛人の存在を誰にも隠さなかった。
→ 公然ならば、女は愛人であっても不満に思わないから。
・カエサルは、次々とモノにした女たちの誰一人とも、決定的には関係を清算しなかった。
→ 愛人関係が切れた後でもカエサルは、彼女らの願いならばかなうように努めた。
・女が何よりも傷つくのは、