塩野七生のレビュー一覧
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ネタバレ恥ずかしながら、皇帝フリードリッヒ2世という人をこの本を読んで初めて知った。
法王vs皇帝
最初の法王、皇帝を御すべく送り込んだ正妻もお目付け役も、結局フリードリッヒの味方になってしまっていたのは皮肉。
子育て
意外なことに、彼のような人でも一人目の育児は思い通りにはいかなかった。況や我々庶民に於いてをや、である。
ところで、他の作品を読んだときにはあまり感じなかったのだが。本作では筆者の文章のクセというか同じような言い回しがちょいちょい出てきて、少し鼻につく。
「〜ならば・・だった」とか「〜笑ってしまう」、特に必要のない「〜のである」など。 -
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十字軍の始まりから終わりまで。
十字軍の概要は知っていたが、それぞれの十字軍がどういった経緯で発足したのか、戦いの中心人物やイスラム側の事情などのディテールを知ることができた。
個人的には第一次が好きだった。リチャード1世で有名な第三次は知っていたが、第一次のボエモンドや司教アデマール、タンクレディなどイェルサレム奪還を成し遂げた人たちのことは知らず裏側を知れた感じがして新鮮だったから。詳細を見ていくと人物もそうだがイスラム側・キリスト側の事情や現地での人々の戦い以外の交流を知ることができ、歴史の教科書に書かれているような単純な出来事ではなかったんだと痛感する。何事もそうだがディテールまで見 -
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チェーザレかっこいい!1500年前後ってことは、織田信長より半世紀ぐらい先輩か。
地続きのヨーロッパ、イタリアの外には強国フランススペイン神聖ローマ帝国。列強の勢力争いに煽られ巻き込まれながら、ローマ法王の御旗をかかげて武力による実効支配を強めたりと、めっちゃ戦国時代。
領主、僭主はどいつもこいつも信用できず現金主義だし、敵と味方がすぐ入れ替わったり影響及ぼしあったり陰謀が入り混じったりしてカオス。
日本で言うなら国盗り物語のようでおもろい。
イタリアの歴史をあまり知らない状態で読んだため、地名と人名がまあ入り混じって大変だったが、地図とにらめっこしながらロマーニャの小さな街を次々攻略して -
Posted by ブクログ
タイトルの通り、コンスタンティノープル(現イスタンブール)の陥落をとてもわかりやすく詳細に書かれている良書の作品。
1000年以上続いた東ローマ帝国の滅亡で地中海は西洋からトルコが支配もあるが大砲を大胆に使用する事で戦争のやり方、城壁の作り方などあらゆる物が大きく動いた時代の転換期であった。
陥落したのは15世紀だが14世紀にも周りの都市が次々と陥落して危機的状況があった。そのトルコ軍の勢いを消しとめた軍勢が東からのモンゴル軍だったという事で上には上があると感心した。
本書はコンスタンティノープル攻撃前の両者の駆け引きも書かれており、圧倒的軍事力の差の中での話し合いは無意味であるという教