塩野七生のレビュー一覧

  • コンスタンティノープルの陥落

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    人みなコンスタンティノープルへ
    絶望的な状況の中でイタリア人達はコンスタンティノープルへ少数ながらも入る。
    それは海洋国家というか島国の域を出ない日本人にはイマイチ分かりにくい感覚でしょう

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    2019年10月15日
  • 神の代理人―塩野七生ルネサンス著作集6―

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    ☆☆☆2019年10月☆☆☆


    ルネサンス期の法王の物語。
    法王は、俗界にかかわりを持たない聖なる存在ではなく、欲望むき出しの人間らしい人間が多い。純粋に信仰心から行うことが、世の中を混乱させてしまう事もあり、なんか滅茶苦茶だ。そんな法王たちの物語。


    「最後の十字軍」 ピオ二世
    「アレッサンドロ六世とサヴォナローラ」 アレッサンドロ六世
    「剣と十字架」 ジュリオ二世
    「ローマ・十六世紀初頭」 レオーネ十世

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    2019年10月14日
  • ロードス島攻防記

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    ネタバレ

    コンスタンチノープルの陥落に続いて、今度はスレイマン1世、ロードス島の攻防。オスマン帝国の最盛期に、大軍の包囲に4か月耐えたヨハネ騎士団の物語。
    戦闘そのもの以上に背景や戦いの準備が丁寧に描かれている。
    ヨハネ騎士団がマルタ騎士団になって、さらに現代にも残っていることに驚き。「マルタの鷹」もここから来たのか。

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    2019年10月06日
  • チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷―塩野七生ルネサンス著作集3―

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    ルネサンス期、初めてイタリア統一の野望をいだいた一人の若者――父である法王アレッサンドロ六世の教会勢力を背景に、弟妹を利用し、妻方の親族フランス王ルイ十二世の全面的援助を受け、自分の王国を創立しようとする。チェーザレ・ボルジアの生涯。

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    2019年09月08日
  • 神の代理人―塩野七生ルネサンス著作集6―

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    教会の権威復活のために十字軍結成に心血を注いだ知識人法王ピオ二世。
    過激な改革を説き、民衆の熱狂的な支持を集めるサヴォナローラと対峙したアレッサンドロ六世。
    教会領再復のため、自ら軍隊を組織し陣頭に立ったジュリオ二世。
    芸術と豪奢を愛し、法王庁の資産を食いつぶしたメディチ家出身のレオーネ十世…。権力の中枢を生きたローマ法王を描き出す

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    2019年09月08日
  • 十字軍物語 第三巻―獅子心王リチャード―(新潮文庫)

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    ☆☆☆2019年9月☆☆☆



    第三次十字軍、いわゆる花の十字軍。
    リチャード獅子心王、フリードリヒ、フィリップら錚々たる顔ぶれ。いきなりフリードリヒが川で溺死してしまい「何やってんだ!」だと思った。それにしてもリチャード獅子心王は格好いい!! こんな人がいたんだな。
    第四次十字軍は、ラテン帝国。中東に向かうはずがコンスタンティノプルを攻略した、これはヴェネツィアの利害による。必ずしも批判しているわけではない。

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    2019年09月07日
  • 十字軍物語 第四巻―十字軍の黄昏―(新潮文庫)

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    十字軍の最後の物語。そしてその後について書かれています。十字軍側の知将とイスラム側の知将が揃い、現代ならばそのまま平和へと至るような結果に導かれていた。それなのに、この時代ならではの不幸がそれを捻じ曲げてしまいます。そしてその時代の宗教的な不幸が、さらに事態を悪化させてしまいます。全てが終わった後に残ったものが何だったのか。時代はそのあと、キリスト教とイスラム教の争いが吹き飛ぶような、激動の時代に入って行くところまで書かれています。
    最後まで、なかなか熱く読ませていただきました。この時代を好きになることができる一冊です。

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    2019年08月28日
  • ロードス島攻防記

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    聖ヨハネ騎士団によるトルコ帝国からロードス島を守る戦いを描いた作品。
    1522年に行われた戦いを主に騎士団側から描いている。
    コンスタンティノープルの陥落と同様に複数人の視点で描かれているが、登場人物が少ないからか本作は読みやすい。
    史実なのでネタバレしても構わない気もするけど、本作品も他の作品と同様に物語性が強いので避けますが、
    ・ロードス島は歴史が古く、気候が良く、バラの花が咲く島
    ・聖ヨハネ騎士団は今も続いている
    ・ほんの少しだけキリスト教的な奇跡の話が盛り込まれている
    十字軍の物語を読んだ人におすすめです。

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    2019年08月22日
  • 日本人へ リーダー篇

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    塩野さんの「ローマ人の物語」を3分の2ほど読み終えたのですが、いつも思うのは歴史から学ぶことは多い、と言うことです。この本は彼女が10年ほど前に書いた著書で、まだ「ローマ人の物語」が完結していない時に書かれたようです。執筆中の心境なども綴られていて興味深いのですが、なんと言っても国の在り方や政治についてなど、国際情勢を交えながら日本のリーダーたちへ物申している内容が、ローマ人の物語で再三取り上げていることに通じているので、やっぱり黙って見ているわけにはいかないのだろうと思ってしまいます。
    私自身もローマ人の物語を読んでいて文章を抜き出していますが、政治家やビジネスマンには必携の書ではと常々思っ

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    2019年08月14日
  • 十字軍物語 第四巻―十字軍の黄昏―(新潮文庫)

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    全8回、200年に及ぶ十字軍と迎え撃つイスラム勢の物語。
    (全4巻を通しての感想です)
    全体的に戦闘ばかりで悲惨なはずだけど、あまり陰鬱な感じはせずに楽しく読めた。
    著者は主に西洋側の文献を参考にしているので、十字軍びいきの感があるが、イスラム側の資料も少し参考にしたらしく、数人のイスラム側の指導者は良く描かれている。

    イスラム勢力が拡大しているのに、キリスト教国家同士が争っているので、時のローマ法王ウルバン2世が争いをやめさせるためにイェルサレム奪還に向けるために「神がそれを望んでおられる」と言って始まった十字軍。
    主なプレーヤーは、ローマ法王、キリスト教国家の王、諸侯、宗教騎士団、イス

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    2019年07月12日
  • コンスタンティノープルの陥落

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    ネタバレ

    元々持っていた本を何年かぶりに再読。少々オスマン帝国の知識を仕入れた後に読んだ。
    千年以上続いたものの、徐々に衰微してきたビザンチン帝国の最後の抵抗の物語。最後には、数に任せた強引なまでのオスマン帝国の攻略に屈する。
    陥落後も生き延びた人物たちの文献を元にして、臨場感のある当時の攻防の様子が生々しく伝わってくる。

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    2019年06月16日
  • コンスタンティノープルの陥落

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    東ローマ帝国の首都として一千年余も栄えたコンスタンティノープル。独自の文化を誇ったこの都も、しかし次第に衰え、15世紀後半には、オスマン・トルコ皇帝マホメッド二世の攻撃の前に、ついにその最期を迎えようとしていた――。地中海に君臨した首都をめぐる、キリスト教世界とイスラム世界との激しい覇権闘争を、豊富な資料を駆使して描く、甘美でスリリングな歴史絵巻。

    栄華をほこったビザンチン帝国も衰退の一途をたどり、
    残すはコンスタンティノープル周辺のみとなり、
    コンスタンティヌス11世を試練が見舞う。
    飛躍著しいトルコではマホメッド2世が勇躍し、
    トルコ帝国の版図を一気に広げていく。
    世界史の大事件であるン

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    2019年05月16日
  • 神の代理人―塩野七生ルネサンス著作集6―

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    教会の権威復活のために十字軍結成に心血を注いだ知識人法王ピオ二世。
    過激な改革を説き、民衆の熱狂的な支持を集めるサヴォナローラと対峙したアレッサンドロ六世。
    教会領再復のため、自ら軍隊を組織し陣頭に立ったジュリオ二世。
    芸術と豪奢を愛し、法王庁の資産を食いつぶしたメディチ家出身のレオーネ十世…。
    権力の中枢を生きたローマ法王の実像を描き出す


    個人的には、アレッサンドロ六世とレオーネ十世が面白かった。
    神の代理人とはいえど、キレイゴトでは何も収まらない。
    そのあたりの徹底した現実主義っぷりが際立ったお二方。
    「ローマ法王」といえど一人の人間。
    その人が生きた時代や国、各々の性格等によって教会

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    2019年05月03日
  • 十字軍物語 第一巻―神がそれを望んでおられる―(新潮文庫)

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    十字軍の始まり
    そして第一回十字軍
    イスラムと欧米との争いの始まりである
    十字軍
    世界史では習ったけど
    十字軍の遠征は失敗の歴史だとばかり
    思ってました
    しかし血なまぐさいですな
    最初は中々進まなかったけど
    中盤から面白く止まらなくなった
    さすが、塩野先生❤️

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    2019年05月02日
  • 十字軍物語 第二巻―イスラムの反撃―(新潮文庫)

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    中世の十字軍の歴史を物語として語られる第2巻。前巻で聖地を獲得したヨーロッパ勢ですが、今回はそれを奪い返されるところまでです。第一回の英雄たちの後を継ぐ者たち。そこまでの輝きはないながらも、イスラムという敵の只中に居ることで苦労しながらの人生を避けることができません。平時ならば優秀だろう指導者ですが、今回はイスラム側に英雄が現れてしまい、それによって中東を追われてしまうことになります。
    歴史とは、ダイナミックなものに見えますが、一人一人の物語の中で出来上がっていくものなのだということを感じながら、一気に読み上げることができました。

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    2019年04月27日
  • 十字軍物語 第一巻―神がそれを望んでおられる―(新潮文庫)

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    キリスト教の西欧が、イスラムの地になっている聖地イェルサレムを奪還する第一回十字軍の過程が書かれています。これから始まる十字軍の物語の第一回。そのヨーロッパ側の主要人物を中心に物語は書かれています。戦争の連続の中で、それぞれの思惑を、魅力的な人物像と相待って、非常に面白く読ませていただきました。
    宗教を掲げてはいるものの、欲や名誉といった一筋縄ではいかない人間の性があるも、共通の目的の元、着実にイェルサレムを目指し、最後にはたどり着く。そしてそのあとどうなったのか。どうなっていくのか。これからの物語が楽しみです。

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    2019年04月20日
  • 愛の年代記

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    かくも激しく美しく恋に身をこがし、生きて愛して死んだ女たち――歴史資料の片隅に、わずかに残されたその華麗な生の証しをもとに、欲望・権謀の渦巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、《恋の歓び、哀しみ、憤り》など、さまざまな愛のかたちを抽出する。『大公妃ビアンカ・カペッロの回想録』『ドン・ジュリオの悲劇』など、胸ときめく恋の物語9編を収録。


    「ルネサンスの女たち」よりも少し前の時期が舞台かな。
    当時、女性が愛に生きることはほぼ不可能であり、愛を貫くことによる代償がとてつもなく大きかった時代の、愛の短編集。
    この作品の中で、「大公妃ビアンカ・カペッロの回想録」と「女法王ジョヴァンナ」が特に

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    2019年03月31日
  • 十字軍物語 第四巻―十字軍の黄昏―(新潮文庫)

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    ルイもフィリップも、フランス王はゲスだ…
    聖王も美男王も、これはひどい。
    第6次のフリードリヒ、個人的にはすごくいいと思うけど、評価低いのね。所詮無神論者では捉えが違うのでしょうね。

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    2019年03月20日
  • 十字軍物語 第三巻―獅子心王リチャード―(新潮文庫)

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    サラディンの弟のアラディールが素敵。
    リチャードが案外いいかげん(笑)
    ヴェネツィア共和国の深謀遠慮がなかなか。

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    2019年03月20日
  • 十字軍物語 第二巻―イスラムの反撃―(新潮文庫)

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    時代は映画・キングダムオブヘブンのあたり。
    ボードワン4世が素敵。あとイベリンとサラディン。
    ヴェネツィア共和国もちょいちょいおいしい。
    有名な聖堂騎士団、聖ヨハネ騎士団が出てくる!
    あと山の老人も出てくる!ゲーム・アサシンクリードの部隊。
    一神教ってどうにも融通が利かないねえ。絶対正しいものなど存在しない。

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    2019年03月07日