塩野七生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
塩野七生 「 ローマ人の物語 」 賢帝3人が平和なローマ世界を樹立した巻。著者は 3賢帝の安全保障策、属州統治策、インフラ整備策に 賢帝たる理由を 見出している
トライアヌス が平和の基盤を作り、ハドリアヌス が平和のために改革をして、アントニヌスピウス が 平和なローマ世界を定着させた
平和は最上の価値
*平和は 理想ではなく現世で享受すべき利益→経済的繁栄
*抑止力としての軍事力は必要→戦争は怖れるべきでない、だが こちらから挑発すべきでもない
*安全の保証→食の保証
*パックスロマーナの成功=外的排除+内紛防止
ローマ世界は一つの大きな家
*ローマ世界は 異民族、異文化が混ざり合っ -
Posted by ブクログ
塩野七生 「ローマ人の物語」最終巻 テオドシウスからのローマ帝国滅亡まで。
ローマ帝国が 何を失って滅亡したのかを伝えている
著者の最後の言葉〜地中海の役割の変化〜が印象的
「多民族、多宗教のローマ帝国にとって、地中海は内海(つなぐ海)であったが、地中海が、つなぐ海でなく、異なる宗教や文明をへだてる境界に変わったとき ローマ世界は終わった」
カエサルやアウグストゥスと比較すると ローマ帝国末期は皇帝の資質が低い。キリスト教の王権神授説により、人意でなく 神意で 皇帝を決めたことが 資質の低さとなり、市民の参政意識や国家防衛の士気は薄れた原因とする論調
ローマ帝国隆盛時にローマ市民が持っ